こびとNo.7751 キヤノン

あなたに配当金を届ける素敵なこびと株「キヤノン」を紹介します!

かのん
ぐろーばるえくせれんと!

キヤノンの配当金は期待できる?要点だけ知りたい!

こびと概要

かのん
米国特許取得件数は12年連続で日本一なの。世界全体で見ても3位だよ。すごいでしょ。
項目名内容
本名キヤノン
誕生月1937年8月
仕事の内容カメラ、プリンター、複写機、半導体装置等の製造・販売
配当献上月8月(予定)
3月(予定)
特徴【グローバル化と多角化に強み】
・売上高約3.8兆円
 アメリカ3割、ヨーロッパ3割、アジア/オセアニア4割
・世界シェア第1位
 デジタルカメラ、レーザープリンタ
・世界シェア第2位
 複写機、インクジェットプリンタ、半導体露光装置、FPD露光装置
【高い技術力】
・米国特許登録件数世界第3位
主なリスク・主要市場の経済環境の変化
・金利、為替リスク(円高で悪影響、円安で追い風)
・原材料価格の変化

重要項目No.1:投資効率

「投資額の何%の配当金を得られるか?」

株価の下落リスクは低いか?」

以上2点を確認します。

かのん
配当金たくさんあげられるように頑張るからね~

配当利回り 4.03%

PBR  1.50倍

(※いずれも2017年5月1日の終値ベース)

 

重要項目No.2:配当姿勢

「オーナーに対する配当をどのように考えているか?」を確認します。

かのん
安定的・積極的に利益還元するよ。28年間、減配してないのが自慢だよ。

中期的な利益見通しに加え、将来の投資計画やキャッシュ・フローなどを総合的に勘案し、配当を中心に、安定的かつ積極的な利益還元に取り組むことを基本方針としております。

当期は、東芝メディカルシステムズ株式会社の全普通株式の取得など、将来の成長に備えた大型投資を行ったものの、 収益性やキャッシュ・フロー重視の経営により製品力や財務体質の強化を図ることで、引き続き堅固な財務体質を維持す ることができました。このような状況に鑑み、安定的かつ積極的な株主還元を実現するため、当期の年間配当金につきま しては、前期と同じ150円(中間配当金は支払済みの75円、期末配当金は75円)といたしました

(出典:「2016年12月期 キヤノン有価証券報告書」の「配当政策」より一部修正・抜粋)

かのんちゃんのすごいところは、29年間一度も減配していないところです。もう、何も言うことがないレベルの働き者です。こちらのグラフをご覧下さい。

(出典:キヤノンHP 投資家向け情報「Q8株主還元についての考え方は?」)

ちなみに、かのんちゃんは、スタンダード・アンド・プアーズという格付け会社から日本国債より高い評価を受けているAA評価のこびとです。すごいです。

重要項目No.3:配当継続力

「最近の配当実績と同水準の配当を何年間継続できるか?」を確認します。

かのん
最近はキャッシュがくるしいの。でもがんばるからね!

20.4年(調整後利益剰余金ベース)

#NA(修正ネットキャッシュベース)

修正ネットキャッシュベースの配当継続力が「#NA」になっているのは、値がマイナスになってしまったからです。「現預金+短期投資ー有利子負債ー期末配当総額」で計算する修正ネットキャッシュは、今回の決算でマイナスになってしまったのです。

キャッシュを持たない会社が配当を継続することは、現実的ではありません。かのんちゃん、かなり苦しい局面を迎えています。

 

以上、こびと概要と3つの重要項目をチェックしてきました。

このこびと株に興味を持った!」という方は、以下「もっと詳しく知りたい!」をご覧になって下さい。配当に関連する主要情報について、さらに詳細なデータを記載してあります。

キヤノンをもっと詳しく知りたい!

主要財務情報(直近10年)

(1)損益計算書・貸借対照表関係

一覧表(Excel Onlineのデータを表示します)

【筆者3点コメント】

①一貫して安定した財務体質。自己資本比率・流動比率ともに安定的に良好で、安心して見守ることができるこびと株です。

②技術を背景とした高い営業利益率(10年間平均で10.2%)。

株式時価総額日本国内16位、従業員数約19万人、総資産4兆円超の、押しも押されぬ大企業(2015年末現在)。

日本の雇用者数は約5,722万人(出典:総務省統計局労働力調査平成28年8月分)です。つまり、キヤノンの従業員数の19万人という人数は、日本の雇用者数の0.3%という規模なのです。(実際には、キヤノンの従業員数はアメリカ、アジア、ヨーロッパなど世界各地にいます。)

また、ラトビアのGDPは2014年時点で320億ドル(出典:外務省-ラトビア基礎データ)です。2014年末の為替レートは、1ドル120.5円ほどなので、キヤノンの総資産の4兆円という金額は、ラトビアのGDPと同規模といえます。

財務安全性が高く、利益率のよい巨大企業、キヤノン。今後は「今の姿とは全く違う新しいキヤノンへと変革」(出典:キヤノン株式会社2016年経営方針説明会資料)していくと宣言しています。財務安全性や利益率を維持していけると判断するかどうかが、このこびと株の評価の分かれ目になるのかもしれません。

(2)キャッシュフロー関係

一覧表(Excel Onlineのデータを表示します)

【筆者3点コメント】

①過去9年間一貫して、プラスの営業C/F、マイナスの投資C/F・財務C/F
投資C/Fマイナスの主因は、毎期2,000~5,000億円程度の固定資産取得。(ただし2015年12月期のみは、投資による支払額(アクシス社の買収など)が主因)。財務C/Fマイナスの主因は配当金の支払。

②2015年12月末のキャッシュ残高は6,336億円で前年の75%程度。アクシス社の買収などの影響で、手元が少し苦しくなったかな、という印象です。

③2015年12月期の年間配当金150円をベースにすると、配当総額は約1,600億円。2015年12月期のFCF211億円では賄うことができません。投資の金額をコントロールしつつ、営業C/Fを維持・改善させていけるかどうかが、重要になってくるでしょう。

直近10年の株価推移


直近10年の最安値は2,115円(2013年)です。最高値は7,450円(2007年)です。なんと3.5倍!ちなみにキヤノンの総資産は、10年間変わらず4~4.5兆円前後です。それでも株価は、こんなにも動くのです。
配当利回りやPBRをにらみつつ、高すぎない価格での取得を心掛けたいものですね。

こびとの過去のつぶやき

こびと目線での決算速報・IR解説記事などを、時系列で読み返すことができます。

過去の決算速報・IR解説はコチラ(2016年10月~現在分)

ゆるゆるピックアップ!

canon-logo観音様の御慈悲にあやかり世界で最高のカメラを創る夢を実現したい
(出典:キヤノン株式会社HP キヤノンロゴ

「KWANNON」と名付けられたカメラの最初の試作機には、こんな願いが込められ、こんなロゴが使われていたそうです。
観音→Canon…!
かのんちゃんが観音さまだったなんて…!!

(最終更新日:2017年5月1日)