サラリーマンを辞めるということは低リスクの”優良セグメント”を手放すということ

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こんにちは、シーウィード@こびとが見える経理マンです。

サラリーマン、辞めたいと思ってる人は多いんじゃないでしょうか。

朝、満員電車でぎゅうぎゅう詰めになっているときに「まだ東京で消耗してるの?」という声が聞こえることがあるんですよ。多分、なんとなくですけど、直感的には高知の方からだと思います。私もそういうときにふと辞めたくなる瞬間があります。

でもちょっとお待ち下さい。サラリーマンって、優良セグメントなんです。

 

サラリーマンは優良セグメント

株式投資をするときって、財務諸表を確認しますよね。売上とか利益とか。サマリー部分しか見ていないと分からないのですが、大抵の場合、売上高や利益には「セグメント」という内訳があります。

例えば、キヤノンの場合は3つのセグメントがあります。

財務分析をするときは、セグメント別に見るのが基本です。なぜなら、セグメントによって利益構造や事業の安定度が全く異なるからです。

さて、当ブログのコンセプトである「4つの財布」について考えてみます。

  1. 給与
  2. 配当
  3. 不動産
  4. ブログ

「自分はただのサラリーマン」という視点を変えて、自分がこの4つの事業を営む会社の経営者になったつもりになって話を進めます。この4つのセグメントについて、利益構造や安定度について付記してみますと

  1. 給与:ローリスク・ミドルリターン。毎期必ず増収、安定した成長性
  2. 配当:ミドルリスク・ミドルリターン。必ずしも成長するとは限らない
  3. 家賃収入:ミドルリスク・ミドルリターン。何もしなければ基本的にマイナス成長
  4. ブログ収入:ローリスク・??リターン。不安定、成長性は未知数。

※リスクとリターンの大きさはイメージ

こうやって見てみると、やっぱりサラリーマン稼業というのはリスクが低い割に経済的な見返りのバランスは良いです(時間の切り売りですが)。特に、年功序列を前提とする限り、たとえ少額であっても毎期必ず増収し、安定して成長し続けるというのですから非常に魅力的です。

”額”も”率”も人によって全く異なりますが、基本的には毎期プラス成長という意味では、サラリーマンの収入推移はまるでニトリを彷彿とさせるグラフになりますね。

4つのセグメントの中で、中長期的に「ほっといても必ず成長する」というセグメントはサラリーマン稼業だけです。これぞまさに昭和の遺産であり、現代に生きるジャパニーズサラリーマンの特権と言えるかもしれません。

日本人から見ると、成果主義の外資系はすごい!あれを目指すべき!という意見もあるようですが、一方で海外のビジネスマンから見ると雇用の安定している日本企業が目指すべき姿であったりもするようで、やはり一概にどちらが良いとかは言えません。

ただ、経済環境が目まぐるしく変化する現代にあっては、長期雇用を前提とした年功序列は維持するのが難しいのも事実です。サラリーマンは中長期の安定成長セグメント!なんて段々と言ってられなくなる気がしますね。すでにその兆しも見えているようです…

 

銀行「サラリーマンになら金を貸せる」

さて、考えてみれば、日本のサラリーマン稼業が優良セグメントであるということを最もよく理解しているのは銀行です。金を貸す側に立てば分かりますよね。

だって、安定的でプラス成長が確約されているセグメントなんて、そんな素晴らしい投資先なかなか見つからないと思いませんか。法人融資の担当に「そういう投資先(企業・事業)があったら融資したいですか?」って聞いてみましょう。『是非喜んで!』って答えると思いますよ。

もしできることなら、お金を貸すだけじゃなくて、株式を購入してオーナーになりたいぐらいじゃないでしょうか。

私が今実際に保有している株式のうち、「安定的でプラス成長が確約されているセグメント」を有する企業なんてありません。優秀なこびと株達でさえ、そんなに素晴らしいセグメントを持っていないのです。彼らは常に不確実な未来に晒されています。

低成長とは言え、成長がある程度約束されているって本当に稀有な状態なんです。

 

4つの財布において、それぞれの所得は利益構造・特徴が異なっており相乗効果/補完関係がある

サラリーマンが辛いのは、詰まるところサラリーマン生活に依存してしまっているからです。その依存生活から抜け出すためにも「辞める」という選択肢はアリでしょう。しかし、辞める前にサラリーマン生活を控え目にしてみるという選択肢もあります。

  • 残業はしない
  • 役職以上の仕事はしない/責任は負わない
  • 有給はすべて使う

ここで書いたことは、会社側から咎められて減給や解雇を言い渡されるようなことではありません。就業時間中は、堂々と立ち振る舞えば良いと思います。

そして、新しく生まれた時間で、趣味に没頭したり、ゆっくり休んだりして、もし体力・気力が回復したら是非他の3つの財布を育てていきたいところです。配当金も不動産も、安定サラリーがあればリスクをおさえつつのんびりと構築することが可能です。

利益構造・安定度が違う4セグメントですから、お互いに補完関係をもってうまく機能してくれるはずです。

うちの職場でも「辞めたい~、辞めたい~」と言っている同僚がいますが、サラリーマン稼業という優良セグメントを捨てるのは、サラリーマンに投入する時間を減らして他のことを頑張ってみてからでも遅くはないんじゃないでしょうか。

 

サラリーマンセグメントは保険つき!

言い忘れましたが、4つのセグメントのうち最も強力な保険がかかっているセグメントがサラリーマンセグメントです。別なセグメントでこれらの保険をかけようとすると結構負担が大きいです。

  • 年金保険
  • 健康保険
  • 労災保険etc..

企業が結構なコストを負担してくれてますからね。厚生年金は労使折半ですし、企業によっては様々な福利厚生が保障されています。企業年金があるところは嬉しいですよね。健康保険に関しては独自の健保組合を持っているところだと高額療養費などに対する追加補助も手厚いです。社員に団体生命保険をかけてくれているところまであります。

上場企業顔負けの福利厚生を保障している中小企業もありますし(そういう特集、よく見かけますよね)、制度はあるのに社員が知らないだけという場合もよくあります。いざ色々な制度について調べてみると、「これ、金銭換算したらいくらの価値になるんだ?」という感じです。

株で失敗しても、不動産で失敗しても、事業で失敗しても、誰も助けてはくれません。しかし、サラリーマンは労働法などによっても強力に守られていますから、身分保障の観点から言ってもこのセグメントの堅牢さはやはり特筆に値するでしょう。

 

まとめ

  1. サラリーマンは、低成長ながらも成長が確約されている優良セグメント
  2. サラリーマンは、豊富な保険・身分保障がかけられた堅牢なセグメント

もしサラリーマン生活が辛いのならば、まずは「サラリーマンでいる時間」を減らしてみるのはいかがでしょうか。幸い、サラリーマンでいる時間を減らしたところで、上の2つの特徴は損なわれません。基本的には残業代が減るだけです。

ここ最近ブラック企業が派手にやらかしているおかげで、世論としてはワークライフバランスを重視する方向に流れてきていると思います。サラリーマンの時間を減らしたい人には追い風が吹いていると言っても良いのではないでしょうか。

時間を減らしたって辛いものは辛い!ということであれば、思い切ってこのセグメントを捨てて進路変更するときかもしれません。周りがどうこうというより自分の性格に合った働き方を見つけられるまで、諦めずに試行錯誤していきたいですね。

幸い、私は今のところ働きやすいと思える環境に居ますが、上司が変わればどうなるか分かりません…安定しているようで、実のところ安定していない。世の中楽ではないですね~。

最後に主張がボヤけてしまいました。

それではまたっ!

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ABOUTこの記事をかいた人

シーウィード

こびと株.comのボス(役割:投資対象の選定)。「お金の話」と「健康」をこよなく愛するアラサーリーマン。一部上場企業の経理/財務部で財務諸表を作成している会計職人。40歳時点で、給与以外の収入(配当/不動産/サイト運営)を月額20万円にすることを目標に活動中。187cmの大男。