なぜ自分の投資がうまくいくと思うのか?投資の適合性を確認してみよう。

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こんにちは、シーウィード@こびとが見える経理マンです。最近、こびと見かけないですけどね!株価が高すぎて配当利回りが残念なことに…

さて、私は証券アナリスト2次試験に向けて勉強している最中なのですが、試験科目の1つに「職業倫理」というやつがあるのですね。

職業倫理というのは「証券アナリストたるもの、こうあらねばならぬ!」という、アナリストとしての行動規範を示したものなのですが、これ、個人投資家にも役に立ちそうなことが書いてあるんです。今日は、これをご紹介させて頂きます!

 

職業行為基準4 投資の適合性の確認

ご紹介したいのは、コレ。「投資の適合性の確認」です。

「職業行為基準」に書いてあることを、追いかけてみます。

会員は、投資情報の提供、投資推奨または投資管理を行う場合には、次の事項を守らなければならない。

会員というのは、証券アナリストのことです。

証券アナリストが、「顧客に対して投資情報の提供をしたり、あれを買った方が良いとかあれは売った方が良いなどの推奨を行ったり(投資推奨)、顧客に代わって株式等を売買したりする(投資管理)」場合には次の事項を守って下さい、と言っています。

 

3つあります。

 

①財務状況、投資経験、投資目的の確認

顧客の財務状況、投資経験、投資目的を十分に確認すること。また、必要に応じてこれらの情報を更新(最低でも年1回以上)すること。

顧客に関して、次の3つを確認してくださいと言っています。

  1. 財務状況
  2. 投資経験
  3. 投資目的

そして、これらを最低でも年1回以上更新してくださいと。

カンの良い方は既にお分かりのことと思いますが、この「投資の適合性の確認」というのは「顧客保護」の規定です。お客さんに投資商品を勧める際は、お客さんの状況を良く確認して、目的に見合った投資を提案して下さいねということです。

さて、この規定。裏を返せば、独力で市場に立ち向かう個人投資家は自分自身でこれらのことを確認しなければいけないということです。

投資の適合性を確認せずに市場で取引を行うのは大変危険です。銀行マンや証券マンに、「財務状況」や「投資目的」を確認されずに、グイグイと投資商品を勧められたら、不信感を抱きませんか?

おいおい、テキトーに投資商品勧めんなよ!もっと俺の状況確認しろよ!

って。

ところが、人を介さずに自力で投資を行う際は、なぜかこういったことが見逃されがちなのですね。自分で自分をだます人もいないし、盲点になりがちなのです。自分のことは自分が一番分かると安心しているかも知れませんが、やはり重要なことは書き出して確認してみるべきです。

例えば、私の場合を例に取りますと

1.財務状況

  • 現預金約700万円
  • 有価証券約400万円
  • 住宅取得済(ローン返済月4.9万円)
  • 年間約250万円のペースで貯蓄可能

2.投資経験

  • 株式投資3年目
  • 企業の経理・財務部で9年間財務諸表を作成
  • 有価証券報告書や決算短信の作成担当をしつつ、他社開示資料を年間1,000近く閲覧

3.投資目的の確認

中間目標:40歳までに年間配当50万円

 

こんな感じです。

そして、これらの情報は最低でも年1回更新しないと、投資の適合性が担保されません。

この情報を前提として、次の確認事項へと進みます。ここを確認せずに、投資ステップへと進むことはありえません。

これを書きだした時点で、「身の丈に合わないポートフォリオ」を組んでいるかもと気づく方がいるかも知れません。

 

②投資目的に最も適合する投資が行われるよう配慮

顧客の状況、ニーズ、投資対象およびポートフォリオ全体の基本的特徴など関連する要素を十分に考慮して、投資情報の提供、投資推奨または投資管理の適合性と妥当性を検討し、顧客の投資目的に最も適合する投資が行われるよう常に配慮すること。

ポートフォリオが、投資目的に適合するように配慮しましょうと言っています。

具体的には、①の確認事項(財務状況投資経験投資目的)を踏まえたうえで、期待収益率とリスク許容度を明確にしてポートフォリオを構築しましょうということです。

  • 年間何%の利益が欲しいのか?5%か?10%か?
  • どれくらいのリスクを許容することができるのか?ポートフォリオの価格が半分になっても大丈夫か?etc…

目標利回りについては、開示されている個人投資家の方が多い印象を受けますが、リスク許容度がどれほどかというのは、あまり見受けないですね。

 

ちなみに、私は年3.75%(税引前)の利回りを期待しています。

リスク許容度については、さしあたり「40歳の時点で投資元本が割れていなければいい」という程度です。今(31歳)から9年間では別にいくらになっててもいいやという感じです。こんな感覚をリスク許容度という言葉で示してよいかどうかは分かりませんが(笑)

 

期待収益率だけではなく、リスク許容度についても是非あらためて自問・明文化してみて下さい。リスク許容度の明文化は、有事の際の助けとなるはずです。想定内の事態であれば何も気にせず、もし想定外の事態が起きたら、当初計画のどこに問題があったのか立ち返り、反省材料とすれば良いだけですからね。

 

③ポートフォリオ構築の基本的原則や重大な変更を開示

次の事項を顧客に開示すること。
a.投資対象の選定またはポートフォリオの構築を行う際に適用する基本的原則と手法およびこれらについての重大な変更 b.個々の投資対象の基本的特徴

まずaについてですが、ポートフォリオ構築の際のルールや、そのルールの変更について開示しましょうということですね。

仮に、ポートフォリオ構築の際に「株式〇割、債券〇割、投信〇割」と決めたとします。それが、②で確認した期待収益率・リスク許容度と整合しているのかどうか確認する必要があります。

そして、これらの割合を変更するような場合には、なぜ変更が必要なのか?その妥当性についてよく検討しなくてはいけません。リバランスは当初定めた割合に戻すために行いますが、ここで言っている重大な変更というのは、割合そのものの変更を指しています。

bについては、そのままですね。ポートフォリオに組み入れた投資対象(株とか債券とか)の性格をきちんと理解しましょうということです。

 

さて、ややこしくなってきたので、見方を変えてみます。この質問に答えて、投資の適合性を確認してみて下さい。

質問!

今、ご自分で組まれているポートフォリオ。それと全くおなじポートフォリオを、第三者から「あなたに最も適合したポートフォリオはこれです」といって差し出されたら、理解・納得できますか?

理解・納得できるのであれば、あなたのポートフォリオは投資の適合性が満たされている可能性が高いです。

一方、「セクターの比率、おかしくない?」「あれ…?なんでこの銘柄が入ってるの?」とか「この金融商品、特徴がよく分からないんだけど」というものが混じっていれば、投資の適合性が満たされていない可能性が高いです。

いつの間にか、「バカの株式投資」になってしまっている可能性があります。

バカの株式投資

「俺たちは雰囲気で株をやっている…」

(出典:バカが考えた株の漫画

 

これはダメです(当たり前)

第三者から提示されても、ご自身で納得できるレベルのポートフォリオなのか、あらためて確認してみて下さい。もし納得できないのであれば、どこをどうすれば納得できるのか?そこを考えるとより理想的なポートフォリオに近づくと思います。

 

まとめ

  • 「投資の適合性」というのは、プロが「顧客(投資家)保護」のために確認すべき事項
  • しかし、独力で市場に立ち向かう個人投資家は自ら「投資の適合性」を確認する必要がある
  • 「投資の適合性」を担保するために、次の事項を明確にすること
  1. 財務状況、投資経験、投資目的
  2. 期待利回りとリスク許容度
  3. ポートフォリオ構築の基本ルールと組み込まれた投資商品の基本的性格

以上です。

証券アナリストの職業行為基準を参考に、ご自分の投資の適合性を確認してみましょうというお話でした!私もまだまだ新米投資家ですが、基本に忠実に、資金管理を中心に据えた堅実な投資を心がけていきたいと思います。

 

それではまたっ!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

シーウィード

こびと株.comのボス(役割:投資対象の選定)。「お金の話」と「健康」をこよなく愛するアラサーリーマン。一部上場企業の経理部で財務諸表を作成している会計職人。40歳時点で、給与以外の収入(配当/不動産/サイト運営)を月額20万円にすることを目標に活動中。187cmの大男。