【ブログ】ディフェンシブ銘柄とはなんだったのか

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こんにちは、シーウィード@こびとが見える経理マンです。

実際に投資をやり始めると

  • 書籍で学んだことと現実が乖離していることがある

ということに気がつきます。

株式と債券は逆の値動きをするよ~なんてのはその典型です。

丁寧な書籍であれば「必ずしもそうとは限らない」ということについて言及してくれているのですが、初心者向けの入門本ほど「株式と債券は負の相関である」ってサラっと書いて終わりにしちゃってるんですよね。

正解は「時と場合による」です。正の相関だったり負の相関だったりマチマチです。参考までに、GPIFが公表している過去20年の各アセットクラスの相関係数はこんな感じになっています(2015年時点)

※国内債券と国内株式は負の相関、外国株式と外国債券は正の相関

また、「債券はポートフォリオのリスクを低減させる」という感覚はある種の常識だと思うのですが、一方でバフェットさんはこんなことを言っています。

同氏は書簡で「年金基金や大学寄付金、貯蓄志向の個人など長期的な展望を持つ投資家が、ポートフォリオにおける株式に対する債券の比率で投資『リスク』を測定するのは大変な間違いだ」と述べ、「投資ポートフォリオでは高格付け債がリスクを高めることが多い」と指摘した。

(出典:Bloomberg バフェット氏:安全に見える債券は危険伴う可能性-株主宛て書簡

(書簡の全体を読んだワケではないので、どういう意図・理屈なのかは分かりかねるのですが…)

 

さて、上記の話題と同様に「え~そうなの~?」と思ったことの1つがコレです。

  • ディフェンシブ銘柄は下げる時は普通に下げる

ディフェンシブ銘柄って、「暴落相場でも市場平均より持ち堪える」みたいなイメージありませんか?全体は▲10%も下げたのに、ディフェンシブ銘柄は▲5%しか下げなかったぞ!みたいな。

ちなみに、ディフェンシブ銘柄の定義について調べてみるとこんな感じになっています。

防御的な、という意味。景気の変動の影響を受けにくく、業績が安定している業種をディフェンシブ関連と称し、それに属する銘柄をディフェンシブ銘柄という。

具体的には、生活必需品である食品や医薬品、社会インフラである電力・ガスや鉄道、通信といった業種を指す。

(出典:株探)

 

  • 電気、ガス
  • 食料品
  • くすり
  • 交通機関

これらに関連した銘柄がディフェンシブ銘柄に当たります。景気が悪いからと言って、利用しない事はない銘柄たちです。安定的な業種で、売買も安定しています。

つまり、急騰することもありませんが、急落することもありません。

(出典:初心者の株式投資道場)

 

ディフェンシブ銘柄とは、不況の時や日経平均株価が下がり続ける状況でも、値下がり率が低い「底堅い動き」をする銘柄のことを言います。

(出典:1億人の投資術)

「ディフェンシブ」っていう名前のイメージから、株式のなかでもまるで債券みたいな動きをするんじゃないかと期待を持たせますよね。

この楽天証券のコラムでは、景気敏感株を「攻めの銘柄」、ディフェンシブ業種の銘柄を「守りの銘柄」として分散投資しようと言っています。うーむ、やっぱり手堅い値動きをしそうです。

ところが、実際はこんなに単純にはいきません。

具体的に見てみます。

日経暴落前の1月末~現時点までのチャート(日経・TOPIX)はこんな感じです。

この期間における「ディフェンシブ業界の大企業」と「日経平均」の値動きを比較してみるとこんな感じなりました。

 1月末終値3月19日終値差額下落率
日経平均23,09821,481▲1,617▲7.0%
医薬(武田薬品)6,4155,561▲854▲13.3%
食品(JT)3,6122,979▲633▲17.5%
電力(関西電力)1,3541,281▲73▲5,4%
鉄道(JR東)10,8459,718▲1,127▲10.4%

もちろん、銘柄によってはちゃんとディフェンシブ的な働き方をしているモノもあります。セクター全体で見ると…どうなんでしょうね

ただ、全33業種の銘柄一覧からディフェンシブ業界の銘柄の値動きを見てもらえれば分かりますが、日経(TOPIX)に逆らう動きをしている銘柄と釣られて暴落している銘柄の数は感覚的にはドッコイドッコイといった感じです。

サボってるやつが結構いるのです。

 

ちょっと男子!ちゃんとディフェンスしてよ!

 

ディフェンシブ銘柄とはなんだったのか?

下げるときは一緒に下げるけど、上げにはついていけない地味なやつ。僕のなかではそういう定義に変わっております。

まぁこれも結論は「時と場合による」んでしょうけどね(補足:ディフェンシブ銘柄の定義をよくよく見てみると、業績が安定していると言っているだけで、株価が安定するとまでは言ってないものもあります。)

株式に投資する以上、マーケットリスクからは逃れられません。ディフェンシブ銘柄に投資しておけばポートフォリオの下落耐性を高められるなんて、そう単純ではないということです。

リスク管理は奥が深い!
  1. 債券を入れておけばリスクを低減できるとは限らない
  2. ディフェンシブ銘柄なら下落局面で被害を小さくできるとは限らない

相場の世界にいればいるほど、経験値が溜まっていくんでしょうね。こういう経験をもとに、ポートフォリオが徐々に適正なリスクバランスに落ち着いていくのでしょう。

投資の世界はどこまでいっても自己責任ですから、自分のアタマで自分のリスクをきっちりコントロールできるよう精進したいと思います。

それではまたっ!

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ABOUTこの記事をかいた人

シーウィード

こびと株.comのボス(役割:投資対象の選定)。お金の話と健康をこよなく愛するアラサーリーマン。一部上場企業の経理/財務部で財務諸表を作成している会計の専門家(日商1級・証券アナリスト)。40歳時点で給与以外の収入(配当/不動産/サイト運営)を月額20万円にすることを目標に活動中。187cmの大男。