【ブログ】「一生のうちに稼ぎたいお金の額を決めなさい」というアドバイスについて

スポンサーリンク

こんにちは、シーウィード@こびとが見える経理マンです。

マネー本は、ざっくり次の2つに分類できます。

  • 具体的なお金の守り方・増やし方について解説している「実務的・実践的な本
  • お金との付き合い方について解説している「感性に働きかける本

前者では、節約術やインデックス運用・アクティブ運用、株式や債券の特徴、銘柄選定方法など具体的な投資手法について述べられています。

一方、後者では「お金の歴史を知ろう」「お金は天下のまわりもの」「お金は感謝して使いましょう」といった、お金と健全に付き合うための姿勢について述べられています。

「ユダヤ人の大富豪の教え」で有名な本田健氏の書籍はコッチのものが多いですね。知性とか感性とかがキーワード。

kindleだと400~500円ちょいぐらいなので、実務本しか読んだことのない人はおすすめです。目から鱗な記述がたくさんあります。

さて、このような「お金との付き合い方」系の本を読んでいると、割とよく見かけるのがこのアドバイスです。

一生のうちに稼ぎたいお金の金額を決めなさい。

人間は放っておくと際限なくお金を求めてしまう欲深い生き物なので、上限を作ってしまいましょうというお話なんでしょうか。色々とツッコミたいことはあるのですが、とりあえず言われた通り計算してみたいと思います。

試しに、ざっくり今の生活費から「一生のうちに稼ぎたいお金の金額」計算してみましょう。公的年金が受給開始になる65歳までのシミュレーションでやってみます。

シミュレーション
  • 年間生活費 25万円×12ヶ月=300万円
  • 65歳までの生活費=33年×300万円=9,900万円 ①
  • 子ども(1人)の養育・教育費=3,200万円 ②
  • ①+②=1億3,100万円 ③
  • ③を税引前に割り戻し→1億6,500万円

というわけで、とりあえず額面で1億6千万円ちょっと稼げれば、今の暮らしを維持したまま子供を1人育て上げて、年金生活に入れるということになります。

今の会社で65歳まで働くと額面で2億3,000万稼げる見込み(退職金含まず)です。65歳まで働く前提だと、6,500万円の剰余金が発生することになります。かなり余裕がありますね。

1億6,500万円稼いだ時点で働くのを辞めるとすると、53歳で退職可能です。

 

うーん、めちゃくちゃピンとこない。

 

稼ぎたい額を生活費から計算しても何の示唆もないですね。だから何?状態です。

もし上記のシミュレーションで「労働だけではお金が足りない(稼ぎたい額に届かない)」のなら、そのぶんは「投資で埋め合わせましょう」みたいな話になるんでしょうかね。

お金なんてあって困るものじゃないので、どんな状況でも余資を作って金融資本を蓄えていった方が良いと思うんですが…それが欲深い世界のループにハマってしまうのだろうか。

とにもかくにも、こういうシミュレーションをやって、「そうか~、僕は一生のうちに〇〇円稼げば良いんだ~、なんかそれが分かって安心したなぁ~」という風になるイメージは持てないんですよね。

よくあるFPの家計相談みたいなやつでも

  • あなたが今から死ぬまでにかかる費用は総額でこれくらいでぇ~
  • そのうちこれぐらいの金額は公的年金でカバーできるから~
  • 差し引きでこれぐらいの金額を稼がないとだめですねぇ~
  • あなたの稼ぎだけでは足りないから、もっと長く働くか奥さんにパートに出てもらうか投資で…

みたいな展開が多いですけど、これもなんだかピンとこないんですよね。

なんでだろうな~

なにか、大切なことを見落としている気がするんだけど…う~ん…

この総額アプローチ一生のうちで必要なお金を計算して、その金額を稼ぐ)に対する違和感の理由が何なのか、いくら考えてもピンとこないのであった。

もやもやしますが、よくある感じで終わらせたいと思います。

 

あなたは一生のうちにいくら稼ぎたいですか?

 

それではまたっ!

スポンサーリンク
スポンサーリンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

シーウィード

こびと株.comのボス(役割:投資対象の選定)。お金の話と健康をこよなく愛するアラサーリーマン。一部上場企業の経理/財務部で財務諸表を作成している会計の専門家(日商1級・証券アナリスト)。40歳時点で給与以外の収入(配当/不動産/サイト運営)を月額20万円にすることを目標に活動中。187cmの大男。