配当金の可能性を期待させる2つのデータ

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こんにちは、シーウィード@こびとが見える経理マンです。

配当金が大好きなこびと株.comメンバーなので、配当金に関する書籍・記事等については意識的に情報収集しています。今日は、配当狙いの株式投資に可能性を感じる2つのデータをご紹介します。

 

配当金に対する期待①:この10年、日本の上場企業はGDPに匹敵する現金を溜め込んだ

ウィズダムツリーというETF運用会社があります(設立:2006年)。2015年には日本法人も設立されているのですが、そこのCEOであるイェスパー・コール氏がこんなことを言っていました。

ほとんどの主要国で大幅に内部留保を積み上げています。そしてワールドチャンピオンは日本。10年前の内部留保は国民所得の約20%。それが今は120%。つまり日本の上場企業は、10年間で日本のGDPに匹敵する現金を内部留保として積み上げているわけです。

これはハードワークしていないお金。何も生み出していないんですよ。株主還元については、増配や自社株買いをちょこちょこやっているけれども、それを上回るペースで現金が積み上がっている

(出典:「内部留保を積み上げる日本企業 個人投資家は配当を重視した運用を」ウィズダムツリージャパンCEOイェスパー・コール

日本に限らず、世界各国どの企業も現金を稼いでいるのですが、ワールドチャンピオンは日本です。

グラフで見てみましょう。

2005年、日本の上場企業の内部留保はGDPの約20%でした。それが、2016年にはGDPの約120%にまで増加していることが読み取れます。

アメリカは20%弱→30%強の推移ですから、日本とはまったく比較にならないレベルです。

これだけ溜め込んでいるにも関わらず、海外の機関投資家からみた日本株の評価はイマイチです。なぜかというと、日本企業はコーポレートガバナンスが弱く、お金をうまく投資に使えないと考えているからです。

海外機関投資家から見ると「日本企業の現金100円の価値は50円くらい」のようです。

2017.04.17

日本企業が持っている現金は、50%オフで評価されています。

しかし、トレンドとしては日本のコーポレートガバナンスは強化されていくでしょう。それが時代の流れです。最近は特にその動きが活発で、米国式の経営・コーポレートガバナンスを模倣するような形で様々な制度が導入されています。

  • 大量の現金を抱え込んでいるにも関わらず、評価がついてこない

ここに1つ、日本株のチャンスがあると思っています。

優良企業が抱え込んだ大量の資金は、有望な投資先がない場合、いつか必ず株主還元へと向かいます。今のうちから事業・財務安定性が高い企業を買い進めておくと、将来の配当でオイシイ思いができるかもしれません。

 

配当金に対する期待②:GPIFの運用実績を見て分かるインカムゲインのパワー

トータルリターンに占めるインカムゲインの割合がどうなってるか、イメージがつくでしょうか(もちろんポートフォリオの構成次第です)。GPIFを例にとって、データを見てみます。

現在、GPIF(日本の年金資産を運用する法人)のポートフォリオはこんな感じになっています。

こびと株.comメンバーは、日本株式50%:米国株式50%のポートフォリオを構築しようとしていますから、国内株式と海外株式の保有比率だけで言えば、GPIFと変わらない比率になりますね(なお、GPIFの海外株式のインデックスはMSCIコクサイだったと記憶していますが、こびと株ポートフォリオの米国株式のインデックスはモーニングスター配当フォーカス指数です。)

さて、このポートフォリオで一体どれぐらいの収益率を上げているかいうと、2006年度以降の11年間平均で2.91%です。

 

参考までに比較しておくと、世界最高峰の指数であるS&P500に連動したETF「IVV」の10年間の運用実績は7.13%となっています。

この数値は、この10年の運用実績が特別良かったということではありません。S&P500については過去30年、50年と平均してもこのような水準の数値に落ち着きます。これが、米国株の安定感・強さです。

20年、30年を超える期間運用を行う場合、株式のリターン・リスク特性は完全に債券を上回るという研究結果もありますし、長期保有を前提として「もうS&P500にだけ投資しておけばいいや」と考える投資家がいるのも納得できます。米国は人口動態を見ても、経済構造を見てもまだまだ成長余地がありますしね。

 

本題に戻ります。

過去、平均して2~3%の収益率をあげてきたこのポートフォリオ。獲得した収益額の推移はこのようになっています。

  1. 黒い線が累積収益額
  2. 青い線はそのうちインカムゲイン(利子・配当収入)による収益額

を表しています。

トータルの収益に占めるインカムゲインの割合、大きいと思いませんか?

比率の推移はこんな感じです。

累積収益額53兆円のうち、28兆円はインカムゲインによるものです。その割合、なんと52.6%。サブプライムローン問題やリーマンショックの影響で株価が低迷していた時期(2008年~2011年)は、100%を超えています。

この比率をどう感じるかは主観的な問題なのですが、個人的には「インカムゲインの安定感と収益額はバカにならない」という感想を抱いています。

日本株50%:米国株50%の高配当ポートフォリオをうまく運用していけば、

  • 毎年税引後3%の配当金を獲得していきながら
  • 長期的に見て(最低限)実質元本をキープする

という目標を達成できるんじゃないかという期待を持たせてくれますね。

 

まとめ

過去の実績・将来の期待を踏まえると、安定して高いトータルリターンを期待できるのはやはりS&P500だと思います。一方で、

  1. 資産運用の原則は国際分散投資
  2. 日本に住んで円で暮らす以上、為替リスクは避けられない
  3. 日本株の内部留保が過小評価されている

これらのことを考えると、米国1本に賭けられないというのが私たちのスタンスです。米国と日本だけの投資で国際分散投資というのはどうなんだというフシもありますが、まぁそれは程度問題ということで…

また、特定の時期にまとまったお金が欲しいというよりは、狙ったキャッシュフローをデザインしたいという希望があるのなら、配当金投資には独特の魅力があります(仮に、トータルリターンが下がるとしても)。

  • 高配当日本株で安定的にインカムゲインをゲット
  • 高配当米国株で安定的にインカムゲインをゲット

→超長期にわたりインカムゲインを積み上げて、安定したリターン(キャッシュフロー)を獲得していく

このスタンスを続けていくにあたり、ウィズダムツリーのCEOの発言(グラフ)や、GPIFの運用実績は、配当金の可能性に期待を抱かせてくれるデータでした。

配当金に関連する情報について、継続的に学び続けていこうと思います!(債券の扱いについても引き続き学習していきたいと思います。年齢を重ねるにつれて重要性が出てくると思うので。)

それではまたっ!

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ABOUTこの記事をかいた人

シーウィード

こびと株.comのボス(役割:投資対象の選定)。「お金の話」と「健康」をこよなく愛するアラサーリーマン。一部上場企業の経理/財務部で財務諸表を作成している会計職人。40歳時点で、給与以外の収入(配当/不動産/サイト運営)を月額20万円にすることを目標に活動中。187cmの大男。