株価は読めない!でも、配当金は比較的読みやすいというお話

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こんにちは、シーウィード@こびとが見える経理マンです。

長い間上場企業の経理業務・開示業務に携わってきて、「ある実感」を抱いております。

株価は読めない

今日はこのことを簡単にお伝えできたらと思います。

 

株価は読めない。ただ乱高下を繰り返す

私の勤める企業は、50種類以上の持ち合い株式を保有しています(開示資料から確認可能)。決算期末になると、それらの株式を時価評価してB/Sに載せる必要があるのですが、その時価評価額のブレることブレること

保有株リストが真っ赤になって数十億円近い評価損を出していたかと思えば、最近では逆にリストが真っ黒になってかなりの評価益を出しています。

入社してから中堅社員になるまでの数年間、有価証券関係業務の担当者として年に12回保有株の時価評価・報告を続けてきましたが、「株価の動きは読めないこと」と、長期的には「上がった株価は下がること」「下がった株価は上がること」を強く実感できました。

また、保有銘柄のほぼ全てが日経平均に連動して値動きする様子を見て、「企業の個別の業績よりも、市況全体の影響の方がインパクト強いんだなぁ」と思いました。

(追記(2017年7月15日):その後、証券アナリスト試験を経て、マーケットモデルやベータといった考え方を学び、この頃抱いていた感覚が、理論的にはどのように整理されているのかを学びました)

部長「この銘柄、なんでこんなに評価損出てるの?」

私「日経全体が落ちてるから一緒に落ちたんじゃないですかね~(適当)」

常にこんな感じです。今、マクロ経済の事情と個別企業の事情、どちらがどのような強さで株価に反映されているかなんて、マーケットのプロではない私にはまったく分かりませんでした。ましてや、将来のことなんて全く読めません。

 

利益を正確に予測し、着地させることは難しい

アナリストの利益予想はあまりアテになりません(もちろん、参考にはできます)。なぜなら、利益を予測している企業自身ですら、精度の高い利益予想なんて作れていないからです。

私の勤めている会社は誰もが知る大企業だと思いますが、予想通りの利益に着地させられることなどまずありません。「利益予想は企業当事者でも困難」。これが現実なのです。

こんな状況ですから、個人投資家が企業の利益推移を予想し、それをもとに株価を予測するということは非常に困難なのです。どこまでもいっても丁半博打の世界です。

 

配当金は比較的予測しやすい

ところが、株価や利益とは違い、配当金は比較的予測のしやすい項目です。なぜなら配当金を支払えるかどうかのパラメータには「過去からの利益、現金の蓄積」が関係しているからです。配当金を払うかどうかは、当期の成績だけで決まるわけではないのです。

例えば、5大商社の中に資源開発の失敗で大きな損失を計上し、想定した利益からかけ離れた「小さな利益」しかだすことができなかった企業がありました。しかし、配当は公表数値を維持できたのです。それは、過去から蓄積してきた利益・現金が十分にあったからに他なりません。

企業が公表している配当金の予想値は、「当期利益が予定通りでなければ一切払えません」という性質のものではなく、当期の利益が下振れしたとしても今の財務状態ならそのくらい払えるだろうというレベルに設定されていることが多いという印象です(もちろん、その期に利益が下振れすれば、翌期以降の配当予測に影響が出るとは思いますが)。

この点を理解頂けると、配当金は、株価や利益よりも「読みやすい」ということがお分かり頂けるのではないでしょうか。

 

私たちこびと株.comのメンバーは、このような経験をもとにして、株式投資を実践しています。詳しくはこちらの関連記事をご覧ください。

日本の古い大企業は株式投資のお手本?配当金投資の先生について

2017.06.17

 

それではまたっ!

 

ご注意!

勤務先に関わる情報については、勤務先や業務内容を特定できないよう一部の情報をボカしたり変えている部分があります。ご承知おき下さいますようお願い致します。

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シーウィード

こびと株.comのボス(役割:投資対象の選定)。お金の話と健康をこよなく愛するアラサーリーマン。一部上場企業の経理/財務部で財務諸表を作成している会計の専門家(日商1級・証券アナリスト)。40歳時点で給与以外の収入(配当/不動産/サイト運営)を月額20万円にすることを目標に活動中。187cmの大男。