会社に期待しすぎた自分の末路&末路の抜け方【経験談】

 

こんにちは、シーウィード@こびとが見える経理マン(@kobito_kabu)です。

誰だって、こういう会社に勤めたいですよね。

大学生
給料が高くて、休日が多くて、残業がなくて、やりがいがあって、裁量が大きくて、退職金がたくさん出て、企業年金もあって、雇用は固く守られていて…

この記事では、

  1. こういう発想を持っている人(=会社に期待しすぎる人)の末路
  2. 末路の抜け方

この2つについて書いていこうと思います。

 

会社に期待しすぎる人たち

会社への期待が大きい人たちは、裏を返すと自分が豊かな人生を送れるかどうかのカギを会社に預けているということです。

  1. 良い会社(だと思う会社)に勤めていればハッピーですし
  2. 悪い会社(だと思う会社)に勤めていれば不幸を感じます

焦点は、自分自身ではなく「会社」にフォーカスされています。

 

問題は会社にあると考える

だから、あらゆる問題は会社にあると考えます。

サラリーマン
ほんと、うちの会社って×××なんだよ。やってられないぜ
  • 給料が低い→会社が悪い
  • 残業が多い→会社が悪い
  • 有給がとれない→会社が悪い
  • 人間関係がうまくいかない→クソ上司やポンコツ部下を採用・配置する会社が悪い
  • 裁量がない→自分に裁量を与えない会社の判断が誤っている
  • 評価制度に不満→会社が悪い
  • etc…

 

問題の原因が会社にある以上、これらの問題を解決する方法は2つしかありません。

  1. 会社を変えるか(職場に働きかけをおこなう)
  2. 会社を替えるか(転職する)

です。

 

会社を変えれば(替えれば)問題は解決すると考える

多くの場合、末端社員が職場を大きく変えることは不可能です。

  1. 日本企業はピラミッド構造になっており、権限を持ちたければ上に行くしかない
  2. 基本的には年功序列なので、上に行くまでには時間がかかる

私の同世代では、起業して自分の好きに会社を経営している友人を除き、どれだけ優秀でも「職場の大変革」に成功した友人は一人もいません。

彼らは、1~2年のモーレツな頑張りの後、会社は簡単には変えられないという事実を目の当たりにして、志半ばにして転職を決意します。

転職成功サラリーマン
いやぁ、前の職場より待遇は良くなったし風通しは良いし、最高だね!ほんと転職して良かった~!

ところが、このキラキラ感はなぜか続かず、気が付くといつの間にかFacebookやTwitterなどのSNSの更新が止まります。

※就職したばかりの新卒社員が「良い同期・良い先輩・良い上司に囲まれて最高です!」というアピールをしまくるも、2~3年もする「誰も職場のことを話題にすらしなくなる」という現象に似てますね。

シーさん
結局、次の職場でもまた別な不満を抱えるだけなんですなぁ

 

「会社に問題がある!」は半分正解で半分不正解

会社に問題がある!というのは、半分正解で、半分不正解です。

労働者会社は、対等な立場で契約を結んでいます。そういう意味では、常にお互い様です。

※会社の方が力が強いからこそ、労働法規などの各種法令によって労働者の権利は手厚く保護されています。世の中には、こういった法令すら守らない企業がありますが、これは論外。

問題は自分の外にあると考えるならば、その考えこそが問題である。

ー スティーブン・R・コヴィー -

(出典:7つの習慣)

 

問題が「自分の外(=会社)」にあると考え続けた、悲しい経理マンの事例を紹介します。

 

会社に期待しすぎた人の末路

こびと株.comの管理人「シーウィードさん」の事例

昔々、あるところにお金が大好きな青年がいました。

彼は、大航海時代を生きた経験をもとに、大人になったら会計の仕事に就こうと考えていました。

そして、大学で会計・税法を学び、狙い通り企業の経理職として採用されることに成功します。

シーさん
ぼくは会計・税務の専門家。高い専門性を武器に、正当な報酬をもらうよ!

まぁ、とにかくお金の話題が好きだったので、仕事は全然つらくなかったんですよ。

  • 新しい会計処理
  • 新しい税務処理

毎週末予備校に通い、座学を通じて知識を増やし、職場に戻ってそれらをアウトプットする。この繰り返しにはとても充実感がありました。

経理10年目20年目の人がやるような難易度の高い業務もバンバンこなし、時には海外出張を何度もして海外子会社の設立やM&A案件などにも携わりました。

休日出勤は当たり前で、有給取得はほぼゼロ。

英語・会計・税務、をバランスよく備えている人はあまりいないので、重宝されたわけです。月の残業時間は100時間オーバーがしょっちゅうという状況。

シーさん
忙しい自分に酔いしれる僕(うっとり)

 

あれ?なんだかおかしいなと感じ始めたのは、入社してから7~8年目ぐらいだったと思います。力がついて、完全に実務を掌握したころですね。

アタマにくる人たちがすごい勢いで増え始めた(視界に入るようになり始めた)のです。

  1. まったく働かないおじさん(ネットサーフィンやゲームしかしていない)
  2. 生活残業してるだけで担当業務をほとんど持っていない人
  3. 総合職の業務どころか、一般職の業務すらできない役職者
  4. 趣味の話が合うかどうかだけで部下を評価する上司
  5. 私の役職が低いからといって、横暴な要求を叩きつけてくる他部署の部長
  6. 海外出張しまくる私の影で、国内で居眠りを続ける〇〇たち…

簡単に言うと、自分の扱われ方に不満を覚え始めたということです。

シーさん
腹の底から湧き上がるマグマのようなエネルギーを感じる

おかしい。

これは会社がオカシイ。

自分は正しい。要求された仕事は全部クリアしてきたはず。

どう考えても会社がおかしい….

 

これだけ頑張ってきたんだから、

こうあるべきだ!!
  • 自分はもっと評価されるべきだし
  • 自分はもっと報酬面でも優遇されるべきだし
  • 自分はもっと大事に扱われるべきだし
  • 自分はもっと尊敬されるべきだし
  • 成果を残せないやつは会社から去るべきだし
  • 自分ですら普通の評価なんだから、生産性の低い人はガンガン降格させるべき!!!

この会社は問題だらけだ。

問題ばかりだ。

これらの問題を解決せずして成長はありえない。

会社はこれらの問題に真摯に向き合うべきだ。解決のために動くべきだ…!

 

ダークサイドに堕ちかけていた私は、上司に幾度となく直談判しました。

シーさん
やってもやらなくても同じ待遇なら、やらない方がマシじゃん。というか、やらない奴の方が得してるじゃん。このままでええんか?あァ?
上司
まぁまぁ。頑張ってるのはシーさんだけじゃないから。みんな自分なりに頑張ってるんだよ
部長
まだまだ若いんだから、報酬は仕事だと思ってもらわないと。仕事の報酬は、仕事。たくさんの経験を積むことが君の将来に繋がると思うよ
シーさん
ちょっと何言ってるか良く分かりません。
上司
うちの会社、40歳過ぎるまでは評価で差がつくことはないから、そのへんシクヨロォ!
部長
あ、そうそう、今年色々あって大変なんだよ。税務調査対応とシステム導入プロジェクトと、会計基準・税制改正対応と…あ、子会社で色々問題起きてるから海外出張もね。全部やっといて
シーさん
…ギギギ
シーさん
….ギョエエェェェエェェェッ!!
上司
あぁっ!シーさんがタタリ神(※)に!
補足:タタリ神とは

ジブリの映画「もののけ姫」で登場する怪物。強力な怨念により生まれる。

ブチ切れたシーウィード氏は、会社を飛び出すとそのまま闇の中(北欧への海外出張)へと消えていきました。

 

フルーツ
悲しいことだ。同じ職場からタタリ神がでてしまった…

 

反省:会社に期待しすぎない。足りないものは個人事業で補う

シーさん
会社という存在に期待しすぎていたのかもしれません

会社に尽くして、会社から認められれば、欲しいものが全部手に入ると思っていたんでしょう。

自分でやれる限りのことはやった。

それでも不満が残った。

自分はやれる限りのことをやったんだから、あとは全部会社が悪い。

会社は社員の生活を良くするために、誠実に対応すべきだ。

会社にはそうする義務がある。かれらは義務を果たすべきだーーー

 

どんどんと、こういう考えにハマっていってしまったわけですね。言うまでもないことですが、この考え方は精神的にめっちゃ不健康です。

毎日が、信じられないぐらいつまらなくなります

 

今でこそ

  • 若くして報われたいのなら、日本の大企業に行くべきではなかった
  • 外資行け
  • 自分以外にも頑張っている人はいる(ましてや自分がTop of 優秀なんてこたぁない)
  • 頑張りすぎは味方を減らす
  • 会社組織がピラミッド構造である以上、報われる人間の数はおのずと限られる(歳をとって報われるかどうかは運も強く影響する)

ということを認識できています。

平穏を取り戻せたのも、外国で出会ったシシ神様のおかげですね。

今では冷静になって、こんなことを考えるようになりました。

シーさん
会社で物足りないと感じた部分って、個人事業で補えるじゃん
個人事業の楽しさ
  • 何をやるも、何をやらないも、すべて自分で決められる
  • 稼げる保証がない代わりに、稼げたらすべて自分のもの
  • 会社が”
  • 個人事業が”

こういうイメージでピンとくるでしょうか?

私は、盾に対して攻撃力を求めていたんでしょう。多くの日本企業の雇用・評価制度は、守りに強いが攻めは弱い。

そうであるなら、剣は自ら作りだした方がいいのでは…?という結論です。私のような保守的なタイプには、それが合理的に思えたのです。

※ひたすら攻めたいタイプは、独立・起業するなり、スタートアップに入ってストックオプションをもらって、会社の企業価値をガンガンあげれば良いでしょう。

 

個人事業で遊び、稼ぐ!会社にはない良さがある

  • (会社の)仕事で補えないものを
  • (個人の)仕事で補おう

こういう発想ですから、ワーカホリック(仕事中毒)じゃん!

というご指摘もあるでしょう。ズバリ言っておく。

シーさん
僕もそう思う(*ノωノ)

でも、メリットもあるんですよ、やっぱり。

個人事業を持っておくことのメリット
  1. やりたいことをやりたいようにやれる
  2. 資産増加にブーストがかかる
  3. セミリタイアのために準備する要資産額が減る

 

メリット①:やりたいことをやりたいようにやれる

自由裁量の大きさが幸福度にかかわっているという研究結果は、枚挙に暇がありません。

※日本のサラリーマンは、世界で一番自分の会社を憎んでいるという調査結果があるそうです。自由裁量の少なさに起因しているとのこと。

個人事業の世界では、やるもやらぬも自分次第。

私たちのサイト運営に関して言えば

  • どんな記事を書くか?(お金の話?旅行の話?)
  • いつ記事を書くか?(朝?昼?夜?)
  • どれぐらいの頻度で書くか?(毎日?週一?)
  • 書くのを休むか?書き続けるか?
  • 新しいサイト作るか?

すべて自分次第です。この自由さがとても心地よい。

意味のあると思うことはやればいいし、意味のないと思うことはやらなければいい

こういう単純な理屈がまかり通る世界です。会社では無理ですね。

個人事業自体はゲームのようなもので(会社員の給与という余裕があるからだと思いますが)、仕事をやっている感はまったくありません。

シーさん
個人事業の身軽さはハンパない

※特にうちの会社の場合、その気になれば残業ゼロで年間休日150日が達成できてしまう環境です。最先端の税務会計のスキルは積めるし、複業やるにはもってこいですよね。

 

メリット②:資産増加にブーストがかかる

個人事業が軌道に乗り始めると、資産増加にブーストがかかり始めます。

もともと会社員としての給与だけで生活が成り立っているのなら、個人事業で稼いだお金はすべてプラスアルファ

  • お金を使って遊びたい人は、遊ぶための原資にできます
  • 私のような蓄財マンは、そのままごっそり資産運用に回せます

スケールしないビジネスモデルの場合、会社員としての残業単価の方が高いということもあるかもしれません(だからと言って個人事業のメリットを否定するものではないと思いますが)。

しかし、サイト運営のように30分で書いた記事が10,000人に読んでもらえる!というようなことが起きる世界では、時給の概念はバグります。

シーさん
コンテンツの生産というのは面白いですね~

 

メリット③:セミリタイアのために準備する要資産額が減る

月20万円の生活費があればセミリタイアできるとしましょう。

全額を金融資産からの収入で賄おうとすると、かなりの大金を必要とします。税引後利回りを3%とすると、

8000万円×3%=240万円(月額20万円)

8,000万円もの大金が必要になります(何十年もかけて大金を貯めこんで、手に入る生活が新入社員並み給与の生活というのは割りに合うのか、合わないのか…)

ところが、個人事業で月10万円稼げるのなら、用意する金額はその半分。4,000万円で事足りるということです。もし税引後利回り4%ほどの攻めた運用をするなら、3,000万円で足りますね。

  • 個人事業の浮き沈み
  • 景気による金利・配当水準の浮き沈み

これを考慮すると、個人事業で月10万&配当金で月10万円というのは、収入の分散が効いていてリスクヘッジになります。

※不景気がきたら個人事業も配当も両方減って、ダブルパンチで死ぬだろ…という意見もあると思いますが、理論上は、正の相関があってもリスクヘッジになります。一本足打法よりはマシ。

ストレスの少ない働き方で、イイ感じで稼げる個人事業を育てておくと、可能性が広がりますね。

シーさん
個人事業って、育ててみるとかわいいですよ~

 

まとめ:会社に期待しないというのは、悪いことではない

まったく会社に期待しないというのも問題ですが(そんなに信用できない会社ならとっとと辞めた方がイイ)、かといって期待しすぎるのも問題です。

過度な期待は、失望を生むだけだからです。

  • たしかに、会社には問題がある
  • ただ、会社だけに問題があるという考え方にも問題がある

こういう目線に立って、主体的に動いてやっていきたいですね。

会社を変えようが、会社を替えようが、会社員でいることの構造的な問題(給与制度、評価制度、人事制度etc…)がなくなることはありません

変えられないものを変えようとするより、変えられるものを変えた方が建設的。自由に変えられるものというのは、自分の考え方、そして「自分の事業」です。

シーさん
個人事業を育てておくと、きっと将来いいことが!

もちろん、専門分野である「会計・税務」もスキルも伸ばしますけどね。フリーの経理マンになれるかもしれないし。

そんなこんなで新しい道を進んでいこうと思います。

それではまたっ!

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ABOUTこの記事をかいた人

シーウィード

こびと株.comの管理人(役割:投資対象の選定)。お金の話と健康をこよなく愛するアラサーリーマン。一部上場企業の経理/財務部で財務諸表を作成している会計の専門家(日商1級・証券アナリスト)。40歳時点で給与以外の収入(配当/不動産/サイト運営)を月額20万円にすることを目標に活動中。187cmの大男。