経理屋としての市場価値を落とさないためにすべきこと

 

こんにちは、シーウィード@こびとが見える経理マンです。

 

サラリーマンとして働く以上、重要なポイントのひとつが「給与」ですよね。

この給与について

  1. キープする」のか
  2. 上げる」のか、
  3. 下げてもいいから代わりに〇〇を手に入れる」のか、

それは人によって選択していくべきことだと思います。

ところが、そう簡単にこれらを選択できそうもない…というのが、今、経理屋の置かれている状況だったりします。

 

シーさん
私自身は、転職も視野に入れて給与アップを狙っていけたらいいなと思っているのですが…

 

経理は「給与キープ」すら難しい業界になる

私が属している経理業界は、残念ながら斜陽業界です。会計・税務の世界は、IT技術の発達によって、どんどん仕事をコンピュータに奪われていっています。

ある調査によると、なんと「会計士」は将来的に機械に仕事を奪われるリスクのある職業No.2です。同様に、会計事務員や税務申告書作成者も機械に仕事を奪われる不安定なポジションにいます。

 

最近では、AIが自動的に仕訳を作成したりするサービスも出始めています。いやぁ、ほんと技術の発展ってすごいですよね。

今まで「専門知識」という名のブラックボックスの上にあぐらをかいていましたが、

  • そんなのネットですぐ調べられるじゃん
  • AIが判断してくれるじゃん

という世界もそう遠くはないのかも知れません。

こうなると、当然のことですが、経理に携わる人間は高い給与など得られなくなります

シーさん
ルールに沿って処理するだけの経理屋は、機械によって価値を奪われていくというわけです

 

経理屋からキャリアチェンジすべきか?

経理は価値が落ちていく。そうなると悩むのが

シーさん
じゃあ他の職種をやる?

ということです。

 

年金の支給開始年齢の繰り下げなどを議論していることからも分かる通り、定年という概念もどんどん後ろにずらされていきそうな雰囲気です。

10年先、20年先、30年先を見据えつつ、臨機応変にスキルを身につけていかないと、どこかで致命的な落とし穴にハマってしまう可能性があります。

 

ならば、時代の流れをよく見て、需要の伸びる仕事機械に奪われない仕事を模索するべきなのか?

うーん、本当に悩ましいところです。本流に逆らってもロクなことがないですからね。

早速転職サイトに登録して、未経験OKの仕事を探し始める…というプランもありますよね。

転職エージェントは各業界の動向を知っていますから、今後需要の伸びる仕事を教えてくれるでしょう。

マイナビエージェントの悪い評判は本当か?【実際に利用してみた】

2019.03.18

マイナビなら親切で優しいエージェントさんがいますから、元経理屋の転職について、きっと良いアドバイスが得られると思います。

 

しかし、私は会計の仕事が好きです。税務も大好きです。財務に関しては未経験ですが、とても強い関心があります。

シーさん
たとえ給与水準が低くなるとしても、この仕事でメシを食っていきたい気持ちもあります。

 

経理マンが市場価値を落とさないためにできること

  • 定型業務はアウトソーシングされていく
  • 本当に専門的なことも外注される(大手コンサルティングファーム・税理士法人)

これを前提として、普通の経理マンが市場価値を落とさないためにできることは、次の3つです。

 

①会計以外の+αのスキルを身につける

アウトソーシングされるようになるとは言え、「会社に経理屋が1人も残らない」というのは考えにくいです。少数かもしれないですが、ある程度の人間は会社に必要です。

金(カネ)の話は不正とは切っても切れない関係にありますし、懐事情というのは非常に秘匿性が高い情報ですからね。

社内で財布を任せられる人間は絶対に必要。また、外注先の業務クオリティをチェックする立場の管理者も必要でしょう。

 

そうなると、経理屋が生き残るためには、経理屋同士の戦いに勝てば良いことになります。相対的に人材価値が高ければ、職場に残れるだろうということですね。

そうすると、必要になるのは、誰が見ても分かる+αのスキルです。

  • 語学力
  • ITの知識

などですね。会計・税務以外のスキルです。

今までは簿記だけわかればOKだったかも知れません。しかし、それだけでは差別化できない時代が必ず来ます。

シーさん
経理屋として生き残りたいなら、会計+αの知識を身につける必要がありそうです。

 

②会社(ビジネス)に詳しくなる

会計・税務は、いわゆるポータブルスキルです。「会計はビジネスの共通語」と言われる通り、どこの会社に行っても共通して使えるスキルなのです。

だから、そこの会社に詳しくなくても仕事は出来てしまいます。

逆に言うと、だからこそ外注や機械に仕事を奪われかけているわけです。

シーさん
どこの会社でも同じ仕事なら、システム開発はしやすいですし、アウトソーシング会社もつくられやすいですよね。

 

そこで、あえて「個別性」を追及する戦略が考えられます。「その会社ならではのスキル」を追及するということですね。

例えば

  • ビジネスモデルに関する深い理解
  • プロダクトに関する知識
  • 社内人脈の形成

などです。

会計の専門家ではなく、本当にその会社の「経理屋」を目指しましょうという感じでしょうか。

 

もっともこれは、見方を変えれば、会社にしがみつくという姿勢に他なりません。

その会社の外に出てしまえば一切使えないスキルを磨くわけですから、会社への依存度を高めることになりますよね。

シーさん
うーん、厳しい!経理は転職しやすいのが魅力のひとつなのに…。

ビジネスモデルやプロダクトに詳しくなれば、同業界の経理として転職できる可能性はありますけれども。

 

③会計/税務を極めてコンサルティングファームに行く

この際、「アウトソーシングされる側」になってしまうというプランもあります。

 

公認会計士を取りましょう!

会計士をとってコンサル側に行けば、食いっぱぐれる心配はかなり少なくなるでしょう。事業会社からの引き合いも強くなりますしね~。

問題は、普通の経理マンにとって現実性がないことですね。会計士試験は働きながら受かるような試験じゃないですよ…時々見かけますが、スーパーマンです。

 

経理知識があれば、資格ナシで行ける外注業者ももちろんあります。

シーさん
実際、外注業者の内部には、経理部からの転職者がたっぷりいます

問題は

  • 会計・税務知識
  • PCスキル(会計ソフトやエクセルを高度に使いこなす)
  • 営業力
  • 御用聞きとしての気遣い

などなど、かなり広いスキルを求められること。

そしてその割には、給与水準が今一歩だということです。コンサル並みの高給…という話は聞きません。経理部の下請け状態になってしまうので、なかなか大変です。

 

まとめ:「+αのスキル」&「ビジネスの知識」を身に着ける

結局、当面の私にとっては、+αのスキルを身につけながら会社に深入りするというのが現実的な選択肢になりそうです。

 

+αについて、証券アナリストやUSCPA(米国公認会計士)を考えています。

経理マンが証券アナリストを取得するメリットを考えてみた

2017.03.24

 

USCPAについていうと、語学と会計知識両方のアピールになるので、なかなかおいしいと思います。

会計ができる人はたくさんいますし、英語ができる人もたくさんいますが、両方できる人は意外に少ないです。海外子会社の管理など、英文会計の知識が求められる場面は多いですから、差別化になりうるでしょう。

経理マンがUSCPA(米国公認会計士)を取得するメリットを考えてみた

2017.03.08

 

あとは、もっと会社に深入りして、ビジネスモデルやプロダクトを詳しく知っているからこその分析・提案ができるような立場を目指すべきなのでしょうね。

いわゆる、ダイレクトに経営に貢献する経理ってやつです。どうしても1つの会社に深入りすることに抵抗があるのですが、そうも言っていられませんからね。

 

逆風の環境ですが、好きな仕事でずっとご飯が食べられるように、ひいては盤石な4つの財布を作ってしっかり資産形成できるように、頑張っていきたいと思います。

それではまたっ!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

シーウィード

こびと株.comの管理人(役割:投資対象の選定)。お金の話と健康をこよなく愛するアラサーリーマン。一部上場企業の経理/財務部で財務諸表を作成している会計の専門家(日商1級・証券アナリスト)。40歳時点で給与以外の収入(配当/不動産/サイト運営)を月額20万円にすることを目標に活動中。187cmの大男。