高配当株へ投資する際の参考に!「10万円から始める高配当株投資術」

こんにちは、シーウィード@こびとが見える経理マンです。

日本株50%:米国株50%の高配当株ポートフォリオを構築中のこびと株.comメンバー。

米国株に関しては、紆余曲折を経てブラックロック社が運用しているHDVというETF1本で運用することにしました。個別株への投資を行わず、ETF1本で運用するに至った理由は、大きく次の3つです。

  1. 米国株は指数そのものが強いこと(過去の実績)
  2. 米国経済は今後も長期的な成長が見込め、株主還元にも期待が持てること
  3. 個別銘柄を分析・選定する能力・時間に乏しいこと

※裏を返せば、日本株は指数そのものが弱く、経済全体としても今後大きな成長が期待できないため(人口動態も非常に不利)、投資目的に適う銘柄を個別に分析・選定しています。

日本株で高配当株への投資をしたい!と考えるならば、今のところ自分で銘柄を見つけてくるしかありません。日本株の高配当株ETFも存在はしていますが、分配金利回りが十分ではなかったり、流動性が極端に低かったりなど、使い勝手がイマイチだからです。

10万円から始める高配当株投資術」は、日本株の高配当株(個別銘柄)を探すにあたって参考となる1冊です。

 

10万円から始める高配当株投資術

  • 著者:坂本 彰
  • 出版社:あさ出版 (2017/5/12)

 

著者はどんな人?

簡単にご紹介しておきます!「アベノミクスで億り人になった人」という理解で良いんでしょうかね。ダイヤモンド・ザイなどでも度々紹介されているようです。

坂本 彰

  • サラリーマン時代に投資を始め、2009年10月に130万円だった株式資産を、2016年に6000万円まで増やすことに成功(貯金等と合わせて資産1億円を突破)
  • 2012年より投資助言・代理を行う
  • ブログやコラム、メルマガ(読者数2万人)などを執筆

 

本書の構成は?

全5章から構成されています。

  1. 株で着実に資産をつくるために知っておくべき7つのこと
  2. 買ってはいけない株
  3. 買ってはいけない業種
  4. 有望な高配当株の見極め方
  5. 高配当株で1億円儲けるためにすべきこと

高配当株へ投資する個人投資家として知っておきたいところは、やはり2~4章の内容です。第1章は「一般的なお話」的な位置づけなので、本書のポイントは2章からということですね。

 

高配当株投資に適さない!買ってはいけない株

著者は、「買ってはいけない株」に手を出さないことが一番のリスクヘッジだと言っています。では、どのような株が買ってはいけない株なのでしょうか?

ざっくり、5つ紹介されています。

  1. 借金だらけ!多額の有利子負債がある会社
  2. 安定しない!売上や利益が毎年大幅に動く会社
  3. 企業価値からかけ離れている!高PERの会社
  4. 価格競争に先が見えない!コモディティ企業(モノマネ企業)
  5. 不適切会計・粉飾決算が疑われる会社

私たちとしては、「まぁそうだよね」という内容です。こびと株の選定基準と被るところも多いですね。

高配当株で安定的に配当を得たいなら(インフレ率を上回る元本成長も得たいなら)、財務・業績が安定しているバリュー株が候補にあがります。財務リスク・事業リスクが高い会社は避けるべき(買ってはいけない)ということに、全く異論はありません。

不適切会計や粉飾決算は、こびと株.comメンバーにとって唯一の売却事由ですね。

こびと株投資の唯一の売却ルール「粉飾決算・不正会計の発生」を監査法人はどこまで抑えてくれるのか?

2017.07.28

 

高配当株投資に適さない!買ってはいけない業種

もう少しマクロな目で見ると、そもそも買ってはいけない業種というものがあります。こちらについても5つ紹介されています。

  1. 株価が上がりにくく下がりやすい金融業
  2. 株価の動きが全く読めない国際優良株
  3. 景気の変動をモロに受ける不動産業
  4. 航空機産業
  5. バイオ関連株

こちらについても、「まぁそうだよね」といった内容です。毎月次更新している配当利回りランキングにおいても、①金融業や③不動産業の会社は分析対象から外しています。

④航空機産業は財務体質がボロく配当金も期待できないので、そもそも候補にあがることすらありませんし、⑤バイオ関連株はインカムゲインを狙うようなものではありません。

唯一意外だったのは、②国際優良株です。こびと株でいうと、キヤノンなどがまさにこれに当たります。

  • 国際優良株は、国内および海外の機関投資家達が売買の中心となっているため、株価の値づけミスが起きにくい
  • 世界的な景気変動の影響を大きく受ける
  • 為替リスクが大きい
  • セグメントが複数にまたがっており、すべての事業がうまくいくとは限らない

このような理由から、投資を避けるべきとのことです。総じて、

大企業は安定していると思われがちですが、安定しているのはブランド力だけで、業績や株価は、むしろ不安定な部類に入ります。

(出典:10万円から始める高配当株投資術)

ということのようですね。ここで指摘されていることは至極もっともなことだと思うのですが、一方でこれをそのまま当てはめて投資を行うと、米国株の高配当株戦略なども否定されてしまいそうです(笑)

結局、これらのリスクを引き受けたうえで、安定的なインカムゲイン、元本の維持・成長を狙えるかどうかということですね。

 

高配当株の見極め方

高配当株選定の際のチェックポイント

最初に4点確認します。過去5年間の

  1. 売上高
  2. 純利益
  3. 1株利益
  4. 配当金

次に、利益剰余金の多さ、有利子負債の少なさをチェックします。

最後に、配当利回り配当性向を確認!

非常に簡素にポイントがまとめられていますね。実際はこの指標だけを頼りに投資をするのは難しいと思いますが、重要性が高い項目であるということに疑いはありません。色々な指標に目を囚われるのではなく、集中して見る価値のある指標だと思います。

 

高配当株投資に適している業種は?

高配当かつ収益が安定している業種として、5つ紹介されていました。

  1. 学習塾
  2. 依存症ビジネス(パチンコ、競馬、酒、タバコなど)
  3. 葬儀会社
  4. ストックビジネス
  5. 小売業(飲食店)

①については、今後の人口減少をどう見るかが投資判断の分かれ目になりそうです。

②はそのままですね。パチスロ機の製造メーカーであるSANKYOや、JTなど、いくつか高配当の銘柄が思い浮かびます。しかし、こちらについても斜陽産業の様相を呈しており、今後どうなるか判断が難しいところです。

③葬儀会社は狙い目かもしれないな、と感じました。

④のストックビジネスについても、まさに私たちが狙うところのビジネスモデルです。こびと株のたからちゃんエックスネッコなどはまさにこの類型です。

⑤はちょっと意外です。小売・飲食業が安定しているとはあまり思えないのですが、私の勉強不足かもしれません。ちょっとイメージと違うので、今度調べてみたいと思います。

 

まとめ

本書ではここまで説明してきた要点について、より詳しく簡潔な言葉で記述されています。さらに、章末に「高配当株有望銘柄14」も記載されているので、興味のある方はぜひ手に取ってご確認下さい。

残念ながら、現時点でこびと株に該当するような銘柄はありませんでしたが、調整局面で買値が下がれば買いたいなと思える銘柄はありました。特別付録扱いなので、中身は秘密にしておきますがどうか勘弁を!

他の投資家さんのスクリーニング方法やオススメ銘柄を見るのは楽しいですね!

高配当株投資の名のつくものは、選り好みせずにすべてチェックしていきたいと思います。

それではまたっ!

 

関連記事です。日本株の連続増配株トップ15の分析です。

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シーウィード

こびと株.comの管理人(役割:投資対象の選定)。お金の話と健康をこよなく愛するアラサーリーマン。一部上場企業の経理/財務部で財務諸表を作成している会計の専門家(日商1級・証券アナリスト)。40歳時点で給与以外の収入(配当/不動産/サイト運営)を月額20万円にすることを目標に活動中。187cmの大男。