日本企業と米国企業の財務の違い!

こんにちは、シーウィード@こびとが見える経理マンです。

仕事柄(趣味でも)、日本企業の財務諸表を1ヶ月に50くらいは眺めているのですが、米国会社四季報を見て驚きました。日本企業と米国企業の財務面の違いをポイントを絞って述べていきたいと思います!

米国会社四季報の中身について知りたい方は、先にコチラをご覧下さい。

米国会社四季報を買って通読したので、中身・構成を解説します

2016.10.25

 

日本企業に比較して、米国企業は…

違い①有利子負債が多い↑

君ら(米国企業)、借金しすぎじゃない?日本では、借りて返して借りて返して、この状態を自転車操業って言うんですよ。保守的な私にはそんな財務ポジションとれません!我が家の有利子負債は、同水準の世帯年収の人と比較すると、半分もないと思います。今1,750万円くらいだったかな。

利率上がったらどうするんだろう。あぁ、怖い、怖い…

 

違い②手元現金が少ない↓

桃鉄でボンビーが言ってたじゃないですか。

「現金あれば倒産怖くないのねん~」

って。

米国企業は手元においてある現金が圧倒的に少ない印象を受けました。倒産怖くないんでしょうか。有利子負債<現金の企業をほとんど見かけなかったような…なんかあったらどうするんでしょう?あぁ、怖い、怖い…

 

違い③自己資本比率が低い↓

そりゃそうなりますよね。あれだけ有利子負債抱えてるんだから。薄い。自己資本に厚みがない。スカスカに見える。

日本企業の財務諸表を見慣れた僕からすると、とにかく財務状態が悪く見える!ハッキリ言って、日本企業の選定基準をそのまま持ち込んだら、買える株がないなと思いました。キャッシュリッチな企業が好きなので。

財務状態が悪く見えるな~、こわいな~こわいな~、と感じる一方で

 

違い④利益率が高い↑

ボロ儲けやんけ!と思うほどの利益率。日本企業だと、営業利益率10%超えている企業があると目立つのですが、米国企業だとそんなのゴロゴロいます。四季報めくってるといるわいるわ、利益率20%とか30%とかそういうのがたくさん。

これだけ利益率が良いビジネスを継続できるなら、何も怖くないじゃん。勇気が出てきたぞ。

 

違い⑤ROEが高い↑

専門的な話になりますが、ROE(自己資本利益率)は、負債が多いと高くなり、少ないと低くなります。

日本企業は利益率が低いうえに負債が少ないので、ROEは絶望的に低いです。2%とか3%とか、もはや消費税率にすら適わない水準がゴロゴロといます。これじゃ世界から見て魅力的に映らない、ってことでROE重視の経営を!なんて議論が至るところで行われています。政府とか経団連とかコンサルとか。

一方、米国企業は利益率が高いうえに負債が多いので、ROEがアホみたいに高い。20%とか30%とか。なんじゃこりゃ。本当に驚く水準です。高すぎ。ROEが高ければ高いほど「株主のために活動している」とみなされますが、これが株主重視の経営かとカルチャーショックを受けるレベルです。

アメリカ人が日本企業の財務諸表見たら、そりゃ驚くだろうな…これだけ株主のために働いてくれるなら、怖くない…かも!

 

日本企業と米国企業の財務の違いまとめ!

・日本企業は無駄にお金ため込みすぎ

・経営効率が悪い

いう一般的な指摘は、自分が米国企業のデータを見た雑感とピッタリ一致しました。過度に財務体質を強固にしている、という指摘はその通りかも知れません。財務体質強固なくせに、いとも簡単に減配しますしね。どれだけ将来不安なんだよ!あ、僕と同じですね。

アメリカ的価値観のファイナンス、勉強してみたいな~。

日本企業には日本企業のよさが、米国企業には米国企業のよさがあると思うので、それぞれの「価値観」のいいとこどりをしている企業を探していきたいと思います。

それではまたっ!

 

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シーウィード

こびと株.comの管理人(役割:投資対象の選定)。お金の話と健康をこよなく愛するアラサーリーマン。一部上場企業の経理/財務部で財務諸表を作成している会計の専門家(日商1級・証券アナリスト)。40歳時点で給与以外の収入(配当/不動産/サイト運営)を月額20万円にすることを目標に活動中。187cmの大男。