カルロス・ゴーン氏逮捕に伴う日産株の暴落・超高配当株化について思うこと

こんにちは、シーウィード@こびとが見える経理マン(@kobito-kabu)です。

2018年11月19日、日産自動車のカルロス・ゴーン氏が逮捕されたという衝撃的なニュースが飛び込んできました。

東京地検特捜部は19日、仏ルノー・日産自動車・三菱自動車の会長を兼務するカルロス・ゴーン容疑者(64)を金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で逮捕した。

報酬を約50億円過少申告した疑い。日産は同日、「複数の重大な不正行為」があったとして、同会長らの解任を取締役会で提案すると発表した。

(出典:ゴーン会長ら逮捕 約50億円の報酬過少申告の疑い

 

速報が入ってきた時点では「有価証券報告書の虚偽記載(役員報酬の過少申告)」のみだったので、ずいぶんセコいことやったな…

という印象だったのですが、何やら他にも不正行為がありそうです。

高配当株投資を実践する身として、この件について記事にしておこうと思います。

 

こびと株.com的投資方針:不正案件は売却一択

私たちこびと株.comメンバーは、超長期保有の方針を取っています。

ポートフォリオ全体からの配当総額に占める、1銘柄あたりの配当金の割合が概ね2%を超えないこと

こびと株の10条件の他に、株式ポートフォリオ全体としては上記のような制限を設けており、日米高配当株に50銘柄ほど分散投資している状況です。

基本的に配当金は「出口のお金」として生活を豊かにするために使う方針ですが、仮にポートフォリオの1~2銘柄が無配転落した場合には、配当金で新規高配当株の追加を行うつもりでいます。

高配当株のポートフォリオは、金のタマゴを産む”痩せない”ニワトリのようなものである

2018.11.29

ニワトリに自分のタマゴを食べさせる非道徳的行為ーー

でも、それによりニワトリが健康を取り戻し、配当金の水準が維持できるのだから、生活デザイン的にはそれでOKなのです。

 

※業績が低迷し、無配転落してもなお保有を続けるのは、莫大な自己資本・キャッシュを築き上げた財務優良企業は、不況や困難を乗り越えて復活する可能性があるからです(実際、そういった例は枚挙に暇がありません。)

その企業が築いてきた伝統(ブランド)を信じているということです(会計的に言えば、B/Sに計上されていない無形資産(自己創設ののれん)を評価している)。

 

この2つだけが、私たちの株式投資の目的です。

  1. ポートフォリオ全体として(超長期的に)投資元本以上の資産を維持して
  2. 狙った水準の配当金を獲得し続けることにより、日々の暮らしを豊かにする

これを達成するためには、優良ビジネスモデルを持つ企業に長期投資し続けるのがベターだと考えているわけですね。

実際、株式投資をはじめて4年、ただの一度も株を売ったことがありません。

 

ところで、そんな(悠長な姿勢を持っている)私たちでも看過できないことがあります。それが、粉飾決算・不正会計といった不祥事す。

こびと株投資の唯一の売却ルール「粉飾決算・不正会計の発生」を監査法人はどこまで抑えてくれるのか?

2017.07.28

企業のファンダメンタルズ・IR資料だけを頼りに投資を行っている私たちにとって、これは投資の前提がひっくり返る大事件です。

こういう事態が起きれば、その時点の株価・配当利回りにかかわらず売却をするでしょう。これは株主に対する明確な裏切り行為だからです。

 

日産のコーポレートガバナンスの脆弱さが露呈した事件

今回の件は、日産という会社のコーポレートガバナンスの脆弱さが露呈した事件と言えます。速報があった時点では大したことないと思いましたが、根は深そうですね。

※事件の内容そのものには深く突っ込みません。「トップが逮捕された」という事実以外、確かな情報を得る術がなく、ノイズをまき散らすだけになるからです。事件に対する分析・見通しを期待された方はすみませんm(_ _”m)

コーポレートガバナンス(企業統治)というのは、企業価値に直結します。

海外の機関投資家が、日本企業が持つ100円を50円として評価するのは、日本企業のコーポレートガバナンスが弱いからです。

日本企業が持つ現金100円の価値は50円!?企業や個人がお金の「実質的価値」を高めるために必要なこと

2018.12.02

こういった不正・不祥事を起こす企業は、また起こします。それは歴史が証明していることです。

  • 不正をする企業は不正をし続けるし
  • 不正をしない企業は不正をしません(だから、話題にもあがりません)

企業体質・企業文化というものは、確かに存在するのです。

およそ、株式投資の対象としては不適格と言わざるを得ないでしょう。最近でも不正検査のニュースがありましたしね…

もはや日産のビジネスモデルがどうとか、収益力がどうのこうのという話ではなくなっていると認識すべきです。

 

もし私が日産株ホルダーだったら

すべて売却します(売るに売れない金額を保有していたら、それはリスクの取り過ぎということです)。

株主としては、それこそ交通事故にあったようなものでしょう。

そもそも「日産の企業体質には疑義が持たれていた。手出ししたのはうかつだ」という意見もあると思いますが、そこを完全に見抜けというのもなかなか酷な話です。

インサイダーではない個人投資家にとって、裏で何が行われているか知ることはできません。

個別株投資を行っている私としては、明日は我が身として個別株投資のリスクの高さを再認識した次第です。そういう意味では、やはりETFは気が楽ですね。

 

さて、株価がさらに暴落して、配当利回りが魅力的になったら買うか?という質問に対しては明確にNOです。はっきり言って、素人には手出し無用なフェーズに入っていると思います。

情報が錯綜している状況ですから、何が真実で、何が嘘か分かりません

これからの投資を考えている方がいれば、とにかく、踊らされないように気をつけてください。

報道している側だって、めちゃくちゃ読まれるからニュースにしているだけです。どこまで裏取りできているか分からないですよ。

こういうなかで行う投資は、もはやただのギャンブルですね(ギャンブルを否定するわけではないですが)。

自分にとっての投資とは何か?という信念の問題だと思いますが、こういったことを機会にあらためて考えなおしてみても良いかもしれません。

※ただ、こういう時にズバっと予測を立てて、空売りなり底値拾いで儲けられたら爽快でしょうね。金融小説の天才肌主人公や、海千山千の悪徳コンサルはこういうタイプです。主人公になれるのは1人だけ、という残酷な前提を除けば、勝負をかけるのも魅力的な選択肢かも?

冗談です。手を出すのはやめましょう。

 

まとまらないまとめ

つらつらと思うままに書いたので、整理されてないですね。すみませんm(_ _”m)

頭のなかにあったことは大体書いた気がしますが、何かしら参考になるところがあれば幸いです。

それではまたっ!

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シーウィード

こびと株.comの管理人(役割:投資対象の選定)。お金の話と健康をこよなく愛するアラサーリーマン。一部上場企業の経理/財務部で財務諸表を作成している会計の専門家(日商1級・証券アナリスト)。40歳時点で給与以外の収入(配当/不動産/サイト運営)を月額20万円にすることを目標に活動中。187cmの大男。