必ず知っておきたい専門用語集

このサイト内で使用されている専門用語を紹介します。

あいうえお順に並んでいますので、気になった言葉を確認してみてください。

注意
この用語集は、専門用語の意味を分かりやすくイメージしてもらえるように作りました。分かりやすさ重視で説明しているため、厳密な定義とは異なる部分もあるかも知れませんが、ご了承下さい。
おススメ
これらの用語をより正確に、より深く理解するためには、簿記の知識が必要です。こびと株.comでは、投資家として会社をより深く理解するために、簿記の学習をお勧めしています。

 

インカムゲイン

資産運用の成果の一種で、資産を保有したまま継続的に得られる収入。
配当金や利子、家賃収入などです。

売上高

会社が本業で得た収入。
製品の売却代金や、サービス提供の対価などです。

営業キャッシュフロー(営業C/F)

会社が本業で得た現金(キャッシュ)。
利益=現金の獲得額ではないため、お金を稼ぐ力を見る時には営業C/Fをチェックする必要があります。例えば、4月に商品を売って、その売却代金が5月に入金される場合、利益があがるのは4月ですが営業C/Fが得られるのは5月になります。

営業利益

会社が本業で得た利益。
売上から、次の3つを引いたものを言います。

①売上原価(ex.モノを作ったり仕入れたりするのにかかるお金)

②販売費(ex.販売員の給料、広告宣伝費など)

③一般管理費(ex.オフィスの家賃など)

売上高営業利益率

売上に対し、営業利益がどのくらいあるのかを示す割合。
会社のビジネスモデルの優位性を示す指標で、高いほど良いとされます。

財務キャッシュフロー(財務C/F)

会社が財務活動で得た現金(キャッシュ)。
財務活動とは事業資金の調達や返済のことを指します。財務C/Fは、社債を発行したり、銀行から借入を行うなど「お金を借りる」とプラス方向に動き、逆に、お金を返すとマイナス方向に動きます。

自己資本

会社の調達したお金のうち、返済の必要のない部分。
出資者から調達した資本金や、自ら稼いだ利益剰余金などです。

自己資本比率

会社の調達したお金全体に対し、自己資本がどれくらいを占めるか示す割合。
財務の健全性(長期的な目線)を示す指標で、高いほど良いとされています。

純資産

資産の総額と負債の総額との差額。
自己資本金や利益剰余金などです。

総資産

会社のすべての資産。
現金、有価証券、抱えている在庫、工場の機械や工場そのものなど、あらゆる資産の総合計です。

損益計算書

ある期間(たいていは1年間)中の会社の業績を示す資料。
どのくらい稼いだのか、どんなコストがどれくらいかかったのか、結局どれくらい儲かったのかな、などがわかります。

貸借対照表

ある時点での会社の財産の状態を示す資料。
ある時点で、資産をどれくらい持っているのか、だれからどんな形で調達したお金で会社を運営しているのか、などがわかります。

当期利益

ある期間(たいていは1年間)に会社が稼いだ最終的な利益。
営業利益に借入金の利息や為替による損益、法人税の影響などを調整したものです。

投資キャッシュフロー(投資C/F)

会社が投資活動で得た現金(キャッシュ)。
設備投資のための支出、設備売却による収入、有価証券の売却による収入、による現金の動きです。

ドルコスト平均法

ひとつの投資対象を定期的に同額分購入する投資方法。
安い時はたくさん、高い時は少し購入することになるので、高値掴みを避けやすいと言われています。

配当金

会社のオーナーに対する利益分配。
会社が稼いだ当期利益は、一部(全部)がオーナーに分配されて配当金となり、一部(全部)が会社内部に溜めおかれます。

配当継続力(修正ネットキャッシュベース)

修正ネットキャッシュ÷配当総額で求める、こびと株.comオリジナルの指標。
期末の修正ネットキャッシュ(現預金+有価証券+投資有価証券-有利子負債-期末配当額)を原資として、最近の配当実績と同水準の配当を何年間継続することができるかを見ている指標です。現実的な配当可能年数と言えます。

配当継続力(調整後利益剰余金ベース)

調整後利益剰余金÷配当総額で求める、こびと株.comオリジナルの指標。
調整後利益剰余金(期末利益剰余金-期末配当額)を原資として、最近の配当実績と同水準の配当を何年間継続することができるかを見ている指標です。会計理論に基づく配当可能年数です。
※ダイヤモンドザイで似たような考え方が紹介されていたことがあります。

配当利回り

株価が配当(予想ベース)の何倍あるか示す指標。
投資効率を見る指標で、預金金利や国債利回りなどとの比較に使えます。

PBR

1株純資産に対し、株価がどのくらいの水準にあるかを示す指標。
割安さ(高値掴みにならないか)をみることができます。一般的には、1倍未満であれば割安と判断され、この数値が低いほど株価下落のリスクが低いと考えられています。

1株あたり純資産

純資産を株式数で割って求める指標。
会社の安定性をみることができます。(実際の計算では、株式数には会社自身が所有する自己株式を含めない、純資産を普通株のオーナーに帰属する数値に修正する、などの調整が必要です。)

1株あたり純利益

当期純利益を株式数で割って求める指標。
会社の収益性をみることができます。(実際の計算では、株式数には会社自身が所有する自己株式を含めない、当期純利益を普通株のオーナーに帰属する数値に修正する、などの調整が必要です。)

複利運用

インカムゲインを元本に上乗せして再投資することで投資のスピードアップを狙う運用方法。
例えば株式投資において、受け取った配当金で再度株式を購入するやり方です。配当金で購入した株式からもさらに配当金を得ることができ、その配当金でさらに株式を購入し…という風に、雪だるま式の資産拡大を狙うことができます。

フリーキャッシュフロー(FCF)

営業キャッシュフロー投資キャッシュフローの和。
企業が銀行等に頼らず、自由に使えるお金の多寡を表すとされています。

有価証券報告書

会社が期ごと(たいていは年ごと)に提出する書類。
上場会社等が金融庁に対して提出する書類です。EDINETというシステムでだれでも閲覧することができます。また、多くの場合、各社のホームページにも掲載されています。

有利子負債

利息を払う必要のある負債。
借入金や社債などです。買掛金や預り金などは含みません。

利益剰余金

会社が稼いだ当期純利益のうち、配当しなかった部分の累計。
会社内部に蓄積されている部分であり、多いほど良いとされています。

流動資産

会社のもつ資産のうち、(原則として)1年以内に現金になったり収益に結びついたりする資産。
現金や満期の近い債券、作りかけの製品や未販売の商品の在庫、1年以内に回収する予定の貸付金などです。

流動負債

会社の抱える負債のうち、(原則として)1年以内に返済しなければいけない負債。
1年以内に返済予定の借入金や支払手形、買掛金などです。

流動比率

流動資産流動負債の何倍あるのかを示す比率。
(ざっくりいうと)すぐに返さなければいけない借入金の何倍の現金をもっているか、ということなので、財務の健全性(短期的な目線)を表す指標であり、高いほどよいとされています。