宝印刷 2019年5月期第2四半期決算(2018年12月27日公表)
たからちゃんより2018年6月1日~2018年11月30日の業務報告が届いております。
経営成績について
当第2四半期 前第2四半期
売 上 高 96.9億円 87.9億円
営業利益率 13.3% 15.1%
1株純利益 81.60円 84.89円
配当 25円+25円(期末予想)
全体として、第1四半期の課題がそのまま引き継がれた第2四半期だったと思います。
懸念点は、前期比で
- 増収減益→利益率の低下
- 原価率の上昇(58.8%→60.9%)
というあたり。
やはり競争環境の激化(競合P社との価格競争)が原因でしょうか。私フルーツ、宝ちゃんの主要顧客である経理の業界におりますので、ウワサがちらほらと聞こえてくるのです…
現時点での利益率は、心配が必要なレベルではありませんが、今後の動向を見守りたいと思います。
期末に、業績予想通りの増収増益と、中期経営計画で発表している通りの営業利益率(9.9%)が達成できるかどうかは、ひとつの試金石になるかもしれません。
現時点での業績予想に対する進捗は、売上ベースで57.3%。
第1四半期に売上がかたよるのは宝ちゃんのビジネスの特徴ですから、特筆すべき状況ではありません。
とはいえ、昨年の上期の売上は、年間売上の55.7%。順調な進捗とはいえると思います。
キャッシュフローの状況も安定しています。固定資産取得(2.5億円)や配当金支払い(2.8億円)をまかなって余りあるキャッシュを、営業活動から生み出している(16.6億円)からです。
財政状態について
当第2四半期末 前期末
総 資 産 196.9億円 197.2億円
1株純資産 1,326.89円 1,274.72円
自己資本比率 75.3% 72.3%
A(※)/総資産 53.2% 47.8%
※A=現金預金+投資有価証券
安定感バツグンの財政状態は、こびと株の特徴です。
宝ちゃんについても、何の心配もありません。負債を全部即金で払っても、34億円もの現預金が余るレベルですw
多少業績が変動したところで、ビクビクする必要のない財政状態…。これは、こびと株オーナーにとっては重要なポイントです!
まとめ(今後の配当について)
当期の配当予想は、相変わらず50円です。
うち、中間配当25円は、予定通り実施されます。わーいv 期末配当25円についても、全く心配ありません。
配当金支払いに必要な金額を、利益ベースでもキャッシュベースでも獲得済みだからです。
- 50円配当するのに必要な金額:5.6億円
- 第2四半期時点の当期利益 :9.1億円
- 第2四半期時点のCF :11.2億円
今後もこの調子で、安定的に配当支払いを続けてほしいと思います!
それではまたっ!
(参考:宝印刷株式会社 四半期決算短信等)
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