こんな疑問にお答えします。
こんにちは、こびと株(@kobito_kabu)です。
私はボーナスを使って浪費した経験がほとんどありません。
つまり、ボーナスのほぼ全額を投資に回しているということ。その額、なんと1,000万円以上にのぼります。
- その3つの理由
- 結果、今どうなっているか
これについて記事にしたいと思います。
- 一般的なボーナスの使い道(アンケートデータより)
- ボーナスを全額投資した3つの理由
- その結果、今どうなっているか
目次
一般的なボーナスの使い道(約2500人にアンケート)
まず、一般的なボーナスの使い道を確認してみましょう。
ボーナスの使い道
共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティングが2023年5月に実施した「夏のボーナスの使い道」に関する調査によると、今夏ボーナスの使用目的は以下の通り。
- 1位 貯金・預金:34.0%
- 2位 旅行:8.0%
- 3位 食品(ふだん食べるもの):5.4%
「投資信託」と回答した人もここ数年増えてはいるものの、貯金・預金と答えた人の割合が圧倒的ですね。
ボーナスを貯金する目的
さて、ボーナスの使い道はダントツで「貯金」なわけですが、同調査によると貯金・預金の用途は以下の通り。
- 1位 老後の生活への備え:61.6%
- 2位 将来の消費への備え:40.9%
- 3位 収入の変化への備え:38.6%
将来の生活を守るためにとっておきたいという、至極まっとうな理由ですね。
- ラスベガスで一発当てるための軍資金にするとか
- ランボルギーニを買うための頭金にするとか
そういう理由ではないようです。
ちなみに日本証券業協会の調査によると、68.9%の人が証券投資が必要とは思わないと言っています。その理由は、
- 損する可能性がある:43.7%
- 金融や投資に関する知識を持っていない:30.2%
- ギャンブルのようなもの:28.2%
というわけで、安全性を重視した皆様の関心ある金融商品はこんな感じです。
- 預金:54.7%
- 株式:18.1%
- 投資信託:14.5%
※株式については、関心があるけど実際は投資しないって感じなんですかね。
ボーナスのうち、夫婦が自由に使える金額はいくら?
最後に、結局ボーナスのうちいくらを自由に使えるのかを確認しておきます。
少し古いデータになりますが、西日本シティ銀行の調査によると、2019年冬のボーナスから夫婦が自由に使える金額は以下の通り。
- 夫:5.2万円
- 妻:3.9万円
6ヵ月一生懸命働いて、やっともらったボーナス。
気兼ねなく使えるのは4~5万円。
というわけで、以上をまとめるとざっくりこんな感じですね。
- 基本は貯金or生活費の補填に使う
- 貯金の目的は、将来の生活費の補填
- 資産運用はせずに安全性重視でいく
- 自由に使えるお金は4~5万円
一方、私はと言うと、入社以来10年以上にわたりボーナスのほぼ全額を投資に回し続けてきました。その理由を解説します。
ボーナスを全額投資し続けた3つの理由
全額投資の理由は、以下の通り。
- キャッシュマシーンを作りたかった
- 普段の生活費が増えるのがイヤだった
- 周りに流されたくなかった
キャッシュマシーンを作りたかった
私は経理マンなので、自分の会社で
- 誰が
- どうやって
- いくら稼いでいるか
すべて知っています。帳簿を見れば、何でも分かる。
10年以上に及ぶ経理経験で知ったのは、
- 会社というシステムは、延々とお金を稼ぎ続けるために最適化された素晴らしいシステムだということ
- そのシステムの保有者である株主は、目も眩(くら)むような大きな利益を受け取っていること
です。
だから、自分のボーナスを使って会社を買う(株式を買う)ことが自分を豊かにするために重要な行為だと思ったわけですね。
会社のオーナーになれば、チャリンチャリンお金が入ってくるようになります。
自分が会社という仕組みの中で働くことにも学びがありますが、外から会社を保有するという視点も非常に重要ですね。
普段の生活費が増えるのがイヤだった
子供の頃から、よくこういう話を聞いていました。
ダディがとんでもない消費散財紳士だったわけですね。
なんだか楽しそうなのはおいておいて、僕はそれはイヤだなと。
図書館で借りた本(無料)を高原の月明かりで読む生活で十分です。目に悪そうですね。
- ボーナスをアテにして、普段身の丈に合わない生活をする
- ボーナスが入ってきた瞬間、そのお金はなくなる
- ボーナスカットになれば一気に不安な生活になる
- ボーナスのない生活はままならない…会社辞められない…
周りに流されたくなかった
初ボーナスが出た後、大学の頃の友人や同期と
なんて無邪気な話をしたことがある人もいるでしょう。ボーナスがでる度にそういう話をしている人もいるかもしれません。
人によっては
- ブランド物の衣服・時計を買ったり
- カッコイイ車を購入してみたり
- 豪華な海外旅行に行ってみたり
- インスタ映え!インスタ映え!
いわゆる「人の羨むような消費」を楽しむ人もいます。
でも、私は昔からお金をかけなくても楽しんで暮らせるタイプだったので
と感じるようになりました。彼らの消費に口をはさむつもりは全くありませんが(楽しそうだし)、それに無理やり私が付き合う必要もありません。
ゴーイングマイウェイ。
私は、華美な消費サイクルに入りたくなかったので、ボーナスは使わないと決心しました。
※あと、貯金する人も多いけど、貯金だけで自由になってる人も見かけないので、こっちに流されてもダメだなと。
ボーナスを全額投資し続けた結果
さて、ボーナスを使わずに全額投資し続けた結果、現在はどうなったのか?
以下の通り。
- キャッシュマシーンが育ってきた
- 質素倹約を維持できている
- お金の悩み・不安が日に日に減ってきている
キャッシュマシーンが育ってきた
- 日本の高配当株(REITなども含む)
- 米国の高配当株(REITなども含む)
- その他の国の高配当株
これらを買い続けた結果、自分が貰っているボーナスと同じくらいの金額の配当金が得られるようになりました。
※投資初期は含み損もありましたが、今は含み益です。毎年4~5%の配当もらいながら元本キープし続けられたら十分です。
配当金は正真正銘の不労所得なので、ほんと~に何もしなくても毎年お金を運び続けてくれます。
- もし私が会社員をやめて
- その年に受け取った配当金を全額使ってしまっても
また来年には配当金が入ってきます。会社というシステムの保有者(オーナー)になるというのは、そういうことです。
質素倹約を維持できている
日々の収入の範囲内で暮らすと決めているので、質素倹約的な生活を維持できています。
給料が上がっても生活水準はほとんど変えていません。ですから増えた分は、そのまま貯蓄や投資に回せる状況です。
もしボーナスをアテにするような生活をしていたら
- 月給からの貯金はままならず
- ボーナスからの貯金もままならない
ということで、いつまでたっても資産形成が進まなかったでしょう。
ボーナスを使わないと決めたことで、生活水準を上げることなく生活できていると思いますね。
お金の悩み・不安が日に日に減ってきている
- 給料が増えている
- 配当金も増えている
- それ以外の収入も増えている
- それなのに生活水準が上がらない
こういう状況なので、家計のキャッシュ創出力がどんどん高まっていきます。
以前、上記のような記事を書いた通り「お金さえあれば不安がなくなる」というわけではありませんが、それでも日に日に悩み・不安が減っているのを実感しますね。
例えばの話ですが
- もう貯金しなくても老後は大丈夫
- でもまだ年間500万円貯金する余力がある
- べつに全部使っちゃってもいいし、貯めてもいい
もしこういう状況になっていれば、心のゆとりはハンパないですね。
まだまだ道半ばですが、4つの財布を強化してひたすらにキャッシュフローを高め続けるという戦略は間違っていなかったなと感じています。
まとめ:ボーナスを全額投資し続けたらハッピーになってきた
以上、まとめると次の通り。
世の中の人は、こんな感じでボーナス使ってます。
- 基本は貯金or生活費の補填に使う
- 貯金の目的は、将来の生活費の補填
- 資産運用はせずに安全性重視でいく
- 自由に使えるお金は4~5万円
一方、私は、
- ボーナスをアテにして普段の生活費が増えてしまうのがイヤでしたし(いつまでも労働し続けなければいけなくなるので)、
- 自動でお金を産んでくれる資産が欲しかったので
高配当株を買い続けました。
結果は次の通り。
- キャッシュマシーンが育ってきた
- 質素倹約を維持できている
- お金の悩み・不安が日に日に減ってきている
高配当株ポートフォリオはますます育ってきている状況ですね。毎年のように「自由に使えるお金」が数十万円振り込まれてくるわけですから、生活に余裕が出ないわけがありません。
- もらったボーナスはすぐに使わずに
- いったん「資産」を買って、そこから生まれた収益を使って遊ぶ
こういうサイクルを続けると、豊かになれそうですね。コップからこぼれた水しか飲まないスタイルですが、水滴も集まれば滝になります。
この調子でひたすら高配当株を積み上げていきたいと思います。
それではまたっ!
ファイナンシャルアカデミー「お金の教養講座」
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