【実感】資産1000万円を貯めるまでのシンプルな道筋

 

こんにちは、こびと株(@kobito_kabu)です。

先日、こんなことをツイートしたら、結構反響がありました。

この記事では「資産1000万円までの道筋」について、思うところをもう少し詳しく書きたいと思います。

※私自身は、20代のうちに資産1000万円をクリアしています。結婚したのが25歳と早く、共働き・子供なし・夫婦ともに倹約家だったためですね。

 

 

資産1000万円を貯めるまでのメインは「労働と倹約」

 

労働&倹約をメインにすべき理由は、次の3つです。

  • 理由①:蓄財(ちくざい)初期の貢献度は、労働&倹約が高い
  • 理由②:少ない種銭を一気に増やそうとすると、博打になりがち
  • 理由③:人生を安定させる基本的な習慣になるから

以下、解説します。

 

理由①蓄財初期の貢献度が高い

タネ銭が少ないうちは、資産運用の効果は小さいです。

資産ごとの運用益目安

5%で運用した場合の運用益は…

  • 資産10万円…0.5万円
  • 資産100万円…5万円
  • 資産1000万円…50万円
  • 資産1億円…500万円

という感じ。

インパクトを実感し始めるのは、資産1000万円ぐらいになってからです。月給の1~2ヵ月ぐらいの金額が得られるようになると、存在感が大きく変わります。

シーさん
有給20~40日分と考えると、よだれがとまらない

 

蓄財初期においては、労働&倹約の貢献度が非常に大きいです。

  • 仮に、現在の手取り年収を300万円として
  • 年間240万円で暮らせば

毎年60万円貯金することができます。

約16.6年で資産1,000万円到達です。

 

もし、この60万円を毎年5%で運用し続けると、約13年で到達できるようになります。

下記の表をごらんくださいませ。


※運用益合計は、20%の税金を引いた税引後

トータルの運用益は約226万円。

バカにならない金額ですが、それでも1,000万円という資産額に占める貢献度は約20%しかありません。全体の約80%は、労働&倹約によって生み出された資産なのです。

※ちなみに、利回り5%で運用し続けるというのは、かなりリスクをとっている数字です。もう少しひかえめな運用をしたら、貢献度はさらに低下します。

シーさん
労働倹約こそが富を生む。圧倒的真実。

 

理由②:少ない種銭を一気に増やそうとすると、博打になりがち

資産運用の世界では、基本的にリスクとリターンは表裏一体です。

  • 100万円を年利5%で運用しようとする場合と
  • 100万円を年利30%で運用しようとする場合では

後者の方が断然リスクが大きいです。大きく増えたり、大きく減ったりします。せっかく2倍にしても、翌年で半分になって「振り出しに戻る」ということもよくあります。

市場の平均的なリターンを上回る収益を狙えば狙うほど、値動きの変動が激しくなり、ギャンブル性が高まってきます。

 

ギャンブル性が高いということは、そのリターンには持続性・永続性がないということ。このことは意識しておいた方が良いでしょう。

ギャンブルのリターンは永続しない

なぜなら、試行回数が増えれば増えるほど、勝率・収益額は平均的な水準に収斂(しゅうれん)していくからです。たとえば、

  • 宝くじ3億円を当てた人が
  • その3億円を使って、また宝くじを買えば

かなり高い確率で資産が目減りします。大きく儲けられるのは、ごく一握りの幸運な参加者だけ。そして、永続的に儲かり続けるのは、胴元だけです。

 

人生100年時代、資産運用とは長く付き合っていく必要があります。

自分にとって

  • 人生の中心・土台になるほどのインパクトがあるわけではないが
  • 人生を豊かにすることは間違いない
シーさん
こういう「比較的再現性が高く」「ほどよい温度感」の投資に、長期で取り組んでいくことが大事かなと。

 

もっとも、どれだけの収益率を狙うかは個々人の好みによるので、ギャンブル性の高い投資を否定するつもりはありません(大体、投資と投機の区別はつかないことも多い)。

  • 収入が伸びる見込みがまったくなく
  • これ以上支出を削減できない

こういう人は、年利数%の「堅実な投資手法」をマスターしても、人生が変わるチャンスは少ないです。もしかしたら、大きくリスクをとった方が良いかもしれません。

一方、今の生活に満足していて将来にも不安がないのならば、そもそも資産運用自体が要らないかもしれません。3%の「堅実な投資手法」すら不要です。

シーさん
投資は、目的あっての手段に過ぎないということですね。

 

理由③:人生を安定させる基本的な習慣になるから

これは、すでに1,000万円の資産を作った人には納得してもらえるんじゃないかなと思うところです。

  • 1,000万円という資産以上に
  • 1,000万円を作ることができた「習慣」にこそ、価値がある

そういう考えです。

 

お金を貯めようと思ったら「収入の範囲内で暮らす」ことが基本になります。

そして、1,000万円というお金を作った人はもう少し進んでいて「収入をかなり下回る生活水準で暮らして」います。

私の家計も、社会人になって以来12年連続で大幅黒字ですが、こうなると

シーさん
気持ち悪くて、何があっても赤字になんてしたくない

という状態になります。

毎日のハミガキ=家計の黒字維持、みたいなもんですね。

 

  • もし収入が減ってしまったのなら、なにか仕事を増やせば良い
  • もし収入が減ってしまったのなら、生活費を下げれば良い

「労働+倹約」で黒字をキープする習慣が染みついているので、やりようはいくらでもあります。想定外の事態が起きたとしても、指をくわえて「気持ち悪い赤字」を放っておくわけがありません。

 

もともと、私を含め多くの人が資産を貯めようとするのは、将来が不安だからです。

いろんな不安
  • ケガや病気で働けなくなったら、どうしよう
  • リストラで仕事を失ったら、どうしよう
  • 子供の教育費、どうしよう
  • 老後に年金が出なかったら、どうしようetc…

ですが、将来が不安でカネを蓄えた人に限って、よほどのことがない限り蓄えた資産を切り崩したりしないんですよね。家計収支を上手にコントロールする術を知っているからです。

日本人は「死ぬときに一番金持ちになる」と言われていますが、カネを貯めてみて実際に「あぁこういうことか」と納得します。

 

まさに安定
  • そもそも、何があっても家計を黒字にできる
  • もし本当にどうしようもない事態が起きても、十分な蓄えがあって乗り切れる

この状態を経済的な安定と言わずして、何と呼ぶのか。

 

ディズニーシーのアトラクションの「シンドバッド」、ご存知ですか?

宝物を探して世界中を旅して回ったシンドバッドが、こんなことを歌うんですよね。

ついに見つけたよ宝物

宝石や黄金じゃなく

旅の中でめぐり合った

素晴らしい ぼくの友達

 

何が言いたいかと言うと、

  • ついに見つけた宝物は
  • 1,000万円という日本銀行券ではなく
  • 蓄財の過程で身につけた
  • 素晴らしい生活力

ということです。

 

何を言ってるんだコイツはと思う人もいるかもしれませんが、持ち前の読解力でなんとか雰囲気だけでも掴んでください。

理解しようという前向きな姿勢が重要です。いつも大変お世話になっております。

シーさん
「労働」と「倹約」が基本だよ!

 

資産1000万円への道を阻む2つの疑問

  • 貯金だけで1,000万円を目指す
  • 株や債券に分散投資しながら1,000万円を目指す

いずれのパターンにせよ、外野からこんな疑問が投げかけられることがあります。

2つの疑問
  1. こんな少額で資産運用やってて意味あるの?
  2. 自己投資を優先すべきじゃないの?

これらについて、コメントしておきます。

 

疑問①「こんな少額で資産運用やってて意味あるの?」

意味はあります。

50万円とか100万円とかの投資に対しては

  • 儲け(もうけ)が少なすぎる
  • 時間の無駄
  • リスクをとる意味がない

こんな意見もあると思います。

 

でも、ほとんど「貯金」しか蓄財の選択肢がなかった多くの日本人にとって、「リスク資産の値動きに慣れる」というのは非常に重要なことです。

運用資産が増えてくると、平気で「月収」ぐらいの金額が1日で変動します。

一切リスク資産に投資してこなかった人が、いきなりそんな運用をやったら、ビックリして夜も眠れなくなるでしょう。

少額から運用を始めるメリット
  1. 金額が少ないだけに、致命的なダメージを受けない
  2. 時間をかけて育てた運用スキルそのものが財産になる
  3. 資産が増えるに従い、資産運用のコスパはどんどん良くなる

もし私が資産100万円のときに戻っても、すぐに資産運用を始めます(生活防衛資金を確保したうえで)。

シーさん
大金貯めてからの投資というのは、退職金もらった直後にいきなり投資を始めるのと同じようなものです

※少額からの資産運用の議論について、詳しくはこちらをご参照くださいませ

少額からの資産運用は意味がないのか?意味ない派と意味ある派の3つの主張

2019.08.27

 

疑問②「自己投資を優先すべきじゃないの?」

ごもっともです。収入をUPさせるための自己投資もすべきです。

ただ、資産運用を一切やらずに自己投資に全額振れという意味であれば、私は賛成しません。どっちに何%割り振るかという、あくまでバランスの問題かなと思います。

 

たとえば、手元にある100万円という資産を

  • 株や債券等に投資して年利5%で運用するか
  • 自分に投資して、収入アップを狙うか

それは、個々人の経営判断になります。単純にリターンの期待値が高いところに投資すれば良いだけですね。

 

私は、ここ最近ちょっと資産運用に振りすぎだったので、自己投資の割合を増やしています。

↓このツイートを見て「自分で自分への出資を断ってる」っていう考えが面白いなと思いまして。確かに。

シーさん
収入を増やすための自己投資もしつつ、資産運用もバランスよくやっていけばいいんじゃないですかね。

※ちなみに、ファイナンシャルアカデミーというスクールでは、収入の

  • 2割で自己投資を
  • 2割で資産運用を
  • 6割で生活を

しろって言ってるみたいですね。収入の60%で生活しろというのはかなり厳しいですが、これが出来たら資産増えていくだろうなと思います。

 

まとめ:泳ぎ切れば、めちゃくちゃラクになる

まとめます。

資産1,000万円までは、「労働+倹約」メインでいった方が良いと思います。

投資のタネ銭を投資で作れる人は、相場のプロだけです。素人は失敗します。

  • 理由①:蓄財初期の貢献度は、労働&倹約が高い
  • 理由②:少ない種銭を一気に増やそうとすると、博打になりがち
  • 理由③:人生を安定させる基本的な習慣になるから

 

毎年60万円貯めて、5%で運用し続けて1,000万円という資産を作った場合。

その資産額に占める資産運用の貢献度は約20%しかありません。全体の約80%は、労働&倹約によって生み出された資産です。

 

ギャンブル性の高い投資で実現したリターンに、永続性・持続性はありません。人生100年時代を生き抜くには、もう少し落ち着いた投資手法の方が向いています。

※投資目的次第ですし、上手な人もごくまれにいるので、ハイリスクな投資スタイルを完全否定するつもりは一切ありません。

 

黒字家計が習慣化している人は、貯金が1,000万円だろうが、2,000万円だろうが、もはやストック金額に関係なく安全に暮らせる可能性が高いです。

お仕事+倹約こそ、安定・安心の基礎というわけですね。

 

資産1000万円に到達するまで、いかに辛抱強く粘れるかが一つのポイントかなと思います。この「辛い時期」を泳ぎ切れると、その後は本当にラクになります。

手っ取り早くどうにかしたい

この気持ちをおさえてじっくりやっていくと、きっとイイところにたどり着けるんじゃないかなと思います。

シーさん
それではまたっ!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

シーウィード

こびと株.comの管理人。一部上場企業での経理/財務の実務経験10年超、日商簿記1級、証券アナリスト、FP資格を有する「企業と個人のお金の専門家」。4つの財布(給与/配当/不動産/事業収入)を駆使して経済的自由を達成することを目標に奮闘中。