【現役経理が語る】経理転職者の採用ポイント【日系大企業】

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経理マン
これから転職活動をしようと思うんだけど、経理の中途採用のポイントは何かな?

こんな疑問にお答えします。

私は新卒から10年以上、一部上場企業で経理/税務に携わっている現役経理マンです。アラサーで年収650万円ぐらい(残業ゼロです)、簿記1級とか証券アナリストとか持ってます。

最近は中途採用にも絡むようになってきました。まだ数十人ほどしか見ていないですが、明らかな傾向があるので、それをご紹介します。

 

経理の採用ポイント

ズバリ、結論はこれです。

加点要素
  1. 高学歴
  2. 職歴に有名企業の名前がある
  3. 会計士/税理士/USCPA/簿記1級ホルダー
  4. 英語力がある
  5. 必要とされるジャンルの実務経験アリ
  6. 職場の文化に合いそう
減点要素
  1. 元気がない
  2. 受け答えが曖昧

 

○高学歴

ふる~い大企業は、なんだかんだ高学歴が大好きです。

最終的な採用権限のある役員達は50歳後半から60歳以上の人たちばかりなので、今の若い世代とは学歴に対する捉え方が違います。

会社の建前としては「学歴にはこだわらない」というスタンスですが、実際のところは気にしてます。

30代ぐらいの現場のプレーヤーは気にしてないのですが、上が気にするからどうしても…という感じです。

 

○職歴に有名企業の名前がある

職歴に有名企業の名前があると安心するみたいですね。

三井住友銀行とか三菱商事とか、誰もが知っている有名企業にちょっとでも勤めたことがある人は、「元メガバンク銀行員」とか「元総合商社マン」とかいう肩書を使うことが多いですよね。

それと同じで、誰もが知っている企業の名前が職歴に入っていると、社内でも説明しやすいんですよね。「次の候補者は〇〇に勤めてた人です」みたいな。

中小企業やベンチャー企業のなかには、上場大企業よりよっぽどホワイトでやりがいのある仕事ができる企業がたくさんあります。そういう目に見えない部分が考慮されにくいのが日本企業の中途採用です。

保守的な人は、2~3年で良いので有名企業に勤めておくとつぶしが効くのでオススメです。

  • 2010~2012 リクルート
  • 2013~2015 ホニャララコンサルティング(中小企業)
  • 2016~2018 ナンタラカンパニー(ベンチャー企業)

こういう経歴の人は、間違いなく「元リクルート」として扱われるでしょう。

 

○会計士/税理士/USCPA/簿記1級ホルダー

この4つの資格は、経理の転職では強いです(USCPAは若干マイナーですが)。

簿記1級レベルがあれば、知識面・基礎学力が問題視されることはまずありません。会計士や税理士は、資格のアピールの仕方を間違えなければ強力な武器になります。

応募者A
俺は会計士/税理士だからその気になればいつでも転職できるんだぞ

こういう雰囲気を前面に醸し出してくるプライドの高いタイプがいますが、最終面接まで進んだのを見たことがありません。

応募者b
会計士/税理士ですけど大したことないですよ~、泥臭いこともなんでもやりますよ~

こういうタイプはあっという間に採用です。もっとも、こういう「空気の読めるタイプ」の人の方がすぐに転職していってしまうんですけどね。優秀なので。

 

○英語力がある

英語力は評価されます。

日本の大企業でいう「英語力」はほぼTOEICスコアの話をしています。管理職の昇進要件になっていたりするからですね。

海外駐在経験があって実務でも英語使ってました!でもTOEICは500点です!こういう人はなぜか評価されません。仕事で使えてたならそれでいいじゃん…と思うんですけどね。

大企業では、730点~800点を超えるラインがあれば「英語力は問題なし」と判断されることが多いようです。実務とスコアはまた別な話ですしね。

英語ができると頭が良さそうに見える

という風潮はまだまだありますし、日系グローバル企業は給与水準も比較的高めです。給料を上げようと思ったらTOEICのスコアを上げるというのは意外にコスパがいいです。

 

◎必要とされるジャンルの実務経験アリ

もっとも重視されている項目ですね。

募集されているポジションに「まさにそれ!」という経験がある人が強いのは言うまでもありません。税務担当のポジションに、「税金のことは分かりません」という人が応募しても採用されるわけがないですからね。

結局、実務で色々な経験を積んでる人はどこへでも行けるということです。

 

◎職場の文化に合いそう

実務経験と同じくらい重視されるのがコレ。職場の文化って、結構違います。

  • 変化が好まれる文化なのか
  • 保守的な文化なのか
  • 閉鎖的な文化なのか
  • オープンな文化なのか

ちなみに、弊社は超保守的です。めちゃくちゃ優秀で、学歴/資格/職歴と申し分なしの応募者がいたのですが「物事をどんどん変えていくタイプ」は弊社には合わないという理由で、採用見送りになりました。

感覚的な要素にもかかわらず、決め手になるぐらい重要な項目です。

 

 

以上が加点項目の6点

次に、減点項目を2点ご紹介します。

 

×元気がない

時々、何を言っているのか聞き取れないぐらい元気のない人がいます。おどおどしていて目も合わず、もちろん笑顔ではありません。

大丈夫かい?とそっと抱きしめてあげたくなるレベルで弱っている人もいます。こういう人は、いくらペーパー上で優秀でも、面接ですぐに落とされてしまいます。

当たり前ですね。

 

×受け答えが曖昧

  • 転職理由
  • 志望動機
  • 過去の実績

何を聞いてもピンとくる答えがかえってこないタイプの人がいます。

結局どういうことなの!?と問い詰めたくなりますが、おそらく本人も分かっていないのでしょう。意外に思うかもしれませんが、こういう人は少なくありません。

採用側の立場なら….採用しないですよね?

 

弊社の経理中途採用が難航しがちな理由

ちなみに、弊社の採用は難航しがちです。参考になると思うので紹介します。

採用できない理由
  1. 上から目線
  2. 要求スペックが高すぎ

ダメポイント①:上から目線

なぜかめっちゃ上から目線です。

面接官
フム。それで、君は弊社で何ができるのかね?

こんな感じ。いやいやいやいや、あなた弊社でほとんど仕事してないですやん!

「ムカつく上司」の遊び方。取り扱い説明書はコチラ!

2018.07.23

こんな記事が生まれてしまうレベルなのに、なぜそんなに上から目線なのか。

応募者側もピンとくるのでしょう。なんだこいつはと。こうやって次の面接から姿を現さなくなる人もいます。

 

ダメポイント②:要求スペックが高すぎ

異常に要求スペックが高いです。その要件を満たせる人材って、上位0.1%ぐらいじゃないかしら。

一方、採用者側のスペックは…(上記参照)

自分と転職市場、両方ともよく見えてないですね。

 

というわけで、

  • (謎の)上から目線
  • やたら要求スペックが高い

このご時世、この2つを感じたら若干アヤシイと思って良い気がします。

これから一緒に働くかもしれない仲間にマウンティングする意味も分からないですし、要求スペックが高いのは「人を育てる仕組みがありません」と言っているようなものです。

1年中、中途採用を募集している会社がありますが、試しに面接に行ってみるとこういう企業が多いですね。

 

番外編:経歴に自信がなくても中途採用で逆転する方法

色々と問題もある日系大企業ですが、とはいえ恵まれている部分も多いです。

  • (様々な事件の影響で)長時間労働が是正されつつある
  • 年収水準は高い(平均で見ると、中小企業400万円/大企業600万円の違いがある)
  • 福利厚生が充実している(借り上げ社宅や企業年金、退職金)
  • 社会的な地位が安定している

よほど優良な中小企業が見つからなければ、大企業を選択しておいた方が無難です。中小企業やベンチャー企業は、後からでも入れる可能性が高いからです。

 

日系大企業に転職するハードルは高めです。しかし、上記の採用ポイントを満たせなかった人でも、大企業へのルートがないわけではありません。

  1. できるだけ若いうちに
  2. 転職市場が良いときを狙って
  3. 少しでも年収水準の高い企業へ移る

これを2~3回繰り返せばOKです(転職1年前には、残業をがんばって年収を上げておくことを忘れずに。前職の年収は考慮されます。)

日本企業の場合、転職せずに(周りの同僚・上司よりも)年収をアップさせるのはほぼ不可能です。具体的な年収アップ戦略はこの記事をご覧ください。

経理の年収にまつわる3つの「残酷な真実」と年収アップ戦略

2018.06.20

ちなみに、今の転職市場は「売り手市場」です。こういう時期に年収水準の高い企業に移っておくと、買い叩かれないキャリア形成ができます

チャンス到来!!会計職(経理/財務)の転職市場が熱い!

2018.04.12

年収が高い人は優秀に見える。これは一つのリアルです。チャンスのある時期に行動しておきましょう!

 

まとめ:経理の採用ポイントは6点

加点要素
  1. 高学歴
  2. 職歴に有名企業の名前がある
  3. 会計士/税理士/USCPA/簿記1級ホルダー
  4. 英語力がある
  5. 必要とされるジャンルの実務経験アリ
  6. 職場の文化に合いそう

他の職種と比較すると、学歴/資格への比重は若干大きいと思います。専門職ですからね。

とはいえ、やはり最後に決め手になるのは「実務経験」と「職場に合いそうかどうか」です。いくら高学歴で会計士資格などがあっても、この2つをなくしてゴールすることはほぼありえません。

 

キャリアを積めば積むほど、食いっぱぐれるリスクが小さくなるが経理です。どこの会社に行ってもやることはあまり変わらないですから、気に入らない人と付き合いを続けて消耗するのはもったいないですね。

働きやすい職場が見つかるよう、応援しております。

それではまたっ!

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ABOUTこの記事をかいた人

シーウィード

こびと株.comの管理人(役割:投資対象の選定)。お金の話と健康をこよなく愛するアラサーリーマン。一部上場企業の経理/財務部で財務諸表を作成している会計の専門家(日商1級・証券アナリスト)。40歳時点で給与以外の収入(配当/不動産/サイト運営)を月額20万円にすることを目標に活動中。187cmの大男。