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こんなサラリーマンのための記事です。
超エリートでもないけど、職場の問題児ってわけでもない。特別な能力があるわけじゃないけど、そこそこマジメに仕事をしてきた…
そんな普通のサラリーマン歴10年超のこびと株が、転職活動について知っておいた方が良いことをまとめました。
- サラリーマンの転職活動についてデータでチェック
→転職活動は「普通のこと」! - 普通のサラリーマンこそ転職活動をすべき理由を解説
→転職しないにせよ、「転職活動」はしておくべき! - 普通のサラリーマンが転職活動をするときのポイント
→良いエージェント2~3人と定期的に合うのがコツ!
根はマジメ・これまでそこそこ普通にやってきた…そんな人は、転職活動の「普通」について、ぜひ一度チェックしておいてくださいね。
【データでわかる】「転職活動は普通」の真実
実際、周囲を見回してみても
- 同僚も
- 友人も
- いとこも
みんな転職活動の経験があります。
私自身、勤め先で、「8割が転職してきた人じゃん!?」なんてタイミングがあったほど。
データ①転職率は4~5%
総務省の「労働力調査 長期時系列データ」によれば、2020年時点で5%弱の転職率があります。
ここでいう「転職者」「転職率」の定義は
- 転職者:就業者のうち前職を過去1年以内に離職したもの
- 転職率:転職者数を就業者数で除したもの
なので、毎年ざっくり4~5%の人が転職で入れ替わっているという感じ。
もはや、「転職は普通」と言って間違いないと思います。
データ②転職者数は、11年で10%程度増加
また、総務省統計局による「労働力調査(詳細集計)2020年(令和2年)」を参照すると、2010年~2020年の11年間で、転職者数は10%程度増加しています。新型コロナ流行前の2019年時点だと最大20%近くまで増加していたことがわかります。
データ③転職者がいる事業所の割合は33%
厚生労働省の「令和2年 転職者実態調査」によると、令和2年10月時点の「転職者がいる事業所」の割合は33%となっています。
3社に1社は転職者がいる会社、と言えます。
事業所規模でみると、
- 1000人以上 88.4%
- 300~999人 80.9%
- 100~299人 69.7%
- 30~99人 52.5%
- 5~29人 28.3%
データ④2022年の中途採用見通しは、前年より大きく増加
(リクルートワークス研究所「中途採用実態調査」より抜粋)
2022年2月時点の調査によれば、2022年の中途採用は増加する見通し。
昨年はコロナ禍の影響で企業の採用意欲が減っていましたが、今年は一転して回復しています。
将来的な人手不足を見越して、特に中規模~大規模企業の中途採用が増加すると予想されています。
まとめ:サラリーマンの転職活動は当たり前の時代
なんとなく感じていた通り、転職活動はどんどん当たり前になってきています。この傾向は、データでみると明らかですね。
普通の人こそ転職活動をすべき5つの理由
次は、こんな疑問に答えていきたいと思います。
理由①スキルアップの役に立つ
最初にお伝えしたいのは、「転職活動はスキルアップの役に立つ」という事実です。
ポイントは「転職活動そのもの」が役に立つというところ。
転職活動をすると、転職市場では
- どんな知識
- どんなスキル
- どんな実務経験
が評価されるのかが見えてきます。
「転職市場で評価されること≒世の中の会社が求めていること」ですから、転職活動を通して世の中で求められていることの種類やレベルが見えてくるというわけ。
- この資格があると、年収100万アップの会社に応募できるんだな
- このスキルを補うと、内定とりまくれる気がする
- この経験は、市場価値が高いっぽいな
- あとこの知識さえあれば、オレも引っ張りだこの人材…
といったことが具体的に分かれば、ワクワクしてスキルアップに取り組めることでしょう。
転職活動は、スキルアップの
- ヤル気を出すために
- マイルストーンとして
役に立つということです。
理由②自信がつく
次も、同じく「転職活動そのもの」のメリットです。
- 求人票をみて
→世の中には、たくさんの会社があると実感する - 選考を通過して
→自分が働ける場所は、今の会社だけではないと知る - 内定をもらって
→自分が、求められる人材なのだと自覚する
ことは、大きな自信になります。
- 転職するにせよ
- 今は転職しないという決断をするにせよ
転職活動は自信をくれます。自信は、仕事のクオリティをきっと向上させるでしょう。
理由③年収アップの手段になる
次は、転職した場合のメリットです。
多くの場合、転職活動は年収アップのための有効な手段になります。
経理の年収に関する残酷な真実ということで、こんな記事↓を書きました。
記事で書いたのは、経理に特化した具体的な話ですが
- 年収を決めるのは、スキル・実績ではなく「どの会社にいるか」
- 給料の高い会社の方が、活用できるリソースが多いので「仕事がラク」
- 給料の安い仕事は、Aiなどに奪われて「消滅していく」
といった残酷な真実は、他の職種にも共通する真実ではないでしょうか。
理由④最初の就職で自分に合う仕事を見つけるのは難しい
そもそも。
- 今の仕事は、本当にあなたの天職でしょうか?
- 今の職場は、本当にあなたに合った職場でしょうか?
「向いている仕事をしたい」「自分に合った環境で働きたい」というのは、当然の欲求ですよね。
でも、
「新卒で適職に出会える」のが宝くじに当たる以上にむずかしい
(「「転職」しなければ、「天職」には出会えない!」より抜粋)
のは明らかです。
自分の未来を自分で選ぶには、転職活動が必要になる可能性が高いというわけです。
理由⑤終身雇用が崩壊しつつある
最後に、望まなくとも転職活動が必要になる可能性について考えてみます。
- 経団連の前会長「終身雇用を前提にすることが限界」
- トヨタ自動車の社長「終身雇用の継続が難しい」
- 経済同友会の代表幹事「終身雇用は制度疲労を起こしている可能性がある」
(参考:日系ビジネス「相次ぐ脱終身雇用宣言、信頼と責任築く経営哲学はいずこに?」)
といった各所の発言から、終身雇用が崩壊しつつあるのは明白です。
実際、ここ2~3年だけでも
- JT
- ファミリーマート
- リケン
- カシオ計算機
- LIXIL
- NEC
- エーザイ
- 千趣会
- 日本ハム
- 旺文社
- アルペン
- 協和発酵キリン
- コカ・コーラ
- 富士通
など、少なくない会社でリストラが行われています。
これらの環境を踏まえると、早めの転職活動経験が身を守ることは間違いありません。
- 転職市場で求められるスキルを知る
- 転職活動に慣れる
ことで、いつでも転職可能な状態を作っておくことこそが、最も低リスクな選択と言えるでしょう。
【転職活動の重要ポイント】普通のサラリーマンのための3選
- 一緒に仕事した人からは、引き抜きの話が絶えないし
- しょっちゅうヘッドハンティングの電話がかかってくる
- SNSでも仕事のお誘いが殺到している
…みたいなことが起こらない、普通のサラリーマンのために。
転職活動の重要ポイントを3つ、解説していきます!
ポイント①定期的に転職活動を試しておく
はじめのポイントは、転職活動を定期的に試すことです。
- 転職する気があるときも、ないときも
- 忙しいときも、そうでないときも
- 景気の良いときも、悪いときも
定期的なキャリアのチェックとして、転職活動を行いましょう。
定期的な転職活動をすることで
- 自分は市場価値を高める方向にスキルアップできているか?
- 年齢があがると、求められるものはどう変わるのか?
- 転職市場の環境はどうなっているのか?
など、わかることがたくさんあります。
私自身、実際に7つの転職サイト・エージェントを使った結果、多くの人におすすめできるのは
かな、と思っています。
マイナビAGENTは、日系大企業に強い大手エージェントです。親切・丁寧で安心して話ができるので、かなり好感を持っています。
情報をたっぷり提供した上でこちらの判断を待ってくれるので、定期的な転職活動にはピッタリですね。
一方、JACリクルートメントは、外資系企業に強いエージェントです。こちらも大手で、クオリティの高さには定評があります。
即戦力案件が得意なので、30代以上の人・年収アップの案件をチェックしたい人・専門職の人と相性の良いエージェントですね。
ポイント②転職サイトではなく転職エージェントを使う
転職活動時に大切なのは、「転職サイト」ではなく「転職エージェント」を活用すること。理由は2つあります。
- 得られる情報の質・量が違う
- 転職サイトの求人にはブラック企業が混ざりやすい
①得られる情報の質・量の差は、明らかです。
転職エージェントなら
- 自分の職種・業界の
- 今現在の転職市場で
- 自分のスキル・経歴が
- どのくらい評価されるか
を個別具体的に教えてくれます。
- プラスαすると良い資格・実務経験
- チャレンジしやすい未経験職種
- 転職するなら「今」なのか、「1年後」なのか
といった情報もきけますし、書類の添削・面接の練習もサポートしてくれる上、各企業の選考のクセや職場環境の実態も教えてもらえます。
②転職サイトの求人にはブラック企業が混ざりやすいというのも、見過ごせない注意点です。
転職サイトと転職エージェントでは、企業の負担するコストが全く違います。
- 転職サイト:安い
- 転職エージェント:高い
結果として、採用コストが安上がりな転職サイトには
- おカネにゆとりのない会社
- 人材におカネをかける気のない会社
- 人材の定着率の低い会社
が集まる傾向にあります。
反対に、転職エージェントを使う企業は、「長く働いてもらうつもりだから、最初の採用コストは少し高くてもいいかな」という企業が集まります。
- おカネのゆとりはある
- 人材におカネをかけるのは当然だと思っている
- 人材の定着率が高い
- 応募者のキャリアを考えた上で採用したいと考えている
という会社ですね。
転職サイトが絶対にダメというわけでは、ありません。
私自身、最初の転職活動ではリクナビNEXTを使いました。スカウト機能が優秀で、かなり良い経験ができました。
とはいえ、やはり
- 転職の全体感はつかみにくい
- 個別具体的なキャリア戦略について相談できない
- 選考に関する事前情報がない
- ブラック企業がこわい
といった課題は感じました。
ポイント③転職エージェントは複数使う
最後に、転職エージェントは複数使うことが大切です。
普転職活動を始めるまで、
- 転職市場の環境
- キャリアの作り方
- 選考のポイント
- 求められるスキル
などについて、あまり知らないのが普通だと思います。つまり、転職に関係する情報の量が少ないんですね。
複数の転職エージェントを使うことで
- 情報の確度が上がる
- カバーできる範囲が広がる
- 相性の悪い担当者と付き合わなくて良い
- 応募先企業について、セカンドオピニオンがとれる可能性がある
といったメリットがあります。
具体的には、2~3の転職エージェントに登録するのが◎です。(1度に4社以上に登録すると、やりとりが増えすぎて疲労するからです)
おすすめは、総合型エージェント+特化型エージェントという組み合わせでの利用ですね。
特徴の違うエージェントを同時に使うことで、異なる視点からアドバイスを受けることができます。
例えば総合型のエージェントとしては
- 日系企業を志望するなら:マイナビAGENT
- 外資も視野にいれるなら:JACリクルートメント
特化型エージェントとしては
- 第二新卒・20代若手なら:就職カレッジ
という感じですね。
まとめ:今は「転職活動は普通」の時代
- 転職活動は「普通のこと」!データからも明らか。
- 転職しないにせよ、「転職活動」はしておくべき!普通のサラリーマンにこそ必須。
- 良いエージェント2~3人と定期的に合うのが◎!これぞ転職活動成功の秘訣。
ぜひぜひ乗り遅れないように、
- 定期的に
- 複数の
- 優秀なエージェントを使った
転職活動に取り組んでくださいね。
※日系大企業の実情にはマイナビAGENTが詳しいです
※外資系企業の実情に詳しいのはJACリクルートメントです。
それではまたっ!
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