こんな人のための記事です。
- 約6年の副業歴アリ
- 当初目標「副業&資産運用で月20万円以上」を達成済み
の、私こびと株が、副業が本業に与える影響について語りたいと思います!
とはいえ、もちろん注意点はあります。
「本業をおろそかにして副業に熱中」みたいな本末転倒なパターンにならないためにも、サッと目を通して頂ければと思います。
目次
副業の実態
㈱リクルートキャリアによる、「兼業・副業に関する動向調査(2020)」によれば、「兼業・副業の効果実感」は以下の通り。
- 本業の魅力を改めて感じたり
- 新しい視点が手に入ったり
- 効率よく仕事ができるようになったり
かなりの人がポジティブな変化を感じているようです。
パーソル総合研究所の「副業の実態・意識調査」でも、「副業による本業への変化」はこんな感じ。
こちらの調査でも、
- 会社への忠誠心・目標達成意識・貢献意識
- 本業のモチベーション・集中力・効率性
全ての面で、副業によって「高まった」人が「低下した」人より多い状況です。
副業が本業に与える「良い影響」4選
先ほど確認したデータとも大筋一致しているので、参考にしていただけると思います。
まずは、副業が本業に与える「良い影響」4選です♪
①成果に注目するようになる
サラリーマンはおおむね、働いた時間に対して給料をもらう働き方です。
ところが副業は、成果に対して報酬をもらいます。
100時間をかけたところで、成果が出なければお金にはなりません。その一方で、成果につながる行動ができれば、1時間で数十万円を稼げることさえあります。
当然、本業にも
- 効率化のための施策を考える
- 短時間で成果を出すために、高い集中力で仕事をする
といった変化が現れました。
②心にゆとりができる
副業で収入が得られるようになると、
と思えるようになります。
すると、心にゆとりが生まれます。
サラリーマンをやっていると、多かれ少なかれ、こういうタイミングはあると思います。
- 先輩にネチネチと絡まれて腹が立つ
- 仕事にミスがあって落ち込む
- 上司に納得のいかない評価を受けた …etc.
副業を始めてからは、こういうときでも、あまり追い詰められた気持ちにならなくなりました。
私にとって一番大きい副業の効果はこれだったかもしれません。
③「人を動かす」ことについて認識が変わる
「個人で稼ぐ力」を求めて副業を行う場合、今まで使っていた肩書は使えないケースが多いと思います。
- 〇〇株式会社勤務
- 〇〇部所属
- 部長
- 社歴〇年
こういった肩書を全て取り去って、仕事を得る&やり遂げることになります。
そういった状況で、取引先・お客さん・チームメンバーなどを動かすには、自分自身にスキルや魅力が不可欠です。
副業開始前は
- 朝礼で、部長が「誰にも響かない訓話」をしたとき
→早く終わらないかなぁ… - 先輩が、上司の指示に、面従腹背なのを見たとき
→うわぁ、めんどくさい人たち… - 自分自身が、後輩に頼み事をするとき
→あんまり嫌がられないといいなぁ…
くらいの感想しか持ちませんでした。
けれども、副業開始後は、
といったことに関心を持つようになりました。
- 朝礼で、部長が「誰にも響かない訓話」をしたとき
→どういう話し方だと、部長の意図は伝わるんだろう? - 先輩が、上司の指示に、面従腹背なのを見たとき
→上司の指示のどこが反感を買ったのか? - 自分自身が、後輩に頼み事をするとき
→後輩の側のメリットが見えるような頼み方ってあるかな?
みたいな感じですね。
本業の場で起きる出来事への、捉え方が変わりました。
④スキルが活きる
最後は一番ストレートな本業への影響。
みたいなヤツです。
副業を一生懸命がんばることが、本業でも活かせるスキルアップにつながる…これはつまり、結果から見れば、就業時間外に自習しているのと変わりません。
- 副業で副収入を得ながら
- スキルアップして
- 本業に活かして
- 本業の成績もあげて…
こんなサイクルができれば最高ですね。
副業が本業へ与える「悪い影響」2選
ここからは、副業が本業に与える「悪い影響」。
そうならないための対策も、体験談を交えてご紹介していきます。
①効率の悪さが耐えがたくなる
サラリーマンをやっていれば、会社内の非効率にうんざりすることって、あると思います。
- 何も決まらない会議
- 丁寧すぎる社内向け資料
- ダラダラしゃべる上司
- 煩雑な社内手続き
私自身、副業を始めた翌年は、会社で毎年行われる社長からの新年挨拶が辛くてしかたありませんでした。
ホールに入る限りの社員を集めて挨拶を行うわけです。
挨拶の開始は朝10時。社員は9:45頃から集まり始めます。
1人あたりの待ち時間を平均5分としても、従業員1,000人を集めれば、のべ5,000分。
社長は5分遅刻して現れましたから、さらに5,000分。合計で10,000分、約166時間。時給を1,500円と見積もっても、25万円。
非効率がイヤになってグレてしまうと、「本業をおろそかにする」道へまっしぐらです。
と、斜に構えるようになったら要注意。ただの「上から目線のイヤな奴」に成り下がってしまいかねません。
組織が大きくなれば、意思決定の仕組みが煩雑になるのは当たり前。
- 「会社には会社のやり方がある」ことを受け入れる
- 効率化に関しては積極的に提案する
- 決して職場の人を見下さない
といった意識が大切です。
特に②効率化については、上手に提案できればあなたにも会社にもメリットがあるはず。
②過重労働になれば力を発揮できなくなる
さきほども取り上げたパーソル総合研究所の「副業の実態・意識調査」では、「副業を行うことによって生じたデメリット」として、過重労働の影響が上げられています。
過重労働によって、
- 本業に支障をきたしたり
- 体調を崩したり
する事例です。
実際、私自身も、副業開始当初は過重労働に苦しみました。
時間管理がうまくできず、副業時間が膨張し、睡眠時間を削ったあげく、本業がバッチリおろそかになってしまったわけです。
その時の教訓は2つ。
- 本業の時間は本業に、副業の時間は副業に、集中すること
- 睡眠時間は、絶対に削らないこと
特に睡眠時間の確保は、超重要事項です。
副業を始めた直後は、なかなか結果が出にくく、自分を不甲斐なく思うことも多いと思います。
そうすると、ついつい
という思考になりがちです。
睡眠を削ると
- 身体が辛くなる
- メンタルも弱くなる
- 判断力が落ちるし
- 集中力も落ちる
本当にマジで良い事ナシなので、
まとめ:「副業=本業がおろそか」は間違い
「副業をする=本業がおろそかになる」というのは、思い込みです。
副業をすることで
- 本業の魅力を改めて感じる
- 新しい視点が手に入る
- 効率よく仕事できるようになる
- 成果に注目するようになる
- 心にゆとりができる
- 「人を動かす」ことについて認識が変わる
- スキルが活きる
など、本業にもたくさんの良い影響があります。
とはいえ、副業によって本業がおろそかになるケースも、無いワケではありません。
- 非効率な側面のある会社を見下すようになってしまう
- 過重労働で本業に支障をきたす&体調を崩す
といったケースです。
「副業に興味があるけど…」と悩んでいるサラリーマンのあなた。
「本業がおろそかにならないか?」と悩むのではなく、「本業をおろそかにしないやり方をする」という発想でいきましょう♪
ああでもない、こうでもない、と悩むより、まず一歩、踏み出してみることが肝心。
副業で成功するには、副業を始めることが第一なわけです。
それではまたっ!
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