
こんな疑問に答えます。
こびと株.comのメンバーは「4つの財布戦略」を掲げて
- 給与
- 配当金
- スモールビジネス(副業収入)
のバランスを取りながら、総年収を着実に伸ばしていっています(たぶん、同世代だと上位1~3%ぐらいかと)。
本腰入れて手を出していないのは、④不動産投資ぐらいですね。
しっかり年収を上げていくために、ずいぶんと試行錯誤しました。
この記事では、手っ取り早く年収を上げたいときに重要な3つのことを解説していきたいと思います。
- 年収を上げたいときの5つの選択肢
- 手っ取り早く年収を上げたいときに重要な3つのこと

それでは、しばしお付き合いくださいませ。
目次
年収を上げたいときの5つの選択肢

本題に入る前に、年収を上げたいときの5つの選択肢をサラっと見ておきましょう。
以下の感じです。
- 昇進を狙う
- 独立・起業する
- 副業をする
- 投資する
- 転職する
順番に見ていきます。
年収を上げるプラン①昇進を狙う

ただ、基本的に
- 日本企業の給与体系は年功序列で、同期とはあまり差がつかない
- 同期と差が出るようになるのは、管理職層になれるかなれないかあたりの年齢から
今20代~30代の人は、ガッツリ年収を上げたいと思ったら5年~10年といったスパンで頑張る必要があります。
なお、昇進・昇格は運の要素もかなり絡みます。
時間をかけた挙句に「運」が向かなかった場合は結構悲惨ですね。
実力だけではどうにもならないのが、サラリーマン組織の宿命です。

もっとも短期的に効き目のある年収アップ方法は『残業しまくること』ですが
- 時間を失うこと
- 過労で心身にダメージを負う可能性が高いこと
- 働き方改革などで、無限の残業が認められにくくなっていること
などを考えると、あまり良い手ではありません。
年収を上げるプラン②独立・起業する

とはいえ、
- やっただけお金を稼げるとは限らない
- 稼げるときもあれば稼げない時もある
ということで、安定とは程遠い生活になります。
私の友人(エンジニア:年収400万円)は、在職中に副業で独立ネタを見つけ、年間600万円分の仕事を発注してくれるパートナーを見つけて独立しました。
ところが、独立して1年半後に取引を打ち切られてしまったのです。理由はよく分からなかったそうです。
今は新しい取引先を獲得すべく、貯金を切り崩しながら営業活動に奔走しています。

年収を上げるプラン③副業する
副業も、てっとり早く年収をアップさせる選択肢の1つです。
※副業と言われて、パッとどんなものがあるか思い浮かばない人は、この本を読んでみるのがオススメ。大体網羅しているので、この中から興味があるものに手を出して試行錯誤していけばOKです。
残業時給<副業時給になった場合、副業のメリットはかなり大きいと言えます。気持ちの面でも、金銭的にも、圧倒的な余裕が生まれます。
問題は、残業と同じく
- 時間を失うこと
- 過労で心身にダメージを負う可能性が高いこと
ですね。
残業代は勤務時間に比例して確実にもらえますが、副業の場合はそうとは限りません。

一方で、やり方次第では収入が右肩上がりになります。
- 残業:ローリスク・ローリターン
- 副業:ミドルリスク・ミドルリターン
といったところでしょうか。
副業で年収を上げたいと思ったら、1年ぐらいは下積みが必要かなと思っています。
会社員としても、それなりに仕事ができるようになるまで、1年ぐらいの期間はかかってますよね。
この1年を乗り越えられると、ワンチャン人生が変わるぐらいのインパクトになる可能性があります。

年収を上げるプラン④投資する
レバレッジを効かせて(借金をして)投資をするという選択肢もあります。
- アパート/マンションなどの不動産投資
- 民泊/ホテル事業
- コインランドリー経営
- 太陽光発電
カネに働かせることで、普通のサラリーマンではありえないようなペースで収入を伸ばすことが出来ます。
もちろん、そのぶん大きな財務的リスクを負うことになります。
最近の不動産投資(都市圏)の場合、
- 1億円借金して
- いいとこ、150万円の手残り
のようです。
手取り年収を150万円上げたいために、1億円の借金をする度胸/信用のある人にとって、不動産投資等は選択肢の1つになります。3億借金できればセミリタイアです。

年収を上げるプラン⑤転職する
最後の選択肢は「転職」です。
繰り返しになりますが、日本企業の給与体系は、基本的に年功序列です。つまり、給与を決定づける最大の要因は「年齢」ということ。
- 40歳で異動してきたマーケティングのド素人
- 実務経験が10年ある35歳のマーケティングのプロ
同じ会社内なら、前者の方が給与が高くなるのが日本企業の特徴です。
こういう状況で、実力に見合うかたちの年収に引き上げる方法は、たった1つです。
- 今よりも給与水準の高い会社に転職する
これだけです。給与テーブルそのものをレベルアップさせるのが、一番確実です。今の年収も上がりますし、今後の給与の伸びにも期待できるようになります。

手っ取り早く年収を上げたいときに重要な3つのこと

以上を踏まえて、
- 手っ取り早く
- できるだけ低リスクに
年収を上げたいときの重要ポイントを、3つ解説します。
- 転職という選択肢を採用すること
- とにかく年収にこだわること
- ハイクラス案件に強いエージェントを活用すること
上記のとおり。
詳しく見ていきましょう。
ポイント①転職という選択肢を採用する

- 日本企業で昇格を待つのはあまりにも時間がかかる
- 副業は時間の切り売りになりがちで、芽が出るまでに時間もかかる
- 独立・起業は、しばらく年収が下がるのが当たり前。軌道に乗るまでが超大変
- 投資は種銭が少ない一般庶民には限界がある
こういう理由です。
昔は、いまほど転職が一般的ではありませんでしたので
- 35歳転職限界説だの
- 転職は生涯で〇〇万円損をするだの
- 入社した会社に定年までいるのが一番お得だの
転職に対してネガティブな、色々な説・書籍がありましたね。ところが、今はもはやそういうトレンドではありません。
転職が「普通」「当たり前」になっている時代なわけです。
主な理由は、高齢者層の退職・若い世代の減少による、働き手不足です。コロナによる不況の影響はともかく、長い目でみれば労働者の売手市場になっていくということです。
ちなみに、不況期でも、転職で年収を上げている事例はたくさんあります。特に、専門職やハイキャリアの即戦力採用は、まだまだ活況です。
転職を成功させた友人のセリフで印象に残っているのは
- 「在職中の転職活動は、ノーリスク。いい会社が見つからなくても損はしない」
- 「転職活動は、金銭面でノーリスク。採用前に報酬条件はすべて分かるから。」
というもの。
- 今よりも年収がアップするところが見つかればそれでOK
- 見つかれなければ今の会社に残ればOK
どちらに転んでも、損することはないというワケです。
※転職活動は、交通費ぐらいしかお金がかかりません。転職エージェントの利用料は「採用活動をしている企業サイドが払う」ので、私たち利用者は無料なのです。
副業などと比べると圧倒的に手間暇が少ないですし、ローリスクかつ即効性のある年収アップ手段として、転職は絶対に候補から外せないということですね。
ポイント②とにかく年収にこだわる
次の重要ポイントは、とにかく年収にこだわることです。

「年収を上げたい」と言っているわりに、なんだかんだと年収にこだわっていない人は多いです。
- こういう仕事はしたくない
- 勤務地はこういうところじゃないと嫌だ
- 〇〇はやったことがないから出来るか不安だ
- お金を最優先にするなんてなんかダサいetc…
仕事を探す際には、色々な希望条件があるものです。けれども、悪いことは言わないので、とにかく年収を第一順位に置きましょう。
そのために、どんな環境の変化にも立ち向かう決心を持つべきです。
年収アップなんかどうでも良いと言っている人で、年収アップを実現させた人は見たことがありません。

年収をあげることを最優先にして、そのために自分が会社にどんな価値を提供できるかに焦点を絞るべきです。この一点突破の姿勢こそが、活路を生み出します。
あれもこれも欲しいのでは、ブレるだけです。
※本著書のmotoさんは、240万円→330万円→540万円→900万円と転職で順調に年収をアップさせていますが「年収そっちのけ」で転職活動したらこんな結果になるわけないですね。
ありがちな勘違いですが、年収の高い仕事=大変な仕事というわけではないです。もしそうなら、この世にブラック労働は存在しないことになります。
大変な仕事なのに、給与が低い。そういう仕事はいくらでもあります。
逆に、比較的ラクなのに高賃金の仕事もあるのです。
ポイント③ハイクラス案件に強いエージェントを使う
3つめのポイントは、ハイクラス案件に強い転職エージェントを使うことです。
世の中には、たくさんの転職エージェントがあります。そして、それぞれのエージェントごとに、「得意分野」があるわけです。
年収をアップさせたいのなら、高年収の転職案件を得意とするエージェントを使うのが鉄則。具体的には
- 20代~30代前半:マイナビエージェント
- 30代後半以降:JACリクルートメント
が良いでしょう。
まずは、30代後半以降におすすめのJACリクルートメント。ハイクラスの転職サポートで有名なエージェントですね。
10年くらい働いてスキルや経験が充実してきたあなたが、「そろそろ本気で年収をアップを考えよう」と思ったのなら、このエージェントがピッタリです。
JACリクルートメントの特徴は下記の通り。
- 業界3位の転職エージェント
- ハイクラス・専門職向けで、即戦力を求める求人案件が多い
- ②が特徴的なので、合う・合わないがハッキリしやすい
- 基本的には、評判はかなりイイ
- 実際に使ってみても、大満足の対応
ハイクラス案件に強いだけあって、求職者側のスペックがそれなりに高くないと門前払いにあう可能性もあります。あなたに紹介できる案件はないですよ、ということです。
※こういう姿勢が、逆にJACリクルートメントのブランド力を高めていますね。
逆に言えば、彼らに相手をしてもらえるというだけで、年収アップのチャンスが開かれるということです。
目安としては、現時点で年収600万円以上ある人はチャンス大です。これほど年収が高い人はそう多くないので、厚遇されます。
一方で、マイナビエージェントの方は、「ハイクラス」というイメージが薄いかもしれませんね。
けれども、マイナビエージェントの得意分野は「日系大企業」。大企業の求人案件が多いので、年収アップの可能性は十分というわけです。
めちゃくちゃ親切なエージェントが、しっかりサポートしてくれます。年収を上げたい本気の若手には、圧倒的におすすめです。
- 日系大手が得意分野
- なかでも20代~30代前半の求人に強い
- 親身になって相談にのってくれる
- ブラック企業を避けたい人におすすめ
といった特徴があります。
当サイトの運営メンバーは、実際に7つの転職サイト・エージェントの利用経験がありますが、最も温かい雰囲気のエージェントでしたね。
「20代。年収を絶対上げたい。転職活動は初めて」みたいな友人がいたら、間違いなくこのエージェントをすすめます。
ちなみに、どちらのエージェントに聞いても、年収アップを実現した事例はかなり豊富にあります。
- 今よりも年収を上げたいのだということ
- どんな経験を積んできて、どんな分野で貢献できるか
この2つをしっかり伝えられれば、あとはガッチリサポートが受けられるでしょう。
転職のヒント:現在の年収<市場価値の人は結構多いです

私たちは、高校・大学卒業後の新卒採用時に、いったん自分の労働力をマーケットに時価評価されることになります。これが日本の採用慣行の特徴です。
同じ人で
- 年収300万円のオファー
- 年収1,000万円のオファー
こういったものが混ざることは少なく、内定をもらえる会社からの年収はどれも似たり寄ったりになります。それがあなたの市場価値だからです。
その後、内定をとった会社で働き始めるとします。いったん働き始めると
- 仕事をすごく頑張るAさん
- 仕事をいいかげんにやるBさん
この2人の実力差はあっという間に開きます。ところが、給与差はあまり開きません。
同じ会社にいて、同じような年齢だからです。
- 多くの日本企業では、貢献度が違っても、露骨に同世代の年収差をつけることはしませんし
- 自分より仕事ができなくても、年上であるというだけで年収は上がります
つまり、「実力」と「給与」にギャップが生まれていくということです。
このギャップを自力で埋める行為が転職活動です。成長した自分を、また客観的に時価評価してもらうというわけです。
社内にそういう機能(実力を正当に評価して給与を決める)がないのなら、市場原理が働いている外の世界に飛び出して、時価評価してもらうしかありません。
私は「転職さえすれば年収は上がる」と言うつもりはさらさらありません。
転職活動は、
- 自分の実力
- 今の給与
このギャップを埋める手段なので、実力がない人の年収が上がることは、当然ありません。
- 年収>市場価値の人は、今の会社にしがみつくのが金銭的にはベストな選択
- 年収<市場価値の人は、とっとと転職すべき。今の年収は、会社からあなたへの評価
というわけです。
※見合う給与も払わずに『評価している』と言い張る会社はよくありますが、買い叩きもいいところですね。
特に、やる気のある20代後半~30代前半は「実力」と「給与」が見合ってない人が多すぎますね。ただ一生懸命、働かないおじさんのために働かされている状態です。
20代後半~30代前半は、圧倒的に求人が多く、転職しやすい良いタイミングです。
このタイミングで会社に搾取されると取り返すのが難しくなるので、そこは理解しておきましょう。

まとめ:年収を上げたいときの最短コースは「年収にこだわった転職」です

以上をまとめます。
年収を上げたいと思ったら、5つの選択肢があります。
- 昇進を狙う
- 独立・起業する
- 副業をする
- 投資する
- 転職する
こういった選択肢があるなかで、年収を上げたいと思ったら次の3つが特効薬になります。
- 転職という選択肢を採用すること
- とにかく年収にこだわること
- ハイクラス案件に強いエージェントを活用すること
転職活動というのは、
- 今の実力と
- 今の年収の
ギャップ(差)を埋めにいく行為です。
とにもかくにも、今の自分は最大でいくらの年収オファーを受けられるのか?トコトン年収にこだわって転職活動をしてみましょう。自分のMAX年収を知るのは良いことです。
転職活動をするにあたって、年収アップメインでいくなら
- 20代~30代前半:マイナビエージェント
- 30代後半以降:JACリクルートメント
が圧倒的におすすめです。ハイクラス案件に強みがあります。
経験やスキルがたまってきた30代後半以降&年収600万円以上の実力者なら、JACリクルートメントを選びましょう。
そういった人だけを対象に、優秀なエージェントがしっかりとした転職サポートを行う…そんなエージェントだからです。
「とりあえず、誰でも彼でも相手にして転職させてしまえ」というエージェントとは、一味も二味も違います。
逆に言えば、きちんとサポートを受けられそうなら、あなたの「年収上げたい」は叶う可能性がたっぷりあります。待遇をアップさせたい人は、ぜひコンタクトをとってみてください。
20代~30代前半の若手には、マイナビエージェントがおすすめです。日系を中心に、安心して働ける大手企業をバッチリ紹介してもらえます。
エージェントが親身になって話をきいてくれるので、「年収を上げたい」とストレートに相談してみて下さい。
- 優良な求人案件の紹介はもちろん
- 今後のために伸ばしておくべきスキル
- 転職市場で評価の高い経験
などの情報で、生涯を通した年収戦略を考える手助けをしてくれるはずです。
※これからの就労環境を考えると、若いうちに転職活動を経験しておくことは非常に重要です。年収を上げるためにも、安心して働くためにも、ぜひ一度話をきいてみてください。
もし年収100万円アップできたら、30年で3,000万円の経済的メリットがあります。
- 家を買える
- 車・時計など贅沢品も買える
- 子供の教育費が2人分余裕で出る
- 趣味に使えるお金も圧倒的に増える
- 貯蓄に回せば老後問題も解決
転職しない人は、こういうチャンスを見過ごしているということです。
転職は、1歳でも若い方が有利です。後悔しないように、動ける時に動いておきましょう。
年収にこだわっておくと、人生ラクになりますよ。
以上、「短期間で年収を上げたいときに重要な3つのこと」でした。
それではまたっ!
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私が「転職賛成派」になったのは、自分がある種の絶望を味わったからです。学生のうちに知っておきたかったですね。
今の職場に満足しているけど年収を上げたい人は、やっぱり副業がおすすめです。税金的なメリットがすごく大きいです。
今は毎年のように配当金が増え続けて楽しい生活を送っているわけですが、最初は小さな金額からのスタートでした。労働に依存しない収入が欲しい人は、小さくコツコツ始めてみましょう。
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