目次
CDS 2019年12月期期末決算(2019年2月12日公表)
CDS株式会社のこびと「CDS」から、2019年1月1日~12月31日の業務報告が届いております。
経営成績の報告
当期 前期
売上高 106.7億円 91.6億円
営業利益率 14.6% 14.2%
1株純利益 145.66円 125.18円
配当 24円(中間)+26円(期末)
昨年を大幅に上回る好決算でした。売上・各段階利益ともに、15~20%程度の増収益となっています。
- 3Q予想比でも十数%の増収益
- 全てのセグメントで増収増益(特に技術システム事業はめざましい)
- 利益率もアップ
- 売上・利益ともに2期連続で過去最高実績
当期は、三菱自動車工業とのITアウトソーシングサービス契約がきれる年でした。H31/3/31以降、業務発注量の下限が保証されなくなっていたはずです。
ところが、フタを開けてみれば、同社に対する売上は32.5億円(前期比+19%)。相変わらず売上全体の約3割を占めています。
契約切れでも発注量が変わらなかったのか、はたまた契約の更新があったのか。いずれにせよ、今後にも期待のもてる決算でした。
財政状態の報告
当期末 前期末
総資産 88.9億円 78.6億円
1株純資産 921.50円 821.62円
自己資本比率 70.7% 71.3%
A(※)/総資産 21.6% 22.9%
※ A=現金預金+投資有価証券
相変わらずの安定感。不安な点も特になく、このままの状態をキープしてくれればという感じです。
キャッシュ・フローの状況
当期 前期
営業C/F 1,100百万円 1,138百万円
投資C/F ▲663百万円 ▲523百万円
財務C/F ▲333百万円 ▲206百万円
利益が伸びた割に、営業C/Fの伸長は見られませんでした。
税金関係の増減はともかく、前期に増加傾向だった売上債権が、当期さらに増加しているのは気になります。
とはいえ、子会社の工場建設に関わる有形固定資産の取得支出があったにも関わらず、FCFは4.4億円の増加。
配当金支払いを加味しても、キャッシュのは前期比+1億円。
今後の見通し
業績予想
当期の業績はデキすぎだったということなのか、来期は数%の減収減益を予想しています。
セグメントでいうと、当期伸びすぎた技術システム事業のみで減収減益となる見込みです。
配当金について
- 当期配当は、増配!3Q時点予想+2円で50円(うち中間24円)
- 来期配当予想は、55円!(うち中間30円、うち記念配5円)
こびと株オーナーの大好きな「増配」です!これで3年連続。えらいぞ、CDSくん!
とはいえ、来年の+5円分は創立40周年の記念配当。来期限りとなる可能性も捨てきれません。
業績予想通りの利益が出れば、記念配を含んだ55円をベースに考えても、配当性向は40%弱。有り得ない水準ではありません。
少々浮かれたこびと株オーナーでした。
それではまたっ!
(参考:CDS株式会社 決算短信等)
分散が鉄則の高配当株投資。CDSくんみたいな中小型株、名の通った大型株ではありませんが、成績が良いんですよね。こういった中小型株を含めて分散しておくと、安定した配当を安心して受け取り続け安いわけです。
少額で分散投資をやりたいならSBI証券が最有力候補。理由は2つ。
- 1株から買える(NTTドコモなどの注目している企業を3000円程度で買えます)
- サービス利用料が安い(単元未満株の買付手数料が無料!)
口座開設料・口座維持利用料はもちろん無料で、個別株なら投資信託と違って信託報酬などの保有コストもかかりません。
SBI証券を使った少額分散投資は、コスト面で優秀ですね。
※関連記事です。
高配当株投資をはじめて、配当金を受けとりたい人のためのスタートマニュアルです。
「もっともっとわかりやすく!初心者の中の初心者でもわかるように!」というご要望に応える、専門用語を使わないバージョンのスタートマニュアルはこちら。
高配当株についてもっと知りたい方向けの記事です。
Follow @kobito_kabu