高配当株を探そう!配当利回りランキング【2018年2月28日時点】

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毎月更新の定例記事です。

2018年2月28日時点の配当利回りランキング、是非ご覧くださいませ!

配当利回りランキングの作成方法

抽出時期 :各月末

対象市場 :東証一部、東証二部、東証JASDAQ

配当利回り:税引き前3.75%以上(税引き後3%)※復興特別所得税は無視

 

サマリー

2018年2月28日時点

全体指標

  • 日経平均:22,068.24
  • 日経平均高配当株50指数:39,489.78
  • 日経高配当株50配当利回り:3.28%(前月比+0.21%) ※急上昇!
  • TOPIX :1,768.24
  • 円/ドル:1$=106.67円

 

配当利回りが3.75%(税引き後3%)以上の企業数

  • 一部上場  :22社(前月比+10社)
  • 二部上場  :  6社(前月比+  3社)
  • JASDAQ上場:10社(前月比- 6社)

 

配当利回りランキング(東証一部上場)

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※1 「-」は、前月ランク外であった銘柄
※2 2017年1月以降で、月末の配当利回りが3.75%を超えていた月の数

この高配当株ランキングの作成を始めてから14ヶ月目です。しばらく右肩上がりの相場が続いていましたが、2018年2月は大きな動きのある月になりました。だいぶ値下がりしています。

米雇用統計の発表をきっかけにした米国株の急落から1カ月が経過し、世界的な株安の連鎖がつづいている

世界主要25市場のうち過去1カ月で23市場が下落し、円高進行が重荷となる日本株の下落率が最大だった。

米国の景気過熱による金利上昇に加え、米トランプ政権の保護主義が世界景気に悪影響を与えるとの懸念が加わり、市場の混乱が収まらない。

(出典:2018年3月3日付 日経新聞「世界株安1カ月、主要23市場が下落 日本株の下げ最大」)

日本株は、この1ヶ月で10%ほど下落しています。

(出典:同上)

なぜこんなに株価が下落してしまったのか?

引き金を引いたのは「2月2日発表の1月の米雇用統計」ということになっています。高い賃金上昇率を受けて利上げ加速への警戒が強まり、米長期金利が2.8%を上回りました。

その結果、ダウは2月5日には1175ドル安と歴代最大の下げを記録しています。率ではそれほどでも、という感じなのですが絶対額としては大きいですね。

そして、ダウにつられて日本株も…というわけです。つられたはずの日本株の方がダメージがでかいのはご愛敬。新興国株は底堅いようで、こういう時には国際分散投資の妥当性を認識させられます。

(出典:同上)

さて、このような状況で配当利回り3.75%を超える一部上場企業は22となりました。前月は10社しかなかったので、およそ2倍の水準です。

注目銘柄を見ていきたいと思います。

 

2018年2月でもっとも注目を集めていた高配当株はJT[2914]です。株価の下落と増配により、配当利回りは5%に迫る勢いです。実際、3月に入って3,000円を割り込み、配当利回りは5%を超えました。

営業利益率が安定して25%を超える優良企業で、キャッシュフローも潤沢です。格付けも高いです。長期的な成長性に疑問があるのがネックですが、高配当株投資の候補としては決して悪くない選択肢だと思っています。

JTの特殊性についてはこちらの記事に分かりやすくまとまっているのでどうぞ。

外部参考リンク:ひとり配当金生活「【JT】日本たばこ産業(2914)は特殊な高配当株

こびと株.comメンバーも、2,970円(配当利回り5.05%)で100株だけ購入しています。こびと株認定するには条件を満たしていませんが、実力は十分にあり高配当株ポートフォリオの一角に加えることとなりました。

 

次に、今月から始めてランキングに登場した銘柄を見ていきます。全部で4社あります。

ランキング初登場銘柄
  1. 日本証券金融
  2. MS&ADインシュランスグループHD
  3. 千代田インテグレ
  4. 昭和シェル石油

日本証券金融[8511]は、信用取引決済に必要な資金等の貸付の最大手です。最近の売上高は200億ちょっと、営業利益率は10%を超えています。

しかし、業態から分かると思いますがかなり景気に敏感で、証券市場が冷え込んだ平成21年3月期には赤字を計上しています。あえて欲しいと思う銘柄ではありません。

 

MS&ADインシュランスグループHD[8725]は損保の最大手です。3兆円超の正味保険料があり、経常利益はその10%程度です。最近は好調ですが、数年前はちょくちょく赤字を計上していました。

こびと株メンバーの苦手な金融業界の企業で、評価するのが難しいです。

  • 図体がデカすぎて財務諸表の中身が見きれない
  • 景気に左右されやすく業績評価がしにくい
  • 何をしてるか分かりにくい

数年分の財務諸表を眺めてみましたが、これといった魅力は感じませんでした。金融業界に特化して投資する高配当ETFでもあれば、分散投資の意味もかねて(少しだけ)まるっと買うかもしれませんが、個別株としてはちょっと…といった感じです。

 

千代田インテグレ[6915]はOA機器、AV機器、通信機器、自動車などの各製品の部品を製造販売している総合部品メーカーです。ここ数年業績は右肩上がりですが、平成21年・平成24年には赤字を計上しており、業績は安定しているとは言えません。

黒字の時の営業利益率も2%~8%程度とブレがあり、景気に左右されやすいビジネスモデルであることが分かります。高配当株としての安心感はなさそうです。

 

昭和シェル石油[5002]は石油元売りの大手です。2兆円の売上があって手元に残る利益は500億円程度と、なんとも寂しいビジネスモデルですね。直近では平成26年・平成27年にきっちり赤字を計上しており、石油株らしい動きをしています。

個別株で石油株が欲しいのなら、エクソンモービル[XOM]とかを買った方が良いんじゃないでしょうかね。世界最大の民間石油会社で、30年以上連続増配の実績があります(※ここ数年の業績は低迷中)。

資源株に関しては、このような銘柄達を無視して、あえて日本の個別株を買う理由は見当たらないと思っています(もちろん、よほど個別の事情でお得感があるなら別ですが)。

 

以上、簡単にまとめると、ランキング初登場の4社はいずれも景気に敏感な株で業績の安定性に欠けています。安心して長期保有できる銘柄とは思えないですし、ましてや急いで買う理由も見当たりません。

なお、ランキング外ですがKDDI[9433]の株価下落が止まらず、直近の株価は2,556円/配当利回り3.52%となっています。JTの次に検討する高配当株はKDDIではないかなと思っています。

うーん、小型・中型の優良企業の登場が待ち遠しいですね。

 

配当利回りランキング(東証二部上場)

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※1 「-」は、前月ランク外であった銘柄
※2 2017年1月以降で、月末の配当利回りが3.75%を超えていた月の数

あかつき本社[8737]がランキング初登場です。証券と不動産の2本柱の企業です。業績は不安定で、平成28年には最終赤字、平成29年には営業赤字を計上しています。

総資産の25%が有利子負債であり、財務的にも魅力がありません。投資したい銘柄ではないですね。

その他の銘柄はお馴染みのメンバーです。保有したいものはありません。

 

配当利回りランキング(東証JASDAQ上場)

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※1 「-」は、前月ランク外であった銘柄
※2 2017年1月以降で、月末の配当利回りが3.75%を超えていた月の数

ランキング初登場はOSGコーポレーション[6757]です。浄水器等の販売をしています。営業利益率は5%~10%ほどで、ここ10年ほど、着実に業績を伸ばし総資産も拡大してきています。配当に関しても、少しずつ増配を重ねています。

一言で言うと地味な財務諸表です。悪くはないですが、特段目を引くものもありません。ここ最近行っている設備投資が実を結び、安定して営業利益率10%を超えられるようになると面白いかもしれません。手元の現金にもっと余裕が欲しいところです。

営業利益率10%超えを数年間維持して、B/Sの各種数値が改善してはじめて投資を検討するといった感じになると思います。成長性に賭けてキャピタルゲインを狙うなら、他にもっと良い銘柄があるんじゃないでしょうか。

その他の銘柄はお馴染みのメンバーです。保有したいものはありません。

 

まとめ

株価の下落により、ランキング初登場の銘柄が6銘柄も登場しました。これは久しぶりのことですね。残念ながらその中に投資したい銘柄はありませんでしたが、JTやKDDIなど大型株で魅力あるものが見え始めています。

お買い得な相場と言うにはまだ程遠いですが、引き続き高配当株の動向を注視したいと思います。

それではまたっ!

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ABOUTこの記事をかいた人

こびと株.comの管理人。一部上場企業での経理/財務の実務経験10年超、日商簿記1級、証券アナリスト、FP資格を有する「企業と個人のお金の専門家」。4つの財布(給与/配当/不動産/事業収入)を駆使して経済的自由を達成することを目標に奮闘中。