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エックスネット 2020年3月期第2四半期決算(2019年10月29日公表)
Xネッコより2019年4月1日~2019年9月30日の業務報告が届いております。
経営成績の報告
当第2四半期 前第2四半期
売 上 高 23.1億円 20.1億円
営業利益率 15.0% 14.7%
1株純利益 29.68円 25.99円
配当 14円(中間実績)+14円(期末予想)
売上アップに、利益がついてきました!
増収増益の好決算。営業利益率も回復して、Xネッコの目標である15%を達成しています。
中核商品である「XNETサービス」は、大別して
- アプリケーションサービス
- AMOサービス
- SOサービス
の3つに区分できます。当2Qは、いずれも好調・堅調。
とはいえSOサービスなどでは、競争激化が見込まれています(他社の参入・体制強化)。
1Q時点で減益の要因となっていた
- 償却費負担の増加
- 業務委託費の増加
についても、懸念は払拭されています。
①償却費負担の増加は、大幅増収でカバー。
②業務委託費の増加は、2Q時点では平均的な水準に収束。1Qの宣言通り「一時的」なものであったことが証明されています。
財政状態の報告
当第2四半期末 前期末
総 資 産 76.2億円 75.5億円
1株純資産 796.7円 781.05円
自己資本比率 86.4% 85.5%
A(※)/総資産 65.4% 64.1%
※A=現金預金+有価証券+投資有価証券+関係会社預け金
財政状態についても、申し分ありません。
着実に1株あたり純資産を積み上げ、総資産を拡大しています。
自己資本比率もかなり高めですし、総資産の約2/3が余剰資金ということで、倒産しようがない状態です。
キャッシュ・フローの状況
当第2四半期 前第2四半期末
営業C/F 5.1億円 4.6億円
投資C/F ▲4.3億円 ▲4.6億円
財務C/F ▲1.2億円 ▲1.2億円
いくら利益が出ていても、キャッシュフローがまわっていかなければ、企業はダメになってしまいます。
この点、Xネッコはかなり安心。
- 利益が伸びて、営業CFも伸びている
- 営業CFで、固定資産取得と配当金支払いがカバーできている
ということで、かなり健全な状態と言えるでしょう。
今後の見通し
最新のニュース
最近のXネッコは、
- ㈱横浜銀行
- ㈱第四銀行
- ㈱西日本シティ
- 第一生命保険㈱
などに対する、システム提供・サービスを開始させています。
業績予想
予想の変更はありませんでした。
進捗率も、売上高・利益ともザックリ半分程度で、順調な模様。
この勢いで、着実に予想ラインに到達してくれればと思います。
配当予想
年間28円の配当金は、予定通り支払われることでしょう。
Xネッコは、過去のアナリスト説明会で「配当性向50%キープが重要」と発言しています。
通期の業績予想達成&配当額28円の場合、配当性向は47%。50%をキープするには、1~2円の増配が必要になります。
好業績からの増配は、こびと株オーナーの幸せです。
絶好調のXネッコに期待しつつ、下期の状況を観察したいと思います。
それではまたっ!
(参考:株式会社エックスネット 四半期決算短信等)
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