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CDS 2018年12月期期末決算(2019年2月13日公表)
CDS株式会社のこびと「CDS」から、2018年1月1日~12月31日の業務報告が届いております。
経営成績の報告
当期 前期
売上高 91.6億円 85.0億円
営業利益率 14.2% 12.4%
1株純利益 125.18円 98.29円
配当 22円(中間)+22円(期末)
CDSくん自身も述べている通り、かなりの好決算でした。前期比で増収増益で、各段階利益は+20%以上となっています。
- 3Q予想は軽々とクリア
- 全てのセグメントで増収増益
- 利益率もアップ
- 売上・利益ともに過去最高実績
こびと株オーナーとしても、うれしい限りです。
財政状態の報告
当期末 前期末
総資産 78.6億円 69.5億円
1株純資産 821.62円 740.40円
自己資本比率 71.3% 72.7%
A(※)/総資産 22.9% 20.4%
※ A=現金預金+投資有価証券
純資産は着実に増えていますし、現金等も相変わらずたっぷり。この安定感は、ちょっとやそっとじゃ揺らぎません。
キャッシュ・フローの状況
当期 前期
営業C/F 1,138百万円 149百万円
投資C/F ▲523百万円 ▲297百万円
財務C/F ▲ 206百万円 2百万円
昨年の異常に減少していた営業CFが回復しました!
前期比約10億円。借り入れに頼らずとも、固定資産への投資や配当金の支払いをまかなえる状態です。
FCFは6億円の黒字。期末の現預金も増えて、ほっと一息。
とはいえ、懸念のもとだった売上債権はさらに増大しています。(増加額は減少しています。)
CDSくんの主要な顧客は三菱自動車工業。当期の売上の3割近くを占めています。
増加している売上債権に、三菱自動車工業がからんでいるのかいないのか。その背景に、ゴーン氏に関するゴタゴタが、関係あるのかないのか。
こびと株オーナーとしては、やきもきしてしまいます。
- もともとキャッシュに余裕がある
- 貸倒引当金は減少している
といった状況から考えると、過剰な心配は必要ありません。
今後の見通し
業績予想
H31/12期の業績についても、増収増益の予想が発表されました。
営業利益率は14.3%。H30/12期実績より、さらに上を目指すようです。
H31/12期は、三菱自動車工業とのITアウトソーシングサービス契約がきれる年です。H31/3/31以降、業務発注量の下限が保証されなくなります。
三菱自動車工業は、CDSくんの売上の約3割を占める主要な顧客。契約終了後も、着実に増収増益を続けていけるのであれば、これはかなりポジティブなニュースと言えるでしょう。
配当金について
- 当期配当は、予定通り44円(うち、中間22円)
- 来期配当予想は、48円!(うち、中間24円)
こびと株オーナーの大好きな「増配」です!しかも2年連続。CDSくん、よくやった!
簿価利回り(予想配当/取得価額)は5%にまで成長しました。株価も上がってるし増配もしてるし、文句なし。
1株あたり44円の配当を前提にすると、配当総額は約3.3億円。当期と同程度の営業CFがあれば、十分にまかなうことができます。
配当性向は約38%。特に心配のない水準と言えるでしょう。
それではまたっ!
(参考:CDS株式会社 四半期決算短信等)
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