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宝印刷 2020年5月期第2四半期決算(2019年12月26日公表)
たからちゃんより2019年6月1日~2019年11月30日の業務報告が届いております。
経営成績の報告
当第2四半期 前第2四半期
売 上 高 105.5億円 96.9億円
営業利益率 13.4% 13.3%
1株純利益 84.03円 81.60円
配当 27円+27円(期末予想)
たからちゃん、2Qは良好な成績をおさめました。
前年に比べて増収の上、営業利益率も若干の向上が見られ、しっかり増益につなげています。
伸びる売上に対して、伸び悩む利益率…という構図から、抜け出せたきたようです。
製品別でみると
- 金商法関連:減収
- 会社法関連:減収
- IR関連:増収
- その他(株主優待関連など):増収
という状況。
それから、当2Qの損益計算書には「のれん減損損失」が2,200万円計上されています。
財政状態の報告
当第2四半期末 前期末
総 資 産 208.8億円 222.0億円
1株純資産 1,414.58円 1,342.03円
自己資本比率 75.8% 67.6%
A(※)/総資産 52.8% 46.3%
※A=現金預金+投資有価証券
安定した財政基盤のもと、稼いでくれているこびとちゃんです。
安全性には何の問題もありません。
期末に若干低下していた自己資本比率も、1Q以来上昇しています。
キャッシュ・フローの状況
当期 前期
営業C/F 16.6億円 16.6億円
投資C/F ▲7.3億円 ▲3.0億円
財務C/F ▲3.5億円 ▲2.3億円
昨年2Qと比べると、キャッシュの増加幅は鈍っています。(前2Q:11.2億円→当2Q:5.8億円)
注目したいのは、投資CFの動き。
- 「有形固定資産の取得による支出」が3.8億円ほど増加
- 「無形固定資産の取得による支出」が0.5億円ほど増加
ということで、投資額が比較的多めになっています。
今後の業績にきちんとプラスの影響があるのかどうか、見守っていきたいと思います。
営業CFは、昨年とおおむね同水準に着地しています。(前2Q:19.2億円→当2Q:20.9億円)
- 仕入債務&未払費用の減少額増加によるキャッシュアウト(△8.3億円)を
- 売上債権の減少額増加によるキャッシュイン(+8.3億円)がカバー
している形です。
財務CFの動きは
- 「長期借入金の返済による支出」が0.5億円ほど増加
- 「長期借入れによる収入」が0.6億円ほど減少(当期は長期借入ナシ)
という程度。
今後の見通し
最近のニュース
最近のたからちゃんのニュースとしては
- 12月2日:かねてより発表していた持株会社化が実行
されました。
いまいち実態がつかみにくい新設分割による持株会社化。
静かに様子をみていきたいと思います。
業績予想
通期予想に変更はありませんでした。
1Q時点で出していた2Q予想は、全ての項目で無事達成しています。
今後の配当について
中間配当は、予定通り27円で実行されるもようです。(支払開始予定日は2020/1/27)
期末配当についても、全く懸念はありません。
年間で昨年比4円の増配を達成してくれることと思います。
4Q予想達成&年間配当額54円を仮定すれば、配当性向は46.5%程度になります。
たからちゃんは目標とする配当性向などは公表していませんが、過去には利益の50%以上を配当していた時期もあります。
2020年5月期は、3カ年の中期経営計画最後の年。
今後の経営計画・利益計画と、配当政策に注目していきたいと思います。
それではまたっ!
(参考:宝印刷株式会社 四半期決算短信等)
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