年収別の手取りと生活費を計算して気がついた5つのこと【300万円~1000万円】

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こんにちは、シーウィード@こびとが見える経理マンです。

自分らしく満足度が高い生活を送るためには、いったいいくら稼げばいいんだ?

とぼんやり悩んでいる私。年収300万円~年収1000万円の生活をリアルにイメージするために、情報をまとめてみました。

  1. 年収300万円~1000万円の手取り・生活費(月ベース)
  2. 各年収の生活水準を比較して分かったこと

この2点を読んでもらえれば、1000万円しか稼いでもそれしか使えないのか!とか、これぐらいの収入水準の方が効率がいいじゃん!とか、人によって色々な気づきが得られると思います。

 

年収別の手取りと生活費を算定

給与収入の全額が自分のモノになるわけではありません。

  • 社会保険料(健康保険料や年金保険料)
  • 所得税
  • 住民税

などが引かれるからです。

理想の年収(いくら稼げば幸せに暮らせるか)を考えるにあたっては、額面ベースではなく手取り額から考える必要があります。

自由に使えるお金がいくら欲しいか?という発想から考えなければ意味がないからです。

というわけで、さっそく年収300万円~年収1000万円の手取額を見ていきたいと思います。

補足:各種計算の前提

独身前提です(扶養控除がないため、税金が高めに出ています)

 

年収300万円の手取りと生活費

  1. 社会保険料 42.7万円
  2. 所得税 5.57万円
  3. 住民税 11.9万円
  4. 手取 240万円
  5. 年収に占める手取額の割合80%

 

貯蓄率を15%、年間一時金の支出率を10%とすると

  • 貯金額(年間) 36万円
  • 一時金(年間) 24万円
  • 生活費(年間) 180万円(=月額15万円

となります。

結構厳しい感じがしますが、家賃水準しだいですかね。住宅費の負担が軽ければ、独り暮らしなら全然やっていけそうです。

 

年収400万円の手取りと生活費

  1. 社会保険料 56.9万円
  2. 所得税 8.56万円
  3. 住民税 17.9万円
  4. 手取 317万円
  5. 年収に占める手取額の割合79.25%

 

貯蓄率を15%、年間一時金の支出率を10%とすると

  • 貯金額(年間) 48万円
  • 一時金(年間) 32万円
  • 生活費(年間) 237万円(=月額19.8万円

となります。

大卒2年目の平均的なラインといった感じでしょうか。

年間50万円貯金しつつ、時々は旅行に行ったり大きな買い物で30万円使いながら、毎月20万円で暮らす。

そんなイメージでしょうか。私はまさにこんな感じで20代前半~半ばを過ごしてました。

実家暮らしや寮暮らしなどで家賃を抑えられるのなら、年間100万円の貯金も可能です。

 

年収500万円の手取りと生活費

  1. 社会保険料 71.1万円
  2. 所得税 13.9万円
  3. 住民税 24.4万円
  4. 手取 391万円
  5. 年収に占める手取額の割合78.2%

 

貯蓄率を15%、年間一時金の支出率を10%とすると

  • 貯金額(年間) 59万円
  • 一時金(年間) 39万円
  • 生活費(年間) 293万円(=月額24.4万円

となります。

年収300~400万円と比べるとだいぶ余裕が出てきました。配偶者控除等による節税や児童手当を考慮すれば、奥さん・子ども1人ぐらいは養っていけそうです。

都市圏の家賃水準だとかなり厳しいかもしれません。

 

年収600万円の手取りと生活費

  1. 社会保険料 85.3万円
  2. 所得税 20.5万円
  3. 住民税 31万円
  4. 手取 463万円
  5. 年収に占める手取額の割合77.16%

 

貯蓄率を15%、年間一時金の支出率を10%とすると

  • 貯金額(年間) 69万円
  • 一時金(年間) 46万円
  • 生活費(年間) 348万円(=月額29万円

となります。

かなり余裕が出てきました。年収600万円は、個人で稼ぐ金額としては平均以上の水準です。

奥さんが非課税の範囲(年収103万円)でパートに出てくれば、余裕をもって子ども2人育てられそうですね。

 

年収700万円の手取りと生活費

  1. 社会保険料 99.6万円
  2. 所得税 31.7万円
  3. 住民税 38万円
  4. 手取 531万円
  5. 年収に占める手取額の割合75.86%

 

貯蓄率を15%、年間一時金の支出率を10%とすると

  • 貯金額(年間) 80万円
  • 一時金(年間) 53万円
  • 生活費(年間) 398万円(=月額33.2万円

となります。

1馬力で十分にも家族を養えそうな水準です。

独身でこの金額を稼いでいたら、悠々自適、まさに独身貴族といった感じでしょうか。

 

年収800万円の手取りと生活費

  1. 社会保険料 114万円
  2. 所得税 46.9万円
  3. 住民税 45.6万円
  4. 手取 594万円
  5. 年収に占める手取額の割合74.25%

 

貯蓄率を15%、年間一時金の支出率を10%とすると

  • 貯金額(年間) 89万円
  • 一時金(年間) 59万円
  • 生活費(年間) 446万円(=月額37.2万円

となります。

転職サイトなどで『ハイクラス』、『高年収』として扱われる年収800万円のラインです。

家族を養いながら、自分の趣味にも充てる金額を確保できる。そんな水準です。

ちなみに、上場企業トップ300の40歳・平均年収が800万円ぐらいと言われています。

独身なら500万円ぐらいの高級車を乗り回せるでしょう。

 

年収900万円の手取りと生活費

  1. 社会保険料 128万円
  2. 所得税 62.1万円
  3. 住民税 53.2万円
  4. 657万円
  5. 年収に占める手取額の割合73.00

 

貯蓄率を15%、年間一時金の支出率を10%とすると

  • 貯金額(年間) 99万円
  • 一時金(年間) 66万円
  • 生活費(年間) 492万円(=月額41万円

となります。

年収900万円だと、月々の生活費が40万円を越えてきます。もしかしたら、年収の割に「意外に少ない」と思われるかもしれませんね。

貯金を一切しないことにすると、生活費は50万円まで跳ね上がります。家計診断などで年収900万円もあるのに貯金できない!と相談している家計の生活費がまさにこんな感じですね。

 

年収1000万円の手取りと生活費

  1. 社会保険料 142万円
  2. 所得税 77.2万円
  3. 住民税 60.7万円
  4. 手取 720万円
  5. 年収に占める手取額の割合72.00%

 

貯蓄率を15%、年間一時金の支出率を10%とすると

  • 貯金額(年間) 108万円
  • 一時金(年間) 72万円
  • 生活費(年間) 540万円(月額45万円

となります。

手取り総額720万円です。12ヶ月で割ると手取りは月60万円。ボーナスを考えると実際はこんなにないでしょう。

イメージしていた『お金持ちの生活』とはほど遠い姿が見えてきます。

 

額面年収と手取・生活費(月間)の関係

年収300万円~年収1000万円の手取り&生活費等を、一表にまとめてみました。

額面年収と手取

ここから分かること・感じたことを5点記述したいと思います。

 

①100万円稼ぐ毎に、約1%程度ずつ手取率が悪化していく

累進課税制度の影響ですね。

稼げば稼ぐほど税金で持っていかれます。

年収300万円の時は手取率80%。60万円が社会保険料・税金でした。

年収1000万円になると手取率は72%まで悪化。なんと280万円が社会保険料・税金になります。

 

②貯蓄率を固定すると全然貯まらない

一般に、適正な(理想の)貯蓄率は15%~20%程度であると言われています。

年収300万円のときの貯蓄率15%は、結構頑張っている感じがします。月15万円で生活しながら年間36万円貯金するわけですからね。

一方で、年収1000万円のときの貯蓄率15%は、だいぶ物足りない感じです。年間108万円しか貯められていません。年収500万円前後の家計でも、年間100万円貯めているところはありますからね。

結局、稼いだら稼いだぶんだけ生活水準をアップさせるという生活をしているとこうなるわけです。

もし貯蓄がしたいなら、固定すべきは貯蓄率ではなく生活費の金額です。いくら収入がアップしようと、必要最低限の生活水準を変えてはいけないということです。

 

③『年収1000万円』と『年収500万円+年収400万円』の夫婦の生活水準は同じ

年収1000万円の場合、手取は720万円になります。

年収500万円と年収400万円の夫婦の場合、手取は合計で708万円になります。年収自体は100万円違うにも関わらず、手取の差は12万円しかありません。

どれだけ年収1000万円の人の燃費が悪いか分かりますね。税金等が高すぎるのです。

ちなみに、年収1000万円以上の人の割合は上位4~5%です。20人に1人ですから、非常に狭き門であることが分かります。

一方で年収400~500万円というのはボリュームゾーンです。一人で年収1000万円よりも、正社員共働きの方が可能性があるかもしれませんね。

 

④家賃のような大型固定費の削減が「余裕のある生活」のカギになる

年収300万円の場合、月の生活費は約15万円でした。相当安い賃貸物件か、実家・寮暮らしでないと厳しそうな感じです。

一方で、年収1000万円の場合、月の生活費は約45万円でした。かなり余裕があるように見えますが、実はそうでもありません。

年収1000万円プレーヤーだぜ!と調子に乗って家賃20万円のところに住んでしまったら、生活費として手元に残るのは25万円です。家族3人暮らしの場合、家賃負担後で25万円の生活費はそれなりに余裕があると思いますが、「金持ちの暮らし」には程遠いでしょう。

 

住宅ローンはどれぐらい負担できるでしょうか。

  • 借入金額7,000万円
  • 金利2%
  • 借入期間35年

この条件で、返済額は月23万円です。都心の高級マンションを買うと、あっという間にこのレベルの固定費が出ていくことになります。修繕積立金や管理費などを考慮すると、さらにプラス3~5万円ぐらいでしょうか。

ちなみに、借入額5000万円だと返済額は月16.5万円になります。これでもかなり負担感がありますね。

 

結局、住宅コストは抑えられるなら抑えるに越したことはありません。年収の増加に比して、住宅コストを抑え続けられた場合は一気に蓄財を進めることができるようになります。固定費のインパクトは大きいのです。

  1. 実家で暮らす
  2. 寮で暮らす
  3. 福利厚生制度を利用する(借り上げ社宅)

年収500万円にせよ、年収1000万円にせよ、住居費が3万円で住むなら生活は一気に楽になるでしょう。

キャッシュリッチな企業の場合、借り上げ社宅を用意してくれるところがあります。最近転職してしまった知人の場合、年収水準は転職前後で600万円と変わらなかったのですが、借り上げ社宅制度で家賃15万円のところに1万円の自己負担で住めるようになったと言っていました。

家賃負担が月1万円で済むため、めちゃくちゃ生活が楽になったと言っています。これは相当恵まれているケースであまり参考にならないと思いますが、家賃負担が軽ければ楽になるというのは良く分かりますね。

 

もし実家に両親しか住んでいなければ、家族の多い現役世代が実家を借り受けて、両親にはもっと家賃の安い(そして丁度よい広さで綺麗な)ところに移ってもらうというプランもありですよね。実家の活用方法は、色々とありそうです。

 

⑤年収1000万円あっても、すべてのジャンルでお金を使えるようになるわけではない

家賃の事例を見て分かる通り、「7000万円以上の高級住宅」に住んでしまうと、もうそれだけで年収500万円→1000万円にアップした分の金額(月ベースで約20万円)を使い果たしてしまうことになります。

それにもかかわらず!

  1. 高級車を買う
  2. 子供を小学校から私立に通わせる
  3. 日々の食事は高級食材で

なんてことをやってしまうと、あっという間に赤字家計です。

年収1000万円に到達したところで、アレもコレも手に入る生活を実現するのは不可能ということです。あるジャンルでお金をかけることを「選べる」ようになるだけです。

住宅、車両、教育、保健、どんなジャンルでもお金をかけられると勘違いすると、メタボ家計まっしぐらです。そうなりがちだというのは、なんとなく分かる気がしますね…

 

まとめ

年収別の手取り・生活費はこうなりました(再掲)。

額面年収と手取

ここから見えることは

  1. 100万円稼ぐ毎に、約1%程度ずつ手取率が悪化していく
  2. 貯蓄率を固定すると全然貯まらない
  3. 『年収1000万円』と『年収500万円+年収400万円』の夫婦の生活水準は同じ
  4. 家賃のような大型固定費の削減が「余裕のある生活」のカギになる
  5. 年収1000万円あっても、すべてのジャンルでお金を使えるようになるわけではない

という感じです。人によって感じ方は様々だと思いますけどね。

 

結局、効率よく蓄財したいのなら

  • 夫婦それぞれが年収300~600万円ぐらいの共働きで
  • 借り上げ社宅などの制度や実家を利用して家賃負担を減らし
  • お金をかけるジャンルとかけないジャンルをしっかり見極めつつ
  • 年収が増加しても、支出を増やさないようにする

という当たり前の結論になりました。数字で見て、それがハッキリしたという感じでしょうか。

質素倹約で暮らせる地方公務員共働きが最強じゃんみたいな、どこかの掲示板サイトで見たようなオチになりましたね(笑)

 

自分が満足のゆく生活水準と、それを達成するための年収。この2つを見極めて、効率よく働いていきましょう!

それではまたっ!

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ABOUTこの記事をかいた人

シーウィード

こびと株.comのボス(役割:投資対象の選定)。お金の話と健康をこよなく愛するアラサーリーマン。一部上場企業の経理/財務部で財務諸表を作成している会計の専門家(日商1級・証券アナリスト)。40歳時点で給与以外の収入(配当/不動産/サイト運営)を月額20万円にすることを目標に活動中。187cmの大男。