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こんな人のための記事です。
職場の人間関係に悩むサラリーマンは、少なくありません。
ISSP(国際社会調査プログラム)の2015年調査によれば、日本は「職場の同僚の関係は良い」と考えている人の割合が世界最低(37ヶ国中37位)です。(参考:PRESIDENT WOMAN「なぜ日本は”職場の人間関係”が世界一悪いのか」)
「仕事を辞めたい」と思った理由ランキングでは、「職場の人間関係が良くない」が第2位にランクインしています。(参考:マイナビ転職「本音と建前は必須?退職理由ランキングと好印象な伝え方・例文」)
また、職場の人間関係に満足している人は17%しかいないというデータもあります。
私自身、職場の人間関係にはさまざまに悩まされました。(コミュ力が決して高くない私なので、当然かもしれませんが)
とはいえ、社会人歴10年ともなれば、色々と知恵もつくものです。
コミュ力低めの人向けのやり方ですので
- 笑顔で話そう!
- 挨拶をしっかり!
- 雑談こそが大切!
みたいな、コミュ力重視の改善プランではありません。
目次
職場の人間関係を良くする方法は「仕事に集中する」こと
結論は、コレです。
コミュ力が低い人の場合、コミュニケーションの改善に向けてバタバタともがくより、よほど効率的&効果的だと思います。
職場は仕事をする場所
もちろん、職場の人間関係は重要です。
誰だって、コミュニケーションが劣悪な職場より、良好な職場で働きたいですよね。ストレスも少ないし、仕事の出来にも良い影響があります。
仲良しを見つける場所でも、ワイワイ雑談を楽しむ場所でもありません。
そしてそのことを、上司も部下も同僚も、みんながちゃんと分かっています。
職場の人間関係で1番重要なこと
だから、職場の人間関係にとって一番重要な要素は「仕事がデキるかどうか」です。
仕事がデキる人に対しては、多くのサラリーマンが「あの人と仲良くした方が良さそうだな」と考えるでしょう。
例えコミュニケーション力に少々問題があったとしても、
と大目に見てもらえます。
※もちろん、仕事がデキるのに人間関係はボロボロというケースも存在します。それついては、後半、「仕事に集中できていないNGパターン」「仕事に集中するプランの弱点と対策」として紹介していきます。
逆に、仕事がデキない人に対しては、「あの人と仲良くしてもあんまりメリットないな」と考えるサラリーマンが多いと思います。
例えコミュ力が高かったとしても
と、敬遠されることでしょう。仕事のデキない人と同じチームで働くのは、なかなか大変なことですから。
結局、仕事がデキれば人間関係はうまく行きやすいわけです。
理由は、周りの目が変わってくるから。
というわけです。
実体験:仕事力が延びれば人間関係は改善する
私自身、ギスギスしていた職場の人間関係を、
- ×コミュ力の向上
- 〇仕事力の向上
で改善しました。
仕事がデキれば、自然と、職場で人のサポートができるようになります。
- こいつのおかげで助かったかも
- こいつがいてくれて良かった~
- こいつ、頼りになるな
なんてことが増えれば、相手が勝手に「こびと株さんって意外とイイ奴じゃん」と思ってくれるようになります。
仕事がデキるようになるにつれて、自分のコミュ力は変わらなくても、周りの反応が勝手に変わっていくわけなのです。
そして、コミュ力ではなく、自分の得意なスキルをぐいぐい伸ばしましょう。
その方が人の役に立てます。人の役に立てれば、人からの印象はよくなります。
結果として、人間関係も改善していくというわけです。
仕事に集中できていないNGパターン2種
こういう人にありがちなパターンを2つ、実例を交えてご紹介します。
パターン①「誰の責任か」にフォーカスする
と思いたいあまり、職場でトラブルが発生するたびに、
- 自分には責任がないことを主張
- 責任があると思われる人を非難
といった行動をとってしまうパターンです。
本当に仕事そのものに集中している人は、トラブルの時
- ×犯人を探す
- 〇今からできるリカバリー方法を探す
ことに一生懸命になるもの。
そしてそういう態度が、その後の良い人間関係に結びつくものです。
私の元同僚(先輩)にも、なかなか困ったおじさんがいました。
課内でミスが発見されるたびに、「オレがチェックした資料じゃない!」と叫び、ミスをした人・見逃した人を延々と責め立てるのです。
ミスで泣きそうになっている後輩社員に対して
- お前、1年でオレの10年分以上のミスしてるよ
- 仕事は遊びじゃねぇんだよっ!
- バカにしてんのかよっ
と怒鳴り散らす。
ミスした人をなぐさめている人には「ヘラヘラしてんじゃねぇよっ」と当たり散らす。
リカバリープランの打ち合わせの場では「最初から間違えなきゃ良いんだよっ」と意味のない発言を繰り返す。
結局このおじさんは、職場の人間関係をズルズルと悪化させ、ついにはメンタル不調に陥ってしまいました。
パターン②雑談で軽率な発言をする
コミュニケーションが得意でないなら、雑談に夢中になるのは、おすすめしません。しっかり仕事に集中しましょう。
軽率な発言は、あなたの評判をガタ落ちさせる可能性があります。
「コミュ力ではなく仕事力で人間関係を作ろう」というプランを採用するなら、軽率な雑談は控えた方が得策。
特に、無意識に
- 差別的な発言
- 人をおとしめる発言
をしてしまわないように、よくよく注意しましょう。
私の元上司(左遷されました)は
- 事務を頑張っている新入社員に「そんな仕事、女の子にやらせとけよ」
- YahooニュースでLGBTに関する報道を見ながら「ホモとか気持ちわりぃー」
- 契約満了で次の仕事が未定の派遣さんに「明日から仕事無いとかうらやましー」
- うつ病で欠勤する人への傷病手当支払いデータを見て「働かないのにもらえるとか、ズルくね?変わってほしいんだけど」
といった問題発言を繰り返す人でした。
仕事に集中するプランの弱点と対策3つ
もちろんこのプランにも、弱点はあります。
ここでは、弱点&その対策を3つ、ご紹介します。
弱点①初対面の人とはうまくやれないこともある
このプランは根本的に、
- コミュ力は低いけど
- 仕事できるから
- 優しくしてね!
という発想でできています。
長い人間関係においては、仕事がデキることで相手の役に立つ機会も増えるので、これは十分に成立します。
ところが、接する機会が少ないうちは、なかなか伝わりません。
仕事がデキることによる貢献より、コミュ力が低いことによるわずらわしさの方が目立ってしまうからです。
対策:諦める
ということになるので、「仕事に集中する」プランを採用するなら、初対面の人とうまくやれないのは諦めるほかありません。
- 時間をかければ人間関係は改善していく
- 長く一緒にいる人とは人間関係が良好
ということであれば、大きなストレスにはなりにくいと思います。
私自身、初対面の人には「生意気」「人を馬鹿にしている」「めんどくさい」「暗い」などと言われることもあります。
でも、長期の関係になるにつれて「なんだ、良い子じゃん」「一生懸命だよね」「印象変わったわ~」なんて言われることが多いので、
と割り切っています。(少しは努力すべきかもしれません…)
弱点②仕事がデキない人とはうまくやれないこともある
もうひとつ、仕事がデキない人とも、うまくやれない可能性があります。
なぜなら、仕事がデキない人の中には
- 「仕事がデキる」人を認めたくない
- 「仕事がデキる」人のことが分からない
というタイプが存在するからです。
①は分かりやすいですよね。
彼らと人間関係がイマイチでも、「まぁ、放っておけばいいかな」というのが私の考えです。
※彼はその後転職していきました。良かった!
対策:時間をかける
②のタイプの人との人間関係づくりは、時間をかけるしかありません。
例えば私の場合だと、派遣社員のAさんとの人間関係を良好にするのに、5年程かかりました。
Aさんの役割&知識では、私の仕事の難易度が分かりません。直接一緒に仕事をすることもありません。
だから、彼女に「この人と仲良くしてあげてもいいかな」と思ってもらうには時間がかかります。
職場の他の社員みんなが口をそろえて「この人は仕事ができるよ」「この人は良い子だよ」と言ってくれるようになった後で、初めてそう思ってもらえるわけです。
弱点③「仲良しグループ」な職場ではお手上げ
残念なことですが、会社や部署が、社長や部長などの「ただ単に居心地のよい場所」になってしまっているケースがあります。
要するに、「職場は仕事をする場所だよね」という前提が成り立たない空間です。
この場合は、いくら仕事がデキるようになっても、職場の人間関係が改善しない可能性があります。
- ×仕事をスムーズにまわすために良い人間関係は必要
- 〇居心地の良い付き合いができればなんでもいい
という場所で、コミュ力の低い人は排除されるのは、むしろ自然です。
対策:転職した方が身のため
個人的には、転職をおすすめします。
「そんな極端な!」と思うかもしれませんが、こういう職場は
- ストレス度が高い
- 一度微妙な立場になってしまうと、改善が困難
- 部署や会社自体の将来が暗い
ので、努力してもあまりメリットが得られないんです。
今は、優秀な転職エージェントに相談すれば、早くて数日、長くとも半年程度の間には転職先が決まるご時世です。
- 20代:マイナビAGENT
- 30代以降:JACリクルートメント
これらのエージェントなら、きっと力になってくれるはず。(私自身が、利用経験のあるエージェントです。かなり優秀で親切なので、相談相手としてはピッタリです)
改善する見込みの少ない職場の人間関係に悩むより、一度リセットしてしまう方が合理的。まずは一度、エージェントの話を聞いてみて下さいね。
まとめ:職場の人間関係に悩むサラリーマンは、仕事に集中した方が良い
結局、コミュ力低めのサラリーマンが職場の人間関係を良くする方法は
すること。
職場は仕事をする場所なので、仕事がデキるようになることが、人間関係改善の基礎にもなります。
とはいえ、
- 初対面の人との人間関係
- 仕事がデキない人との人間関係
- 仲良しグループな職場での人間関係
においては、この作戦がうまくいかないこともあります。
と割り切ることと、
ことを意識しておくのがおすすめです。
※「逃げた方がいいかも」と思ったときは、優秀な転職エージェントの助けを借りましょう。どうせなら、より良い会社に向けて脱出したいですからね。
- 20代:マイナビAGENT
- 30代以降:JACリクルートメント
職場の人間関係は、仕事をする上で重要なポイントです。
でも、コミュ力低めの自覚がある人は、そこにフォーカスしすぎない方が良いと、私は思います。
仕事自体の能力アップに集中することが、結局は職場の人間関係を改善する近道だからです。
それではまたっ!
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