会計業界は将来性なし!?会計士、財務・投資顧問、会計・経理事務員は将来機械に仕事を奪われるらしい。

※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告を利用しているものがあります

こんにちは、シーウィード@こびとが見える経理マンです。

30歳超えたおっさんが「こびとが見える」とか言ってる時点でかなり痛々しいのですが、今、会計業界ではそんな小さなことを気にしていられないような大変な事態が起きているのです。聞いてください。

 

会計職人は将来いなくなる!?

今、ちきりんさんの「自分の時間を取り戻そう」を、半目口半開きで読んでいたのですが、ショッキングな表を目の当たりにしてしまいました。

【機械が奪う職業・仕事ランキング】

機会が奪う職業・仕事ランキング

(出典:ちきりん「自分の時間を取り戻そう」ダイヤモンド社)

  • 2位   会計士
  • 46位 財務・投資顧問
  • 50位 会計・経理事務員

 

さらば、会計業界…

 

この表、以前から何度か目にしていたものではあったんですよね。気づかなかったフリをしていただけなんですけど、たまたま頭が冴えているタイミングでこの表を見てしまったため、現実と向き合わざるを得なくなりました。

 

経理マンを10年超やってる立場から明言します。

会計の仕事は、どんどん機械にとって替わられると思います!(言い切った!)

誤解のないように先に言っておくと、「人間がやらざるを得ない部分」は多少残ると思います。すべてではなく、「大半の業務が機械に取って替わられる」と思います。その理由がコチラ。

 

会計業務の特徴は「大量反復」。それは機械の得意分野。

ポイントは、「大量」と「反復」です。

会計の仕事は、企業活動をすべて数値化しようという壮大なお仕事ですから、企業規模が大きくなればなるほどやることが増えます。

売上1,000億円の企業の活動の裏には、膨大な量の製商品の流れ、膨大な数の人員の活動があるのです。

これらをすべて伝票・データでコントロールするのですから、大量の事務処理が必要になります。

扱うデータが大量になる一方で、そのデータの内容が複雑化するかというとそうではなく、同じような性質のデータが大量になるというイメージです。

社員Aと社員Bがそれぞれ別の国に出張へ行ったとしても、会計上は「旅費交通費」にしかなりませんからね。数値上、性質に違いはありません。

 

また、会計の仕事は、日次スケジュール、月次スケジュール、四半期スケジュール、年次スケジュールというように、やるべきことがタイミングを軸にしてキッチリと区切られています。

毎日、毎月、毎四半期、毎年、同じことをやるんです。全体の業務に占める新規業務(買収案件対応だとか法改正対応だとか)の割合は、1割もないんじゃないでしょうか。

経理の仕事は、反復性が非常に高い業務なのですね。

 

同質・大量のデータを、反復して処理する。

 

これって…そう、まさに機械様の得意分野です。

 

人間の皆様お疲れ様でした。いわゆる制度会計のような定型的な分野は、今後ITの発達に伴いますます生産性が高まり、人間がやっていたことはなくなっていくでしょう。

 

ブラックボックスだった専門性。ネットの知の集積・アクセシビリティの向上で白日の下に晒された

上記のような大量反復を前提とした「定型業務」が機械に取って替わられるなか、専門性の残る業務については大丈夫なんじゃないか?という意見もあると思うのですね。

例えば、「監査」やタックスプランニングを中心とした「税務」です。

ところがどっこい、このあたりもダメなんです。

 

具体例を1つあげると、例えば「確定申告」の方法。どこまで経費が認められるか?というのは、今までは税理士先生のみぞしる専門分野だったと思うのですね。

それがインターネットの発達で、誰でも「ググれば分かる」ようになってしまった。本来、相談料を支払って得ていた専門知識が、無料で手に入るようになってしまった。あれ?専門家、必要?

今のは非常に簡単な例ですが、実務の現場でも似たような事態が起こりつつあります。

結局、インターネットによる「知の集積」と、それに対するアクセシビリティの向上で、専門家の出番が減ってしまっているんです。

経理経験20年のベテラン(PC音痴)より、検索上手な新人の方が強い

という悲しい事態。無念。

 

将来性は明るくないと感じます

管理会計畑の人は、まだ生き残れるのではないかと思いますが、制度会計畑の人は、どんどん肩身が狭くなるんじゃないでしょうかね。

このような危機意識から、こびと株.comメンバーは投資活動や収入の分散を頑張っているのです!

会計の知識自体は、投資なり経営に役立つベースになりますからね。学んで無駄になりませんが、これだけでメシが食える時代ではなくなるでしょう。

ということで、経理マンがいなくなる日もそう遠くはないのかもしれません。そうすると、私の記事の書き出しはこうなります。

 

シーウィード@こびとが見えます。

 

だいぶ洗練されましたね。お読み頂き本当にありがとうございました。

 

それではまたっ!

 

~ちきりん著、自分の時間を取り戻そう~

賛否両論のようですが、個人的には面白い本だと思いました。気になる方はぜひ!

スポンサーリンク
スポンサーリンク


ABOUTこの記事をかいた人

こびと株.comの管理人。一部上場企業での経理/財務の実務経験10年超、日商簿記1級、証券アナリスト、FP資格を有する「企業と個人のお金の専門家」。4つの財布(給与/配当/不動産/事業収入)を駆使して経済的自由を達成することを目標に奮闘中。