CDS 2018年12月期第1四半期決算(2018年5月11日公表)
CDSより2018年1月1日~3月31日の業務報告が届いております。
経営成績について
当第1四半期 前第1四半期
売 上 高 22.8億円 23.5億円
営業利益率 13.6% 16.7%
1株純利益 30.77円 38.25円
配当予想 20円(中間)+20円(期末)
売上減少の原因としては、
- 顧客企業での新製品開発計画・市場導入計画の遅延
- 前年に顧客企業のIT投資が積極的に行われた反動
などが挙げられています。
CDSは、売上の30%近くを三菱自動車工業(株)に依存する会社です。そんなこともあって、顧客企業の計画や投資判断の影響を受けやすいのだと思います。(※)
このあたりは、CDSに投資する上での重要なリスクだと考えています。
※ここでいう顧客企業が、三菱自動車工業(株)のことかどうかは明示されていません。念のため。
利益減少の原因は、売上減少と利益率低下の両方です。
営業利益率は前期に比べて3.1%も低下していますし、通期はさらに0.4%低下する見込みです。
しかし、もともとCDSのビジネスの営業利益率は11.8%程度(2013年~2017年の5年平均)です。これに比べると、当第1四半期の営業利益率13.6%は高めの水準といえます。
昨年の第1四半期の方が異常値だったのかもしれません。(参考:2年前の第1四半期の営業利益率は14.3%、3年前の第1四半期の営業利益率は7.5%。)
通期予想(増収増益)は維持されています。また、通期予想に対する進捗率は、売上・各段階利益とも25%を超えています。
年間を通してこのペースを維持し、通期では予想通りの着地してくれることを期待しています。
財政状態について
当第1四半期末 前期末
総 資 産 73.2億円 69.5億円
1株純資産 750.96円 740.40円
自己資本比率 70.0% 72.7%
A(※)/総資産 21.0% 19.1%
※ A=現金預金
財政状態の方は、相変わらずの好調。こびと株らしい安定ぶりを発揮してくれています。
資産の1/5が現預金であり、その額は有利子負債の4倍を超えています。またこの現預金の額は、年間の配当金支払総額の5.6倍以上でもあります。
こびと株オーナーとしては、今のところ、倒産も減配も全く心配していません。
まとめ(今後の配当について)
当期の配当予想は、前期末決算時の発表と変わらず、中間20円+期末20円の計40円です。当第1四半期の1株あたり利益は30.77円ですから、あと1-2ヶ月で、当期配当分の利益を稼ぎ出すことができるでしょう。
通期予想の1株あたり利益が108.14円ですから、配当性向は37%程度。この側面からも、さほどムリのない水準といえそうです。
今回の決算発表は、配当ニュートラル。
こびと株オーナーの一番の願いは、長期にわたる配当水準の維持です。
CDS、配当ポジティブじゃなくてかまわないから、これからもニュートラルな決算を続けていってね!応援してるよ。
それではまたっ!
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