こんにちは、こびと株(@kobito_kabu)です。
闘う投資家として有名な「久保優太」氏が、株式投資で4,000万円の借金を背負ったというニュースを目にしました。
久保優太氏は
- K-1チャンピオンでありながら
- 株式投資で億の利益をたたき出した
という珍しい経歴の持ち主です。株式投資に関しては、本も出版しています。
この記事では、
- 株破産のニュースを紹介しつつ
- このニュースから分かる3つのこと
を解説したいと思います。
目次
闘う投資家、株式投資で借金4,000万円を抱える
“闘う投資家”として、立ち技格闘技団体K-1で活躍する現ウェルター級王者・久保優太(32)をまさかの事態が襲った。株取引で2億2千万円の損失を出し、一瞬にして利益が消失。
一転して借金4000万という窮地に陥ったのだ。
投資の仕組みを知らない普通の人の感覚からすると、なぜどうしてそうなるのかまったくイメージがわかないでしょう。一瞬で2億2千万円の損失…
ネタじゃないか!?といったコメントも相次いだようですが、ご本人は「事実」としていますね。
人生はこんなにも一瞬で転落してしまうものだと今更知りました。
格闘家ももう諦めるしかないのでしょうか。
最後の希望として自己破産も考えましたが、株取引なので難しいと弁護士に言われ、一生返せない借金を抱えて生きていくことに絶望しています。
目の前真っ暗で先が見えません。— 闘う投資家 久保優太 (@K1_Kubo_Yuta) October 5, 2019
結局、
- 親族から4,000万円を借金する
- 所有するフェラーリや高級時計を売り払う
といった感じで、窮地に立たされてしまっているようです。
この度はご心配をお掛けして申し訳ございません。今回、サラちゃんとサラちゃんのご家族に助けられました。
家族の愛を感じ涙が止まりません。
これから私物も売り払って家も引っ越しゼロから頑張るのでどうか宜しくお願い致します。
明日から借金を少しずつ減らす為に生きて行きます。@sarah_168168— 闘う投資家 久保優太 (@K1_Kubo_Yuta) October 6, 2019
株破産のニュースから分かる3つのこと
というわけで、このニュースから学ぶべきことをピックアップしてみました。
- 短期間で儲けられる人は、短期間で大損もする
- 信用取引をすれば、借金を負う可能性もある
- みんな、人が損するニュースが好き
上記の通り。
順番に見てみましょう。
①短期間で儲けられる人は、短期間で大損もする
これが、資産運用の世界の絶対的な真実です。
- 短期間で大きな利益を稼げた人は
- 短期間で大損もする
良いとか悪いとかいう話ではありません。
単にリスクとリターンは裏表の関係にあるということです。
逆に言えば、今大損している人は、将来大きな利益を出せる可能性があります。大損しないような慎重な投資をしている人が、短期で大金持ちになれることはありません。
※つまり、こびと株メンバーが短期で大金持ちになることはありえない
そういう意味では、借金を背負えるぐらいリスクがとれるとうのは、1つの才覚とすら言えますね。普通の人は、そんな大胆なことができないからです。
- 借金背負う覚悟で大きなリスクをとって、短期でお金持ちを目指すか
- 大火傷しないレベルで小さなリスクをとって、中長期でお金持ちを目指すか
どんな経路も認められているのが、株式投資の世界です。
重要なのは、自分がどれぐらいのリスクをとれるか?(とりたいか?)
この一点につきます。
資産運用をしている人は、自分のリスク状態をきちんと把握しておきましょう。
②信用取引をすれば、借金を負う可能性もある
株式会社への出資というのは、有限責任です。つまり、最悪の場合でも「出資したお金」を失うだけで済みます。
それ以上の負債を負うことはありません。
ところが、借金を負う可能性がある投資方法もあります。それが信用取引(レバレッジ)です。
信用取引という仕組みを使えば、例えば
- 100万円の自己資金をもとに
- 300万円ぶんの株式を買う
といったことが可能です。この時、株価が半値(300万円→150万円)になってしまうと、損失額は▲150万円です。
自己資金100万円を超えて損失が発生しており、借金が50万円残ることになります。
おそらく、久保氏が陥ったのはこういう状況です。通常、レバレッジをかけなければ、借金を負うことはありません。
③みんな、人が損するニュースが好き
今回の件は、Yahoo!ニュースのほか、様々なメディアで取りあげられています。
結局、こういうニュースはたくさん読まれるんでしょうね。
- 投資で大成功をおさめてセレブな生活を送っていた人が
- 転落して借金を負う
これで、庶民は留飲を下げるわけです。ちなみに、久保氏のところには、誹謗中傷・辛辣なコメントが相当寄せられたようですね。
- やっぱり地道な労働に勝るものはない
- 投資で稼ぐなんて邪道だ
こういう感想を抱く人も少なくないでしょう。また世間の「投資」のイメージが悪くなるな~と思ったわけですが、まぁこれはもうしょうがないですね。
私もこうやって資産運用ブログなんぞやっているわけですが、大損するのを期待している人もいるかもしれません。
Twitterやブログをやっている方は、儲かった自慢はほどほどにしておきましょう。
リセッション(不景気)がきたらボロクソに言われるでしょうからね。こわいわ~
まとめ:大損と大儲けは紙一重
というわけで、
- K-1チャンピオンでありながら
- 株式投資で億の利益をたたき出した久保優太氏が
- 4,000万円の借金を背負ってしまった
というニュースについて、語ってみました。
もっとも示唆に富むことは、
- 短期で大儲け(大損)できる人は
- 短期で大損(大儲け)する可能性が常にある
ということです。株式投資の世界は、誰にとっても平等です。
- リスクをとった人には、大きなリターンがもたらされる可能性がありますし
- リスクをとらない人に、大きなリターンがもたらされる可能性はありません
大切なのは、自分がどれぐらいのリスクをとれるか(とりたいか)どうかです。
株式投資で儲けた自慢は、裏を返せば「リスクをどれだけとったか自慢」のようなもので、ただのチキンレースでもあるのです。
そういう意味では、リターンが大きければ大きいほど良いというわけではありません。
- 年初来リターンが10%の人
- 年初来リターンが5%の人
必ずしも前者が良いとは限りません。
単に大きなリスクをとっただけとも言えるからですね。色々な意味で、他人とのリターンの比較・競争は無意味です。
このことを忘れずに、資産運用していきたいものです。
それではまたっ!
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