こんにちは、シーウィード@こびとが見える経理マン(@kobito_kabu)です。
2019年11月18日に、金融広報中央委員会から「家計の金融行動に関する世論調査」が発表されました。金融資産の平均額も公表されていましたね。
- 金融資産の平均額(単身世帯):645万円(中央値は45万円)
- 金融資産の平均額(2人以上の世帯):1,139万円(中央値は419万円)
多いと感じるか、少ないと感じるか、どちらでしょうか?
さて、この記事では下記について解説します。
- 家計の金融行動に関する世論調査の概要
- 80%以上の人が老後不安を抱えている国で、自分が老後のお金の心配をしていない3つの理由
※先にネタバレしてしまうと、老後のお金の心配をしていない3つの理由は下記ですね。
- 国民年金の受給額を超える配当金があるから
- 足りなければ、稼げば良いと思ってるから
- 足りなければ、節約すれば良いと思ってるから
それでは、本題に入ります。
目次
概要:2019年 家計の金融行動に関する世論調査
今回の調査、要点をまとめるとざっくりこんな感じです。
端的に言って、キビシイ経済事情だなぁという感想。
- 金融資産の中央値は、単身世帯で45万円、2人以上世帯で419万円
- 昨年と比較して、金融資産が増えた人はたったの2~3割
- 全体の2~4割の人は何らかの借金をしている
- ちゃんと生活設計をしている人はたったの2~3割
- 単身世帯の85.6%、2人以上の81.2%が老後を心配している
家計の金融資産は、昨年比で1割ほど減少しています。収入の減少などにより、資産を取り崩す世帯が多かったからですね。
貯金を減らしていないだけで合格点という状況。
ちなみに、
- 単身世帯の5.4%
- 2人以上世帯の2.5%
が貯蓄ゼロ世帯です。
単身者世帯では、全体の19.3%が何かしらの借金をしています。その目的はと言うと、
- 日常の生活資金
- 旅行レジャー資金
- 耐久消費財(車など)の購入
などです。収入が足りず、ローンに頼っている人も少なくないということですね。
老後資金2,000万円足りない問題が取沙汰された影響か「老後に不安を感じる」と答えた人は、昨年より増加傾向にあります。
ざっくり8割以上の人が老後が心配だと回答しています。
- 収入は頭打ち
- 社会保険料・税金は上がるばかり
- 年金はちゃんと出るのか不安…
こういう状況ですから、仕方がないですね。超少子高齢化・人口減少という大きなトレンドは、もはや誰にも止めることができないところまできています。
こんな状況ですが、大学卒業からはや10年以上、昔から資産形成に強い関心を抱いて暮らしてきたこびと株メンバーは、ほとんど老後の心配をしていません。
80%以上の人が老後不安を抱える国で、老後の心配をしていない3つの理由
なぜ老後の心配をしていないかと言うと、理由は下記の通り。
- すでに国民年金の受給額を超える配当金があるから
- 足りなければ、稼げば良いと思ってるから
- 足りなければ、節約すれば良いだと思ってるから
順番に解説していきます。
理由①:国民年金の受給額を超える配当金があるから
2019年現在、国民年金の受給額は80万円弱ほど。現時点で、すでにこれを超えるレベルの配当金を確保できています。
以前、こういった記事を書きました。
金のタマゴを生み続ける高配当株ポートフォリオで、じぶん年金を作りましょうというテーマですね。イメージはこういう感じです。
- 22歳~40歳で、860万円分入金して高配当株を買う
- 22歳~40歳で得られた配当金312万円で高配当株を買う
- 40歳で投資ストップ。お金を使うフェーズに移行
- 40歳~65歳までに1600万円の配当金を受け取り、使う。
- 65歳以降は毎年90万円の配当金を受け取り、使う。
元本860万円から、2,000万円、3,000万円を超える配当金を受け取り続けようという皮算用です。
こびと株のメンバーは、株式投資を始めて5年以上になりますが
- 購入した高配当株をただの一度も売ったことがありませんし
- 配当金は生活を豊かにするために使っていますし
- ポートフォリオ全体で大きな含み益をキープしていますし
- しっかり増配トレンドの恩恵を受けていますし
今のところは、計画通りの投資を実践できています。
※もちろん、今後市場が荒れた時には含み損になったり、配当金が減ったりすることもあると思いますが、それを乗り越えられるようにしっかり資金管理しています。
現時点でこの状況ですから、今後さらに高配当株を増やしていけば老後の資金が足りなくなるなんてことはないだろうと思っています。むしろ、配当金はもっと増やしていく計画です。
ひたすらに、コツコツと世界中の高配当株を集めて豊かなキャッシュフローを作っていくのみですね。
※具体的な「高配当株投資の始め方・やり方」は下記記事で詳しく解説しています。
理由②:足りなければ、稼げば良いと思ってるから
老後にいくら足りなくなるか、どれぐらい準備しておけば良いかは人それぞれです。だから、一律に〇〇〇万円必要という議論は無意味です。
とはいえ、数字がないとイメージを持てないのも事実。ここでは、本当に老後に2,000万円不足(毎月5万円の赤字が発生する)すると仮定しましょう。
もし、老後までにこの2,000万円を準備できなかったらどうすればよいのか?答えはシンプルで、たった2つです。
- 月3万円稼ぐ
- 月2万円節約する
これで、毎月5万円の赤字はなくなります。つまり、老後問題は解決します。
※なんじゃそりゃと思う人もいると思いますが、これが最も確実な対応ですし、実際にそうしている人も少なくないでしょう。
現時点で、東京の最低賃金はざっくり時給1,000円ほど。月3万円稼ごうと思ったら、アルバイトで30時間働くだけで十分です。
私は2016年からサイト運営をはじめて、収益をあげています。
ずーっと会社員だけをやっていた頃はまったく実感できませんでしたが、世の中お金を得る手段はいくらでもあります。
会社を通さずにお金を稼ぐ方法を身につけていれば、定年を意識する必要もなくなります。仕事内容によっては、場所や仕事も融通がきくでしょう。
※これだけ変化の激しい世の中ですから、今稼いでいる「副業のスタイル」で稼ぎ続けられるとは限りません。しかし、同じ方法で安定して稼ぎ続けたいというのはサラリーマンの発想です。臨機応変に稼ぎ方を変えれば良いだけです。
人的資本(稼ぐ力)さえ失わなければ、大金を準備しておく必要はなくなります。
もっとも、イヤな仕事で稼げてもしょうがないので、そこは「自分に合った仕事」を持っていたいところではありますが。
理由③:足りなければ、節約すれば良いと思ってるから
- 働いてもお金が不足する
- そもそも、もうこれ以上働きたくない
こういう時は、節約すれば(支出を減らせば)解決です。
節約を解決と呼べるかどうか反論はあると思いますが、そもそも人間の欲望には際限がありません。お金が足りないという人は、たとえ1億円あっても足りないというものです。
※時々、当ブログに億に近いお金を持っている人から「将来が不安だ」と資産運用の相談が来て、ネタなのか本気なのか判断しかねることもありますw
- 欲望を上手にコントロールしてあげて
- 生活を、知恵と工夫で彩る
これだけで意外と何とかなるもんだな~と感じています。聡明な母を近くで見ているからです。
実家は、金額的に見たら「貧困世帯」と定義されるレベルの収入水準ですが、なんの不満もなく快適&幸せな生活を送っています。
ある意味において、いかに数字がアテにならないかということですね。足りる人には足りるし、足りない人にはいくらあっても足りないのです。
まとめ:老後対策はいくらでもあるけど、やっぱり配当金があると安心
まとめます。
最新の世論調査によると、80%を超える人達が老後に不安を抱えているそうです。
こういう状況ですが、こびと株メンバーはもはや老後不安を感じていません。理由は3つ。
- すでに国民年金の受給額を超える配当金があるから
- 足りなければ、稼げば良いと思ってるから
- 足りなければ、節約すれば良いだと思ってるから
こびと株の配当金収入は、本当に心強いですね。
一般に、株価よりも配当金の方が
- 将来が読みやすく
- 金額のブレも少なく安定しています
引き続き、自分の投資計画に忠実に従って、配当金を着実に増やしていきたいですね。元本をいっさい取り崩す必要がない不労所得というのは、最高です。
もし金融危機が起きたり、不測の事態で投資計画が破綻してしまったとしても、
- 自分の好きな仕事で働ければOK
- 仕事がイヤなら節約して工夫して暮らせばOK
と思っています。
結局、収入を増やして支出を減らす(=家計を黒字にする)こと以上に重要なことはありません。これさえできれば、家計は絶対に破綻しないからです。
それではまたっ!
どんどん寿命が伸びる現代「終身年金」をどれだけ増やせるかが家計の安定感に繋がります。
公的年金は、よく考えられて運営されています。破綻する可能性は著しく低いです。
年金が減る、年金が減るとはよく言われますが、あまり悲観的になりすぎなくても大丈夫です。
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