ニホンフラッシュ 2020年3月期第1四半期決算(2019年7月31日公表)
ニホンフラッシュ株式会社のこびと「ニフラ」から、2019年4月1日~2019年6月30日の業務報告が届いております。
経営成績の報告

当第1四半期 前第1四半期
売 上 高 47.8億円 38.3億円
営業利益率 9.9% 9.6%
1株純利益 25.03円 21.98円
配当予想 25円(中間)+25円(期末)
増収増益の上、営業利益率も改善しています。うれしい経営成績ですね。
過去最高売上・利益ということで、二フラくん、絶好調です。
- 業務内容の見直し
- 省力化設備の導入
- 工場レイアウト改善
- 中国新工場の本格稼働
- 中国での物流センター用倉庫の増設
といった施策も進んでおり、成長拡大や安定に向けて進捗中です。

財政状態の報告

当第1四半期末 前期末
総 資 産 254.0億円 261.7億円
1株純資産 1,520.00円 1,511.80円
自己資本比率 75.0% 72.4%
A(※)/総資産 25.2% 25.7%
※A=現金預金+有価証券+投資有価証券
どんなに経営成績が良くても、借金まみれのギリギリ経営の会社の株は、安心して保有し続けることが難しいですよね。
二フラくんの良いところは、
- 経営成績だけではなく
- 財政状態が優れている
ところ。

一方で二フラくんの課題は、キャッシュフローの改善。(特に今すぐ心配がある状態ではありません。他の項目に比べると改善を期待したくなる、というレベルです)
- 有価証券の売却による現金化は続いているものの、
- 現預金の金額が増加し、
- 懸念点だった売上債権も減少傾向にある
ようなので、2QのCF計算書を見るのが楽しみです。
今後の見通し
業績予想

相変わらず、強気の二フラくんです。
しかし通期予想に対する進捗をみてみると
- 売上:15%
- 営業利益:10%
- 経常利益:10%
- 当期利益:10%
と、なかなか厳しい様子。
成長中の二フラくんですから年度の後半に向けて段々と売上・利益が伸びていく可能性はあるものの、予想の達成(前年比20%以上の増収増益)は難しいかもしれません。

配当金について

当期の配当金の支払い能力については、何の心配もしておりません。

とはいえ、二フラくんのような成長企業の場合、キャッシュの使い道には慎重な検討が必要になります。
- 事業投資による成長拡大
- 配当等による株主還元
どちらをとるのが長期的に優れているのか、判断が難しいからです。(一般的に、成長企業では①事業投資が優先されることが多いでしょう。)
こびと株オーナーは配当金が大好きですが、こびとの成長も願っています。①事業投資と②株主還元のバランスをとりつつ、末永く活躍してくれればと思います。
それではまたっ!
(参考:ニホンフラッシュ株式会社 四半期決算短信等)
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