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エックスネット 2021年3月期第2四半期決算(2020年10月28日公表)
Xネッコより2020年4月1日~2020年9月30日の業務報告が届いております。
経営成績の報告
当第2四半期 前第2四半期
売 上 高 23.2億円 23.1億円
営業利益率 11.0% 15.0%
1株純利益 21.89円 29.68円
配当 14円(中間実績)+14円(期末予想)
ざっくり言って
- 売上は横ばい、利益は25%強の減少
- 2Q会計期間(7月~9月の3か月)は営業利益率15%だし悪くない
- でも、1Qのコロナ関連対策費用、不採算案件によるコスト増を補うのはムリだった
- 利益水準は回復したけど、期待したほどではない
という状況。
2Q業績予想の達成度は
- 売上:99%
- 営業利益:73%
- 経常利益:75%
- 当期利益:73%
で、なんとも…。
という雰囲気になってしまっています。
全体的に言えば、「コロナ禍なのに、かなり頑張っている」と言える業績だと思います。
ただ皆様、1Qの決算記事でご紹介した通り、Xネッコは社長メッセージで
まず、最初にはっきり申し上げたいのは、
当社は、日本でも有数の「コロナに負けない会社」であるということです。
こう言い切るのは、業績面と財務面でのしっかりとした裏付けがあるからです。
と言い切っています。
というのが、正直なところ。
なんとも残念なこびとちゃんです。(いえ、頑張ってると思うんですけどね。)
財政状態の報告
当第2四半期末 前期末
総 資 産 78.3億円 78.7億円
1株純資産 823.38円 815.48円
自己資本比率 86.8% 85.7%
A(※)/総資産 65.4% 66.2%
※A=現金預金+有価証券+投資有価証券+関係会社預け金
財政状態については、いつも通り安定的です。
特に気にかかる点もなく、安心して見守っていくことができます。
キャッシュ・フローの状況
当第2四半期 前第2四半期末
営業C/F 2.0億円 5.1億円
投資C/F ▲3.8億円 ▲4.3億円
財務C/F ▲1.2億円 ▲1.2億円
営業CFが、昨年比3.1億円減、半分以下になってしまっています。
内訳は、
- 営業収入の減少:1.1億円
- 外注費の増加:1.9億円
といったところ。
細かい説明はなされていませんが、BSを見る限り、前期末と比べて
- 売掛金の増加
- 仕掛品の増加
- 未払金の減少
など、キャッシュフロー的にイマイチな状況起きているのは間違いなさそうです。
今後の見通し
業績予想
- 売上:-1%
- 営業利益:-16.7%
- 経常利益:-16.2%
- 当期利益:-16.0%
2Q実績が、売上横ばい・利益は減少だったことを受けて、通期の予想も見直した形です。
と主張していますが、結局
- AMOサービスのプロジェクト延期
- SOサービス拡大を見据えたオフィス増床コスト
などを受けて、下期の営業利益率は14%程度の見込みだとか。
配当予想
修正後の予想に対する配当性向は、55%。50%程度を基準としているXネッコとしては、若干高めになる見込みです。
とはいえもちろん、配当支払いに問題がある状況ではありません。
当期のキャッシュフローがよろしくない状態にあるとはいえ、Xネッコは10億円以上の現預金を保有しています。
これに対して、年間配当28円に必要なキャッシュは2.3億円程度です。
それではまたっ!
(参考:株式会社エックスネット 四半期決算短信等)
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