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蔵王産業 2020年3月期第2四半期決算(2019年10月30日公表)
ざおうさんより2019年4月1日~2019年9月30日の業務報告が届いております。
経営成績について
当第2四半期 前第2四半期
売 上 高 33.4億円 32.7億円
営業利益率 14.2% 14.8%
1株純利益 52.87円 52.87円
配当 30円(中間)+31円(期末予想)
1Q時点で開示していた2Q業績予想と比べると
- 売上 :90%
- 営業利益:87%
- 経常利益:90%
- 最終利益:88%
ということで、達成率は9割程度に留まりました。
また、営業利益率が、少々低下しています。売上が前年比+2.1%に対して、営業利益は▲2.6%。
そういった意味では、ちょっぴり残念な2Q決算でした。
基本的に業績が安定しているざおうさんは、安心して見守れるこびと株のひとつなのです。
財政状態について
当第2四半期末 前期末
総 資 産 136.8億円 136.0億円
1株純資産 1,904.22円 1,882.94円
自己資本比率 87.2% 86.7%
A(※)/総資産 43.9% 43.9%
※A=現金預金+有価証券+投資有価証券
いつも通り健全そのものの財政状態です。
現預金で負債を全額支払ったとしても、まだ現預金が余るというとんでもない感じ。
ま、個人的には安全性の高い会社が好きなので、株主還元は現状維持レベルでもかまわないんですけどね。
キャッシュ・フローの状況
当第2四半期 前第2四半期末
営業C/F 2.4億円 4.3億円
投資C/F ▲4.1億円 ▲0.1億円
財務C/F ▲1.9億円 ▲2.1億円
昨年に比べると、
- 営業CFの減少
- 投資CFの減少
が目立ちます。
内容を見てみましょう。
①営業CFの減少は、主として、売上債権の減少額が小さくなったことによるものです。
売上債権そのものの金額は減少していますので、特に心配は不要でしょう。
②投資CFの減少は、主として有価証券・投資有価証券の取得によるものです。
資金に余裕がある会社が資金運用のために有価証券を取得するのは一般的な判断なので、こちらも特に心配は不要だと思います。
今後の見通し
業績予想
2Q予想未達にも関わらず、期末予想は維持されました。
期末予想に対する進捗は
- 売上:44%
- 営業利益:43%
- 経常利益:44%
- 当期利益:43%
ということで、現段階では「ちょっと厳しくない?」という印象です。
配当予想
ともあれ、期末の配当は問題なく維持されることと思います。
安定した業績&安定した配当。期待通りのこびと株です。
今後もこのペースでがんばっていってほしいと思います。
それではまたっ!
(参考:蔵王産業株式会社 四半期決算短信等)
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