蔵王産業 2019年3月期第2四半期決算(2018年10月30日公表)
蔵王産業株式会社のこびと「ざおうさん」から、2018年4月1日~2018年9月30日の業務報告が届いております。
経営成績について
当第2四半期 前第2四半期
売 上 高 32.7億円 34.4億円
営業利益率 14.8% 15.3%
1株純利益 52.87円 56.32円
配当 30円(中間)+31円(期末予想)
第1四半期に引き続き、減収減益のざおうさんです。第2四半期累計期間の予想も未達の業績でした。
利益率については、前年同期に比べ、微妙ながらも減少傾向が見られます。
- 営業利益率(前期15.3%、当期14.8%)
- 経常利益率(前期15.7%、当期15.4%)
- 純利益率 (前期10.2%、当期10.1%)
売上の減少と利益率の低下のダブルパンチで、減収減益というわけですね。
ちなみに、第2四半期の3か月だけをみると、売上は前年並み、利益は減少という状況です。
第1四半期に比べて減収幅・減益幅が小さくなったことは評価できますが、まだまだ油断できません。
相変わらず、減収現役の要因について、決算短信では一切説明されていません。通期の業績予想は増収増益のままです。
通期決算に向けて、あと6ヶ月、ざおうさんの健闘に期待したいと思います。
財政状態について
当第2四半期末 前期末
総 資 産 133.2億円 133.5億円
1株純資産 1,848.58円 1,827.31円
自己資本比率 87.0% 85.7%
A(※)/総資産 41.7% 41.5%
※A=現金預金+有価証券+投資有価証券
こちらも相変わらずのざおうさん。減収減益など、どこ吹く風。盤石の財政状態です。
有利子負債がほぼゼロの無借金経営、負債を全て即金で払えるほどの現預金保有、投資と配当支払を十分にまかなえる営業CF…。
この半年のふるわない経営成績からは、ゆっくり回復してもらえばOKという状況ですね。
まとめ(今後の配当について)
配当についても、特に変更はありませんでした。中間配当は予定通り30円で実施されますし、期末配当予想も31円のままです。
減収減益が少々続いたところで、当面の配当を支払う体力は、十分あります。
問題は「減収減益は一時的なものなのか、今後のトレンドになってしまうのか」という点です。
情報開示に積極的とは言えないこびとちゃんですが、じっくり見守っていきたいと思います。
それではまたっ!
(参考:蔵王産業株式会社 四半期決算短信等)
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