こんな人のための記事です。
この記事を読むと、文系大学生が営業以外で就職する方法がわかります。
この記事でお伝えする方法は
- リーマンショック後の就職氷河期に
- 文系大学生だった、こびと株.com運営メンバーが
- 営業以外の就職を実現させた
実績のあるものです。安心してお読みください。
※もちろん、営業職がダメな仕事だという意味ではありません。けれども、向き・不向きのある仕事だとは思います。向いていないと思う人は、別の仕事を選ぶのが◎!
- 文系大学生がふつうに就活すると、高確率で営業になる
- 営業は、向いていない人には辛い仕事
- 営業以外で就職したい文系大学生は「管理部門の専門職採用」を狙うべき
専門職採用を有利にする具体的な方法は
- ねらった職種について、本で調べる
- ねらった職種について、人にきく
- ねらった職種にあった資格をとる
の3つ。
プロのアドバイザーが完全無料でバックアップしてくれます。①~③の代わりになりうる、唯一の手段と言えるでしょう。
具体的には、キャリアチケットの利用がおすすめです。詳しくは以下↓の記事をご覧ください。
目次
「文系大学生は営業職しか選べない?」…半分ホントで半分ウソです
就活時期になると急に入ってきて文系大学生を不安にするウワサ「文系は営業にしか就職できない」!
このウワサ、残念ながら全くのウソというわけではありません。
もちろん、文系大学生にもいろいろな職業を選ぶチャンスはあります。「文系大学生は問答無用で営業確定!」というのは言い過ぎです。(気になる人は、文系大学生ための職業一覧をみてみてください。)
文系大学生が営業マンになる確率
世の中にはたくさんの仕事があります。けれども、文系学部出身の大学生がなんとなく就活をすると、その多くが営業職に就くことになります。
文系学生の7割強が営業になるとさえ言われるような状況だからです。(出典:DIAMOND ONLINE「文系学生の大部分がイヤでも「営業」に配属される事実を知っているか?」)
ちなみに私の就職先でも、新卒(100人程度)の配属先は以下のような状況でした。
- 研究部門配属が30人程度…おもに理系大学院卒
- 製造部門配属が5人程度…おもに高卒
- 管理部門配属が3人程度…おもに文系大学卒
- 営業部門配属が60人程度…おもに文系大学卒
文系大学生が営業以外で就職する道
さきほどの配属先をもう一度よく見てみましょう。
- 研究部門配属が30人程度…おもに理系大学院卒
- 製造部門配属が5人程度…おもに高卒
- 管理部門配属が3人程度…おもに文系大学卒
- 営業部門配属が60人程度…おもに文系大学卒
文系大学卒の配属先が、営業部門以外にもあるではありませんか!管理部門です。営業職に就きたくない文系大学生には、管理部門を狙うべきです。
「営業ってどんな仕事?」…向いてない人には辛い仕事です
仕事には、向き・不向きがあります。
- 子どもが苦手な人が、保育士をやったり
- 運転が苦手な人が、タクシードライバーをやったり
すれば、辛くなってくるのは当然です。
特に営業職は、向き・不向きのはっきりする仕事です。
- ノルマ達成へのプレッシャーからのストレス
- ムチャなお客からのストレス
- ムチャな上司からのストレス
- 社内関係者との調整によるストレス…
これらは、適性のない人が営業職についたときに、抱えやすいストレスの例です。病気になってしまう人がいるほど、深刻なストレスです。
さらに、営業は長時間労働になりがちな仕事です。営業職の2割以上が過労死ラインに達する長時間勤務に耐えているというデータもあります。
もちろん、営業も悪いことばかりではありません。
- 営業は全てのキホン
- モノやサービスを売る力は、どんな仕事にも役立つ
- 会社のこと・商品のことがわかる営業は、新卒の経験としては超重要
こういった意見もあります。
でも…
多くの就職先では、最低でも平日5日間、9時から17時まで8時間ほどを仕事に充てることが求められます。年間総労働時間は平成27年度平均で2,026時間にもなります。(出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査」)
それほどの時間をかける以上は、自分にあった仕事がいいですよね。
「営業に向かない人は、営業以外の仕事で活躍すべき。無理に合わない仕事で苦しむ必要は無い!」…これが私の考え方です。
※営業の向き・不向きについて詳しくしりたい方は、コチラ↓の記事をご覧ください。
※営業のストレスについて詳しくしりたい方は、コチラ↓の記事をご覧ください。
営業以外で就職したい文系大学生が目指すべき方向
こんな疑問に、答えます。
職種別採用をねらえ!
さきほども書いた通り、営業以外で就職したい文系大学生は、管理部門を狙うべきです。
管理部門とは、例えば
- 経営企画部
- 経理部
- 法務部
- 知的財産部
- 資材部
- 人事部
- 総務部
- 商品開発部
- マーケティング部
- IT管理部
- 広報・IR部
- 宣伝部
といった部署のことです。(管理部門の定義はいろいろありますが、ここでは少し広めにご紹介しておきます。)
「営業なんて絶対に嫌だ!」と思う人は、これらの部門の中に興味のある部門を見つけられるのではないでしょうか?本社管理部で働くなんて、なんだかカッコイイ気もしますよね!
けれどもここに、問題がひとつ。それは、管理部門への配属人数が少ないことです。
私フルーツの就職先で考えても、配属されるのは文系大学生のうち5%程度。「総合職」として採用試験を受けて、管理部門への配属を祈るだけでは、分が悪すぎます。
必ず管理部門に就職したいと思う人は、職種別採用での内定を目指しましょう。
世の中には、専門性の高い部署について職種別の採用を行っている会社があります。数は多くないので狭き門ではありますが、内定をとれば配属先確約です。
部門別採用が行われる専門職の典型は、経理部門とIT部門です。
こびと株.comメンバーは全員、大学の文系学部を卒業したあと、職種別採用枠で経理部門に就職しています。配属先確約で安心して就職ができ、専門性が身に付くので何かのときには転職もしやすいです。
事実、私が転職サイトに登録して転職活動してみたところ、簡単にオファーや内定を複数頂くことができました(20代で年収700万円オーバーのオファーとか、すごくないですか!?)。
経理はかなりおすすめの仕事です。経理のおもしろさについては、以下の記事をご覧ください。
また、IT部門でプログラマーを目指すのも、悪くない選択肢です。「文系でプログラマー!?」と思うかもしれませんが、文系でもプログラマーになるのに何の問題もありません。
実際に、文系大学卒でIT部門に就職した友人も何人かいますが、ハンデを感じる様子もなく、元気にバリバリ働いています。
プログラマーは、スキルを身に着けて働き方をえらべるようになる、かなり有望な仕事です。将来は
- 売り手市場でラクラクの転職活動(IT人材の不足は中長期的にも明らかです)
- リモートワークでノマド生活
- フリーランスで自由な暮らし
なんてことも、視野に入ってくると思います。
IT・プログラマーに興味がある人は、以下の記事↓もぜひお読みください!
経理やIT以外の部門では、法務部門などでも職種別採用を行っている会社があります。
一方、人事やマーケティングなどの職種への採用は、少しハードルがあがるかもしれません。以下のような質問への回答を考える必要があるからです。
- その会社で働いたことがないのに、その会社に必要な人材を探す採用活動にどうやって取り組むのか?
- その会社の商品をよく知らないのに、どうやってマーケティング戦略を立案するのか?
人事やマーケティングの職種別採用も無いわけではありませんが、新卒ではなかなか難しいのも事実です。
半歩前にでる戦略的行動を!
求人数そのものが少ないことです。
世間では、いわゆる「総合職採用(※)」がまだまだ一般的です。
- 職種別採用をする会社が少ない
- 各会社内の管理部門の人員数自体が少ない
これら2つの理由から求人数が少なくなり、職種別採用は激戦区になっている現状があります。
※総合職として採用されると、配属先を選ぶことができません。「就職」ではなく「就社」することになります。
激戦区を勝ち抜いて職種別採用に合格したいあなたは、無防備に就活をすすめるわけにはいきません。他の学生と差をつける、戦略的な行動が必要です。
たくさん差をつける必要はありません。たったの半歩、ほんの少しだけ前に出ることを意識しましょう。
まったり就活したかった大学生にはがっかりの情報かもしれませんね。でも、今ここでたった半歩分の努力をするかどうかが、この先何年…もしかすると何十年の生活に、決定的な影響を与えます。
ぜひ、覚悟を決めて取り組んでください。今、動きださなければ、きっと後悔します。営業に配属され、ノルマと長時間労働に苦しむ生活が始まってからでは、遅いのです。
それでは「職種別採用での内定獲得」のためにすべきことを具体的にご紹介したいと思います!
営業以外で就職したい文系大学生がとるべき具体的な行動
さて、職種別採用という激戦区を勝ち抜く具体的な方法です。
ポイントは2つ。
- 応募する職種について、よく知ること
- その職種に対する適性があることを、わかりやすくアピールすること
営業なんて嫌だ!というネガティブなパワーを、プラスに変えましょう。
「営業が嫌だから内勤を選んだ」ということに採用側が気づけば、内定は一気に遠ざかります。応募する職種に詳しくなって、「その職種で専門性を発揮しながら働いていきたいんだ」ということをアピールしてください。
まずは、とにかくその職種に関する情報を収集することです。
方法①:職種について調べる【人に会う】
OB・OG、あらゆるコネを使って、その職種に就いている人にヒアリングをしてください。これが一番確実な情報収集の方法です。
- どんなことをする職種なのか?
- 会社にどのような形で貢献しているのか?
- どういった適性が求められているのか?
- どんな人は向いていないのか?
このようなことを、とにかく聞きましょう。
管理部門の仕事は、どの企業でもだいたい似たり寄ったりです。例えば、経理や法務などは、企業Aでも企業Bでもやっていることはあまり変わりません。
ですから、第一志望の企業に勤めている人ではなくても、お目当ての職種に就いている人であればヒアリングする価値があります。
※経理について知りたいことがあれば、お気軽にご質問下さい。
方法②:職種について調べる【本を読む】
管理部門での仕事をする際に参考になりそうな書籍を紹介します。
本の中には、倍率の厳しい職種別採用枠を勝ち抜くヒントが隠されています。他の学生よりも、少しでもその職種に詳しいこと(その職種に就きたい!という熱意があること)をアピールしましょう。
ご紹介するのは、就活対策マニュアルではありません。「働き始めてから読んで役に立つ本」です。
一足早くこの手の本を読んで、その知識をベースに就活に取り組むことが、「他の学生と半歩差をつける」にはかなり有効なのです。
経理部
法務部
人事部
総務部
広報・宣伝部
何十冊も読む必要はありません。1~2冊を読み込んで、自分のやりたいこと・できることと重ね合わせながら整理していって下さい。他の学生の半歩先を歩けていれば、内定はゲットできるはずです。
方法③:職種にあった資格をとる
目指す職種への適性を一番ストレートに、わかりやすく表現する手段が資格の取得です。これが圧倒的に役立ちます。
- 資格取得にいたるだけの知識をもっていること
- 専門分野の具体的なイメージをもったうえで、その仕事をやりたいと思っていること
これらを強力にアピールできるからです。
資格の勉強には、内定をとるためだけではなく、仕事を始めてからも役に立つ知識がたくさん詰まっています。各部門の仕事の基礎になる知識です。
資格の勉強をしていくなかで、自分がその職種に向いているのかどうかが、見えてくることもあるでしょう。面接に際しても、実感をもって適性をアピールできると思います。
資格は就活の最高の切り札になります。目指す職種ときちんとマッチした良い資格を持っていれば、一発逆転のチャンスがあります。
- エントリーシートが上手く書けない人
- 面接に自信のない人
には、必須と言ってもいいかもしれません。
各部門で役に立つ資格の、具体例です。
役立つ資格 | |
---|---|
経理部 | 日商簿記検定 |
法務部 | ビジネス実務法務検定 |
人事部 | 社会保険労務士 |
知的財産部 | 知的財産管理技能検定 |
IT管理部 | ITパスポート |
資格取得のための勉強は、苦しいこともあると思います。けれど、今の頑張りが、今後数十年の仕事生活を決めるのです。
向かない仕事について苦しみ続けるり、今ほんのちょっとだけ、頑張ってみませんか。
資格の取得によって、知識とやる気の両方をアピールしましょう!
こちらの記事↓も、参考にしてみてください。
職種別採用で良い会社にめぐりあえず、結局総合職採用で就活を終えることになってしまった…そんなときでも、努力して獲得した資格はムダにはなりません。
- なんとびっくり、配属先が希望部署!
- 最初は違ったけど、数年で希望部署に異動!
- 転職して希望部署に!
ということがあり得るからです。
入社時点で管理部門を希望していたという記録は人事情報に残りますから、他の人より配属・異動の可能性は高くなるでしょう。諦めずにアピールして下さい。
また、転職市場が売り手市場のタイミングなら、「未経験・資格アリ」にもチャンスがあります。(例えば今、経理の転職市場では、第二新卒の未経験者が人気です)
営業以外で就職するための具体的な方法を3つ、ご紹介してきました。
「なんだそんなことか」と思いましたか?でも、
- ①については、やる人が少ない(OB・OG訪問のハードルが高い)
- ②については、書籍を読んだとしてもESや面接に上手くつなげられない大学生が多い
- ③については、資格なしで職種別採用を受ける大学生は必ずいる
基本的なことが、とても重要です。しっかりやって対策しましょう!
裏技:就活サービスを利用する
さて、ここまで正攻法の対策を解説してきましたが…こんな声が聞こえてきそうです。
- 自分の希望の職種に就いてる(気軽に話ができる)知り合いなんていない!
- どんな本をどれだけ読めばいいのか、やっぱり分からない!
- 資格なんてすぐには取れないし間に合わないよ!
そんな学生さんのための、最後の砦がこれ。
就活サービスの利用です。
プロのアドバイザーが、あなたの就活をバックアップしてくれます。
報酬は求人を行う企業から受け取るビジネスモデルなので、学生は完全無料で利用できます。
サポート内容が自分に合わなかったとしても、サービスの利用をストップすれば良いだけなので、学生側としては失うものは何もありません。
「営業ではなく、内勤の専門職として働きたい!」という気持ちを素直にアドバイザーに伝えて、納得のゆく就活をすすめて下さい。就活アドバイザーはプロなので、OB/OGとはフォロースキルが違います。
就活が終わった先輩の中には、「自分がいかに就活を頑張ったか?」「いかにして成功したか?」を自慢したいだけの人も少なくありません。下手に「営業が嫌なんです」なんて言おうものなら、マウントされて説教されるリスクまであります。
その点、就活アドバイザーは就職市場に詳しい第三者として客観的に、冷静にサポートしてくれるでしょう。親も友達も先輩後輩も、誰も知らないところで正直な自分を出せるのが一番のメリットです。
就活のチャンスは一度きりです。
不安な気持ちは分かりますが、ぜひ思い切って相談してみて下さい。くどいようですが、相談は無料ですし、サポート内容が自分に合わなければ利用するのをストップすればいいですから。
利用のメリットは
- 無料
- サポート内容が自分に合わなければ利用を辞めれば良い
- 親、友人、先輩後輩の知らないところで正直な自分を出して相談できる
- 第三者の客観的な視点からサポートを受けられる
- 営業職以外の新しい選択肢が見つかるかもしれない
利用のデメリットは、自分に合わないアドバイザーばかりに出会ってしまった場合に、
- モチベーションが下がる
- 時間を浪費してしまう
ということでしょうか。このような可能性があることも、認識しておいた方が良いですね。
私たちが学生の頃は、こんなに便利なサービスはありませんでした。利用しない手はないと思うので、ぜひキャリアチケットの利用登録してみてください!営業以外の職種に就くチャンスが広がることは間違いありません。
※「キャリアチケットについて、もう少し詳しくしってから利用の要否を判断したい」という人は、以下の記事↓を及びください。
「資格をとるのも本を読むのも、人に会うのもハードル高い!就活サービスを使うのさえめんどくさい!」というあなたは…あきらめて営業をやってみるのがいいと思います。
今は就活市場も売り手市場です。あなたに学歴・コミュニケーション能力があり、業種・会社・職種などを選ばなければ、内定は得られるでしょう。
- 今、就活サービスに登録したり、アドバイザーと話をしたりする手間
- 1~2年後以降数十年間、向かない職種でする苦労
①と②を比べたら、絶対に①の方がラクチンですよ!
文系大学生が営業以外で就職するための方法まとめ:専門職採用を目指そう!
- 文系大学生がふつうに就活すると、高確率で営業になる
- 営業は、向いていない人には辛い仕事
- 営業以外で就職したい文系大学生は「管理部門の専門職採用」を狙うべき
専門職採用を有利にする具体的な方法は
- ねらった職種について、本で調べる
- ねらった職種について、人にきく
- ねらった職種にあった資格をとる
の3つ。
3つとも難しい人のための裏ワザは、就活サービスを利用すること!プロのアドバイザーが完全無料でバックアップしてくれて、営業以外で内定できる可能性が高まります。
具体的には、キャリアチケットの利用がおすすめです。詳しくは以下↓の記事をご覧ください。
最後に
営業は嫌だ!
分かります。その気持ち、本当によく分かります。
一般的に、
という話があります。このことについて理解はできますし、納得もしています。
それでもなお、私は営業は嫌ですし、営業以外の仕事に就けて良かったと思っています。
私の性格は私が一番良く分かっています。就活に悩んでいるあなたも、是非周りの意見に流されないで自分に合う職種を見つけてその道を突き進んで下さい!応援しています!
出来ることがあれば力になりますので、相談があればぜひコメントを残して下さいね。
それではまたっ!
Follow @kobito_kabu