こびと株.com(@kobito_kabu)がお送りする、毎月更新の定例記事です。
※データが多すぎて記事が重いです。すみませんm(_ _”m)
抽出時期 :各月末
対象市場 :東証一部、東証二部、東証JASDAQ
配当利回り:税引き前3.75%以上(税引き後3%)※復興特別所得税は無視
目次
サマリー
2021年2月26日時点
全体指標
- 日経平均:28,966.01円(前月比+1,302.62円)
- 日経平均PBR:1.26倍
- 日経高配当株50配当利回り:4.17%(前月比-0.29%)
- 円/ドル:1$=106.58円
配当利回りが3.75%(税引き後3%)以上の企業数
全部で281社。先月より5社減少しました。
- 一部上場 :222社(前月比- 1社)
- 二部上場 : 29社(前月比+ 1社)
- JASDAQ上場 : 30社(前月比- 5社)
株価は絶好調ですが、高配当株はそれほど減っていないですね。
日経平均株価の上昇に貢献しているのは、ファーストリテイリングなど一部の超大型株だからです。
コロナショックの後の相場は
- コロナで業績UPの勝ち組
- コロナで業績Downの負け組
が二極化しています。
株高に乗れていない負け組銘柄のなかから
- 経済が正常化した時には、業績がしっかり戻りそう
- だけど、まだ業績回復期待が株価に織り込まれておらず、割安で放置されている
そんな子を拾いたいところですね。
全体感
2月の投資トピックスについては、こちらの記事で解説しています。
まとめると
- 日経平均株価は、30年半ぶりに3万円台を回復
- だけど、各種経済指標等に「好景気」の実感なし
- 米国の主要株価指数は最高値更新
- 世界中で金利が上昇しはじめ、債券価格が下落
- 高配当ETFがイイ感じ
という感じ。
金利上昇が続くなら、グングン伸びる株価はいったん落ち着きますかね。
引き続き
これが私の方針です。先月同様、「買いたいテンション」は低めです。
配当利回りランキング(東証一部上場)
- ※エクセルオンラインのデータが表示されます
- 証券コードをクリックすると、Yahooファイナンスのページに飛びます
※1 「-」は、前月ランク外であった銘柄
※2 2017年1月以降で、月末の配当利回りが3.75%を超えていた月の数
今月は、こちらのテーマで順番に解説します。
- JT減配
- 日本の高配当株の優位性
- 利回りの差
- 新規登場銘柄
①JT減配
高配当株に投資する人たちの間で、ショッキングな事件が起きました。
ひとの時を想う、「JT」の減配です。
概要はこの通り。
- 2021年12月期より、154円→130円に減配(前期比15.6%減)
- 公表時の配当利回りは、約7.2%→約6.0%にダウン
- 減配は、上場来初
- 減配の発表を受け、株価は一時10.1%安と「暴落」
JTに関しては、かねてより
という人と
という人に分かれていました(※私は後者の立場)。
減配発表後に株価が10%下落した場面があったことを考えると、投資家の間で「減配がサプライズ」だったことは明白です。
つまり、「このタイミングでの減配はないだろう」と考えていた人が多かったということ。
私のJTへの投資シナリオは
- この2~3年での減配はない
- EPSは下げ止まり、長期にわたり最低でも154円の配当金を維持し続ける
というものでした。
それが
- 早々に減配が決定され
- 配当政策まで変更されてしまった(※)
ため、投資の前提が大きく崩れたことになります。
JTの配当政策のBefore After は次の通り。
- Before:1株当たり配当金の安定的・継続的な成長
- After:配当性向75%±5%を目途に配当
要するに、「できるだけ減配せず増配させていく」という方針から「利益に連動するかたちで配当する」という方針に変更したということ。
JTへの投資にポジティブな要素は
- タバコの売上本数の減少を、値上げで相殺できる強いビジネスモデル(依存症ビジネス)
- フリーキャッシュフローを稼ぐ能力が高い(3,000億~5,000億円を継続的に稼いできた。株主への配当は年2,700億円ほどで、余裕。)
- 営業キャッシュフロー・マージンが20%超と高水準(※キャッシュを稼ぐ能力の高さを見る指標の1つで、高ければ高いほど良い)
- ROEは12%あり、合格点
- 自己資本比率は約47%、借入金の支払利息の負担はキツくなく、財務は固い
- 海外売上比率が60%超と高く、低迷する国内市場の”外”にまだ収益機会がある
- 減配と同時に発表されたリストラ(人員カット、工場閉鎖)で、将来的に年間400億円の利益上乗せ効果アリ
- 売上・利益が大きく変動しにくいディフェンシブな業界で、国が大株主なので安定経営が可能
といった感じ。
一方で、ネガティブな要素としては
- 健康重視の今の世の中で、タバコ産業自体の未来が暗め
- 加熱式タバコの市場シェアをとれておらず、海外勢に負けている(JTのプルーム・テックの国内シェアは約1割。フィリップ・モリスのアイコスは約7割)
- 医薬品事業の悪化(年250億円ほどの利益を稼いでいたのに、直近は半減するほど悪化)
- 新興国で売上を伸ばしても、為替で負けやすい運命(※)
- ESG投資の対象から除外されやすい
- 「従業員と株主で痛み分け」の判断をする経営陣(対比:意地でも減配しない株主重視の米国企業)
※ JTの海外事業は、ロシア、インドネシア、フィリピンなどで展開されています。そこでタバコを売ると「現地の通貨」が手に入りますが、これを円に換算する時に損することが多いです。
新興国通貨は通貨安になりがちだからです。
といった感じ。
実は、JTの営業利益は「為替でやられなければ」前期比プラスなんですよね。皆が思うほど「業績がボロボロだ」というワケではありません。
元々の減収・減益トレンドのせいで忘れられているかもしれませんが、コロナ影響も小さくありません。
- コロナがなくて
- 為替が良ければ
減配はなかったかもしれませんね。
※まぁ、新興国通貨は「安くなっていく」のが基本なので、そこをカバーできるぐらい売上・利益を伸ばさないとダメなんですけどね。
私は、「配当政策の変更」のように、投資の前提がひっくり返る「想定外の出来事」が起きたためJTを売却しましたが
- ポジティブ要素
- ネガティブ要素
両方をあらためてしっかり洗い出して、トータルで意思決定することをオススメします。
②日本の高配当株の優位性
JTのような「有名な高配当株」が減配とあって
という印象を持った方も多いんじゃないかなと思います。
この点、あらためて「日本の高配当株」の優位性を確認しておきましょう。
この2点は大きいですね。
- 為替リスクがない
- 税制面で有利
順番に見ていきましょう。
まず1点目ですが、日本の高配当株には「為替リスク」がありません。
私たちは、
- 日本で暮らし
- 円を使って生活していますから
日本の高配当株が産んだ配当金はそのまま使えます。
一方で、ドルやユーロ建ての資産収入を使う際には、「円」に替える必要があります。
この時、為替レートが不利だと配当金を目減りさせることになるんですね。
参考に、この10年のドル/円チャートを見てみましょう。
(出典:SBI証券)
ざっくり、1ドル80円~120円ぐらいのレンジで動いていますね。
為替が「配当利回り」に与える影響を、具体的な数字を使ってイメージできるようにしてみます。
もし仮に、
- 1ドル100円の時に
- 米国株に1,000ドル投資して
- 毎年40ドルの配当金を受け取れるようになった
と想定します(配当利回りは4.0%)。
その後、為替レートが変動することで、配当利回りはこのように変化しました。
- 1ドル80円の場合(円高のケース)
配当金40ドル×@80円=3,200円(配当利回り3.2%)
- 1ドル120円の場合(円安のケース)
配当金40ドル×@120円=4,800円(配当利回り4.8%)
ご覧の通り、もともとの投資額(円ベース)に対する配当利回りで比較すると、全く違う景色になっていますね。
もはや、投資判断に影響を与えるレベルの利回り差です。
先進国間の為替レートは比較的安定しているものの、タイミングによっては±10%ぐらい簡単に動きます。
- 配当利回り4.0%を目標にポートフォリオを組んでいたのに
- 為替のせいで配当利回り3.6%に下がってしまった
こういうことは、普通にありえる話なんですね。
良い目(円安)が出れば嬉しいけど、悪い目(円高)が出ると泣くことになります。
配当金というキャッシュフローを
- 普段の生活費・趣味費にあてたり
- 将来の年金代わりにしたいのなら
円ベースで安定していてくれた方が、計算しやすくて良いですよね。
次に2点目ですが、日本の高配当株は「税制面」で有利です。
- 日本株の配当金にかかる税金:約20%
- 外国株の配当金にかかる税金:約28%(国によりますが、米国株の場合は基本28%とられます)
※外国株の方が税率が高いのは、日本のみならず外国でも税金を徴収されてしまうからです
配当利回り4.0%の銘柄に投資した場合、税引き後の配当利回りはこんなに違います。
- 日本株の税引き後配当利回り:3.20%
- 外国株の税引き後配当利回り:2.88%
2,000万円の高配当株ポートフォリオを組んだ場合、受け取れる配当金は
- 日本株なら64.0万円
- 外国株なら57.6万円
ということで、差額は6.4万円。目に見えるわりと大きなインパクトがあります。
その通りです。その手続きを「外国税額控除」と言います。
ただ、この手続きにはデメリットがあります。
- 処理が難しい&めんどくさい
- 収入が高くないと税金が返ってこない
いずれも小さなデメリットとは言えません。
※収入が高い人の場合は、外国税を全額取り返せるので配当金の手取りが約82%になります。
手取り80%の日本株より有利になりますが、そんなに年収が高い人は少ないので、まぁ少数派でしょう。
一方で、日本株には「配当控除」という確定申告手続きがあります。
配当控除の解説をすると、それだけで記事1つ出来てしまうので、結論だけご紹介。
所得が330万円以下なら
- 所得税15%が還付される
- 住民税5%だけ納めればOK
ということで、結論、配当金の95%が手取りになります
これは、破格のメリットと言えますね。
高配当好きの人の中には、FIRE・セミリタイアを目指している人も多いです。
仕事を辞めれば、普通は収入が減ります(不動産などで資産を築いている場合は別ですが)。
- 収入が高い人が有利になる外国株
- 収入が低い人が有利になる日本株
どちらがFIREと相性が良いかは、言うまでもありません。
日本でFIREし、日本で暮らすことを前提とするならば「日本株には優位性がある」というのは制度的な事実というワケですね。
- 日本株には為替リスクがないが、外国株には為替リスクがある
- 日本株は、配当金の手取りが80%~95%(収入が低いほど有利)
- 外国株は、配当金の手取りが72%~82%(収入が高いほど有利)
極論、所得330万円以下の人が、配当利回り4.0%の日本株・米国株にそれぞれ投資した場合
- 日本株の手取りは、4.0%×95%=3.80%(配当控除を使う)
- 外国株の手取りは、4.0%×72%=2.88%(外国税額控除を使わない)
という感じで、なんと1.0%近い差がつきます。
※数字が多すぎてつらい!という人は、日本株の配当手取りはMAX95%、外国株の配当手取りは何もしないと72%。これだけ覚えておきましょう
ここに、さらに為替影響が加わるのだから、
- 表面的に見えている配当利回り(例:証券会社のサイトで見られる配当利回り)
- 為替を考慮した後の、税引き後配当利回り
では、かなり印象が違うはずです。
③利回りの差
これは、本当~にごもっともな指摘です。
- 株価がダダ下がりで
- 配当金もどんどん減配になるような
そんな株を買ったら、資産は減る一方だからです。
為替リスクや税金を嫌い、アカン投資先に金を突っ込むのは本末転倒ですよね。
制度的な優位性よりも「投資した企業の未来そのもの」の方が重要なのは言うまでもありません。
さて、以上の認識を前提にもう少し話を進めましょう。
どんな企業に投資すべきか?という個別の議論はいったんさておき、もう少し大きな目線で投資環境を見ておきたいと思います。
※この記事では
- 債券の利回り
- 株式の配当利回り
この2つの差を「利回りの差」と表現します。
「2月の経済状況まとめ記事」でも指摘した通り、現在世界中で金利が上昇し続けています。
米国では、すでに「債券の利回り」と「株式の配当利回り」が逆転しています。
- 10年国債の利回り:1.61%
- S&P500の配当利回り:1.45%
一般に、株式には債券よりも高いリスクがあります。上記のような状況だと
という人が増える傾向にあるんですね。
実際、ロイターにもこんな記事が出ています。
米国債利回りの上昇で、株式の相対的な魅力は低下している。米株式市場は25日、大幅安となった。
チェース・インベストメント・キャピタルのプレジデント、ピーター・トゥズ氏は「1%を下回っていた10年債利回りは1.5%に急上昇した」とし、株式と比較した場合の投資妙味が急に高まったと説明した。
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスのシニアアナリスト、ハワード・シルバーブラット氏は、「米国債は安全投資とみなされ、全ての株式は高配当銘柄でさえもリスクがあるとみられている」。
(出典:米10年債利回り一時1.6%、S&P500株価指数の配当利回り上回る)※赤字は筆者
一方で、我らがジャパンはどうかというと
- 10年国債の利回り:0.15%
- TOPIXの配当利回り:2.06%
という感じで、約1.9%の利回り差があります。
すでに債券利回りの方が高くなっている米国株とは異なり、日本株の場合はまだ株式の方が相対的に魅力があるということです。
日本は、まるで地べたに這いつくばる呪いでもかけられたかのように、金利が上がらないですからね。
極論、私は日本国債に4.0%の利息がつくなら、資産の大半を債券にぶっこんでその利息で暮らすことを計画します。
それができないから、わざわざリスクをとって株式に投資してるんですよね。
米国に住んでいて、ドルで暮らして
- 為替リスクもなく
- 外国税をとられることもなく
- 債券の利回りも高いのなら
喜んで米国債を選ぶということです。
資産からのキャッシュフロー(真の不労所得である配当金・利息)だけで暮らしたいならば、株に投資せざるを得ないのが現状です。
ミニまとめ
経済状況記事でもお伝えしている通り、ここ1年、先進国株式は「米国株」と「日本株」の2強状態でした。
日本経済の勢いは、30年前と比較すると確かに「凋落(ちょうらく)」しているかもしれません。
しかしそれでも、世界トップクラスの経済大国であることは変わりありません。
ファンダメンタルズが優秀な企業も多いです。
- 為替リスクがない
- 税制面で有利(特に、FIREを目指すなら相性抜群)
- 債券との比較で見ても、いまだに魅力アリ
- ここ最近、株価・配当の伸びは悪くなく、優秀な企業も多い
こういった前提があるからこそ、チマチマと個別企業を物色しているわけですね。
- しっかりとセクター(業種)を分散し、投資比率に上限を設ける(例:1つのセクターの上限は15~20%程度)
- 1銘柄への投資比率に上限を設ける(例:1銘柄への投資は最大2~3%)
ということを守れば、JT1つが減配したところで大ダメージは受けません。
あくまでも、ポートフォリオ全体で「投資目的」に適う結果がでればOKです。
現状、私の資産形成戦略・高配当株投資は「大成功」と言える結果を出しています。
JTという有名銘柄の減配により、ここまで「日本の高配当株の魅力」という名の「言い訳」を書くハメになったことを、私は一生忘れないでしょう。
- 人のときだけではなく
- 株主のときも想って欲しい
それが私の正直な気持ちです。
そうだ、京都行こう。JR、東海。
④新規登場銘柄
というわけで、今月の新規登場銘柄を見てみましょう。
ランキングに新しく入ってきた銘柄が、こちら。
優秀な企業が多い!と言ったそばからごめんなさい。
愛せません。
配当利回りランキング(東証二部上場)
- ※エクセルオンラインのデータが表示されます
- 証券コードをクリックすると、Yahooファイナンスのページに飛びます
※1 「-」は、前月ランク外であった銘柄
※2 2017年1月以降で、月末の配当利回りが3.75%を超えていた月の数
※手を抜いているわけではありません
配当利回りランキング(東証JASDAQ上場)
- ※エクセルオンラインのデータが表示されます
- 証券コードをクリックすると、Yahooファイナンスのページに飛びます
※1 「-」は、前月ランク外であった銘柄
※2 2017年1月以降で、月末の配当利回りが3.75%を超えていた月の数
新規登場銘柄が1つありますが…
※手を抜いているわけではありません
いやはや、株高により魅力的な高配当株はずいぶん減りましたね(笑)
いまのうちにMP(マネーパワー)を蓄えておきましょう。
まとめ:もしこびと株メンバーが今月から高配当株投資を始めるとしたら?
ランキングの解説は以上です。
最後に、2019年7月からシリーズ化を開始した「もしこびと株メンバーが今月から高配当株ポートフォリオを作るとしたら」というモデルを出して終わりにします。
※「私たちならこうする」という事例であって、下記銘柄への投資を推奨するものではありません。株式投資には元本割れのリスクがありますので、くれぐれも自己責任でお願い致します。
30万円で今月スタートならこんな感じにします。
※1:ピンクマーカーは、景気敏感株。
※2:待機資金は、高利回りの「中・小型株(※ディフェンシブな業種)」が出てきたら買うお金です。宝印刷やエックスネット、蔵王産業などのような会社ですね。
待機枠の資金で配当利回り4.0%ほどの株を買えれば、トータルで3.89%利回りになります。
- TOPIXの平均利回りが約2.0%
- 日本国債(10年)の利回りが約0.15%
であることを考えると、かなりの高配当ですね。
セクターの割合は、こんな感じ。
とはいえ、先月のデータと比較して頂ければ分かると思うのですが
特に、上記の表で3.75%(税引後3.0%)を切っている銘柄については「喜んで買いたい!」という水準ではありません。
個人的には、今は「キャッシュを貯める時期」かなという認識です。
※どこまで上がるか分からないので、機会損失を避けるため毎月ちょいちょい買っていく必要はあります。
日本株の高配当株投資戦略をとっている人は、つかの間の「準備期間」かなと。
なお、過去何度もおすすめしているとおり、高配当株ポートフォリオを自作するなら、SBIネオモバイル証券が優秀です。
低コストで、少額からの分散投資が可能だからです。
日本株は、投資総額1,000万円ぐらいまでの規模なら、この証券口座の方が小回りが利くと思います。
- 1株から購入できる(「超優良企業」をおこづかいレベルの金額から買える)
- 月額50万円までの投資なら、サービス利用料が固定で220円(税込)かかるが、毎月ネオモバ限定Tポイントが200pt貰える
- Tポイントを使って株が買える
※大手ネット証券を使って少額分散投資をすると、手数料負けします。
※SBIネオモバイル証券を使った高配当株投資の始め方はこちらの記事をどうぞ。
2022年9月26日、
株式会社SBIネオモバイル証券は、株式会社SBI証券と経営統合することが発表されました。
これに伴い、SBIネオモバイル証券の新規口座開設は2022年10月7日をもって受付が停止されています。
- 最大手・国内株式個人取引シェアNo.1
- 口座開設・口座維持手数料無料
- 1株から購入可能(単元未満株の売買手数料無料)
ちなみに、米国株であればHDVやSPYDといった優れたETFがあるので、これらを活用すれば個別株への投資は不要です。圧倒的にラクですね。
※HDVは表面利回りで4.0%ほどあり、まぁ妥当な水準かなという印象です。
- 日米の高配当株を中心に、よく分散された高配当株ポートフォリオを作る
- ①追加投資、②配当金再投資、③増配でひたすら配当金を増やし続ける
こうすることで、誰でも月10万円ぐらいの配当金は作れる可能性があるんじゃないかなと思っています。
※日米高配当戦略は、外国株100%と比較して
- 為替影響を低減できるし
- 働いていて収入が高いうちは「外国税額控除」で、海外の税金を取り返す
- 仕事をやめて収入が低くなったら「配当控除」で、日本の税金を取り返す
といった感じで、税金コントロールの面でもバランスが良いです。
月10万円あれば、
- 水道光熱費が払える
- 家賃が払える
- 通信費(スマホ代など)が払える
- 保険料が払える
といった感じで、独身なら固定費のほとんどを賄えるでしょう。
ちょっと働けば生きていける水準ですから、セミリタイアも視野に入ると思います。
あるいは、月10万円の配当金を趣味に使えば、相当遊び倒せるでしょう。サラリーマンのお小遣いの平均は3~4万円ぐらいですからね。
全部使い切っても「老後は安泰」ってのは良いですよね。
いずれにせよ、配当金は人生の選択肢を増やしてくれます。コツコツと配当金を増やして、生活を豊かにしていきたいですね。
それではまたっ!
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