CDS 2018年12月期第2四半期決算(2018年8月10日公表)
CDSより2018年1月1日~6月30日の業務報告が届いております。
経営成績について
当第2四半期 前第2四半期
売 上 高 43.0億円 42.0億円
営業利益率 13.2% 13.7%
1株純利益 55.04円 57.04円
配当 22円(中間)+22円(期末予想)
全体としては、増収減益の決算報告でした。
とはいえ、第1四半期に比べると、減益幅はずいぶん縮小しています。(20~21%程度→1~4%程度)
4~6月の3ヶ月間は、かなり健闘した様子です。
これが、通期の業績予想据え置き&増配の決定に結びついているのでしょう。
セグメント別にチェックすると、
- ドキュメンテーション事業:減収増益(売上 3.6%減、営業利益 1.9%増)
- エンジニアリング事業 :増収増益(売上40.2%増、営業利益43.2%増)
- 技術システム事業 :減収減益(売上 5.8%減、営業利益13.6%減)
となっています。
エンジニアリング事業だけが、圧倒的に伸びています。これは、CDSが中・長期的な戦略ビジネスとして位置づけ、業容拡大に注力しているセグメントです。
今回、決算発表と併せて、この分野の新工場建設を発表しました。
- 愛知県稲沢市(既存工場の隣)に
- ロボットビジネスを行う子会社バイナスの
- 生産能力向上のために
- 15億円をかけて
新工場を建設するという内容です。
強化するのはFA教育分野。特に、ロボット学習システム「ロボトレーナー」です。
産業用ロボットの学習教材ですね。
エンジニアリング事業は、他の2つのセグメントに比べ、まだまだ売上規模の小さいセグメントです。(全体の22%程度)
工場完成後の躍進に期待したいと思います。
財政状態について
当第2四半期末 前期末
総 資 産 74.0億円 69.5億円
1株純資産 774.80円 740.40円
自己資本比率 71.5% 72.7%
A(※)/総資産 21.7% 19.1%
※ A=現金預金
バッチリ安定した財政状態です。全く心配がありません。
キャッシュも順調に増加中。
昨年に比べて投資CFのマイナスが大きくなっていますが、きちんと営業CFの範囲に収まっています。
投資CFマイナスの主要因は、新工場建設に向けた土地取得。一時的なものですし、注力セグメントへの正常な投資と言えるでしょう。
配当金支払いを中心とする財務CFのマイナスを加味しても、全体としてキャッシュはプラス。増配も安心して喜べる資金繰りがうれしいですね!
まとめ(今後の配当について)
今回、中間配当2円+期末配当2円、計4円の増配が発表されました。
理由は、「当期の業績が順調に推移する見込みであることから」。
私フルーツ的には、簿価利回りを0.4%アップされるうれしい増配です。
増配後の年間配当44円をベースにすると、配当に必要な資金は年間3億円程度。
当第2四半期のFCF4.6億円からしても、第2四半期純利益3.7億円からしても、無理のない金額だと思います。
増収減益からの増配でも、特に不安はありません。
エンジニアリング事業を中心とした今後の業績と、さらなる増配を期待したいと思います!
それではまたっ!
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