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CDS 2019年12月期第2四半期末決算(2019年8月9日公表)
CDS株式会社のこびと「CDS」から、2019年1月1日~6月30日の業務報告が届いております。
経営成績の報告
当第2四半期 前第2四半期
売 上 高 57.0億円 43.0億円
営業利益率 13.0% 13.2%
1株純利益 68.63円 55.04円
配当 24円(中間)+24円(期末予想)
第1四半期から引き続き、業績好調なCDSくん。当第2四半期も、前期比で3割近い増収増益となりました。
減益に沈む大企業が多いなか、小回りのきくニッチ産業エースの強みを見せつけたかたちです。
売上の3割を依存する最大取引先・三菱自動車の業績は、この3ヶ月、なかなか酷い(売上4%減・営業利益86%減・経常利益マイナス・当期利益67%減)ものでした。
そんな逆風にも関わらず、大幅な増収増益を達成できたCDSくんに、こびと株オーナーはウキウキです。
CDSくんの経営成績を、もう少し細かくみてみましょう。CDS君は3つの事業を持っているのですが、それぞれの事業の調子はというと…
- ドキュメンテーション事業:1ケタ%の増収減益
- エンジニアリング事業:1ケタ%の減収増益
- 技術システム事業:2ケタ%の増収増益
ということで、技術システム事業が独走状態です。コンピュータシステムの開発・運用及び企画・コンサルティングをやっているセグメントですね。
当期のCDSくんの経営成績が、期末に出していた2Q業績予想を大幅に上回ったのは、このセグメントで機器販売の大型案件を受注できたことが大きかったのだとか。
新規顧客の開拓も進んでいるようなので、なかなか良い傾向だと思います。
一方、エンジニアリング事業については、2ケタの減収減益だった1Qから持ち直し、売上微減・利益増まで回復しました。「期ズレです!」と言っていた1Qの発表通りということですね。
エンジニアリング事業は
- 三菱自動車に頼らないセグメント
- 子会社用の新工場建設中
ということもあって、こびと株オーナーとしては期待の大きいセグメントになっています。
財政状態の報告
当第2四半期末 前期末
総資産 82.3億円 78.6億円
1株純資産 868.39円 821.62円
自己資本比率 71.9% 71.3%
A(※)/総資産 25.7% 22.0%
※ A=現金預金
1Q末時点で低下していた、自己資本比率が回復しました。そのほかの指標をみても、全体として堅調。安心な財政状態と言えるでしょう。
1Q末に激増が気がかりだった
- 受取手形及び売掛金
- 支払手形及び買掛金
- 短期借入金
は、いずれも前期末未満にまで抑えられています。
キャッシュ・フローの状況
当第2四半期 前第2四半期
営業C/F 1,017百万円 923百万円
投資C/F ▲313百万円 ▲465百万円
財務C/F ▲320百万円 ▲176百万円
キャッシュの動きも順調なようです。当2Qは3.8億円の現預金増加。
- 事業への投資
- 借入金の返済
- 配当金の支払
全てをカバーして余りある営業キャッシュフローを稼ぎだしています。実にきれいなお金の流れですね。
今後の見通し
業績予想
第2四半期決算は非常に好調でしたが、通期業績予想の変更はありませんでした。
つまり、増収・増益の幅は、
- 2Q時点:前期比+20~30%程度
- 4Q時点:前期比+2~5%程度
ということ。
配当金について
期末に行われた予想から、特に変更はありません。
中間配当は24円、予定通り支払われましたし、期末配当も24円が支払われる見込みです。
妄想をふくらます、こびと株オーナーです。
下期もCDSくんの好業績が続きますように。
それではまたっ!
(参考:CDS株式会社 四半期決算短信等)
分散が鉄則の高配当株投資。分散を徹底していれば、CDSくんのような優秀なこびと株が、他の株のポカをおぎなってくれるというわけです。大型株より、こういう中小型株の方が成績が良いんですよね…
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