こんにちは、こびと株(@kobito_kabu)です。
突然ですが、こういう人、多いんじゃないでしょうか。
会社員をやっている人なら誰でも、
- 転職したい
- 独立したい
- サイドFIRE(セミリタイア)したい
と、一度や二度は考えたことがあるのではないでしょうか。
この記事では、そんな時に「高配当株ポートフォリオ」が背中を後押ししてくれることについて解説したいと思います。
配当金の存在は、転職・独立・サイドFIREのハードルを下げるのです。
目次
高配当株が転職・独立・サイドFIREのハードルを下げる4つの理由
高配当株が「転職・独立・サイドFIRE」のハードルを下げる理由は、下記のとおり。
- 稼がなければいけない額が減る
- 生活防衛資金の要準備額が減る
- 高配当株自体が最後の保険になる
- 老後の備えにもなっている
順番に見ていきましょう。
①:稼がなければいけない額が減る
仮に、Aさんという方がいるとします。
- 30代半ば
- 独身
- 年収は450万円(手取り360万円)
- 年間の生活費は240万円
※家族持ちの方は、妻に常に扶養の範囲内で働いてもらう前提で、年収と生活費にそれぞれ100万円程度プラスして考えてみてください。
Aさんが、若いうちからコツコツと貯めてきた「1,000万円分の高配当株ポートフォリオ」を持っていたとします。年間にして約40万円の手取り配当金です。
- 転職したい!(年収が下がっても、もっとライフワークバランスのとれる仕事がしたい!)
- 独立したい!(年収が下がっても、好きなことがやりたい!)
こう考えた時に、真っ先にアタマをよぎるのは
「最低限、生活を成り立たせるためにいくら稼がなくてはならないか?」
でしょう。
- 高配当株がなければ、年間生活費を240万円稼がなくてはいけません
- 高配当株があれば、200万円あればOKです
この40万円の差がめちゃくちゃデカいのです。40万円稼ごうと思ったら、時給1,200円でも333時間も働かなくてはいけません。
配当金の分だけ、稼がなくてはならない金額が減るということは
- 仕事を選択する幅が広がる(報酬が低くても、やりたい仕事ができる)
- 仕事をしなければならない時間が減る
こういうことです。
高配当株は、まさに自分の人生を豊かにしてくれる「こびとさん」ですね。
②:生活防衛資金の要準備額が減る
生活防衛資金というのは、病気やケガ・急なリストラなどで自分が働けなくなった時のための「イザという時のお金」です。
一般に、
- 最低でも生活費6ヵ月分
- できれば生活費2年分
ぐらいが必要と言われています。
完全に無収入でシミュレーションすると、悲観的になりすぎます。上述のAさんの場合はバイトなりなんなりで最低でも年間60万円ぐらいは稼げるとしましょう。
年間生活費240万円-60万円=▲180万円
この赤字額×2年分=360万円の貯金があれば、Aさんは不測の事態が発生したとしても2年間は乗り切れるというわけです。
一方で、配当金が年間40万円ある場合には、赤字額は減少します。
年間生活費240万円-60万円-40万円=▲140万円
赤字額×2年分=280万円にまで減少しました。
高配当株ポートフォリオの他に、これだけの生活防衛資金を持っていれば、イザというときでも高配当株を売る必要なく2年間しのげるということです。
最近は、
- プログラミング
- せどり
- ウーバーイーツ
- ライター
など、必ずしも「会社員」という形で雇われなくてもお金を稼げる方法が増えています。2年間あれば、ゼロから始めてもこれらが軌道に乗るまで余裕で耐えられるでしょう。
高配当株からの配当金があればあるほど、生活防衛資金の要準備額は少なく済むのです。
転職や独立のリスクが下がることが分かりますね。
③:高配当株自体が最後の保険になる
よく分散された優良高配当株ポートフォリオは、
- 金のタマゴを産む
- 痩せないニワトリ
のようなものです。
このニワトリを売ってしまうようなことは避けたいところですが、最後の最後、どうしようもなくなったらこのニワトリ自体を売ってしまうことも可能です。
上場株というのは、流動性が高くいつでも売ることが可能です。
- 不動産
- 高級車
- アンティーク
などとは違うのです。株式なら、「急いで売りたい!」という事情を察知され、足元を見られ買い叩かれることもありません。
④:老後の備えにもなっている
高配当株ポートフォリオは、それ自体が老後の蓄えにもなります。
上記の記事で紹介したように、
- 40歳時点で元本860万円の高配当株ポートフォリオがあり
- それが年間3%増配したとすると
- 65歳時点で年間配当金は90万円弱になります
国民年金は満額で年間78万円ですから、それに匹敵する金額です。
※平均年収500万円の人が、40年間会社勤めすると、厚生年金受給額は年間約110万円になります。
公的年金の他に、高配当株などでこれだけのインカムを用意できる人は多くないでしょう。年金不安のあるこの時代に、高配当株ポートフォリオは1つの柱になり得ますね。
おまけ:配当金のありがたみを知ると、生活費は下がります
ここで、おまけです。
配当金のありがたみを知ると、生活費は下がります。
例えば、税引後3万円の配当金を得ようとすると、100万円の投資元本が必要になるわけです。100万円貯めるのって、すごく大変ですよね。
一方で、ケータイを格安SIMに替えて、月2,500円(年間30,000円)節約するというのは、めちゃくちゃ簡単です。
つまり、下記に気がつけるかどうかがポイントということ。
- 元本100万円からの配当金3万円と
- 節約による年間支出3万円カット
- これは、完全に等価
私は、100万円貯めることの大変さをよく分かっているので、絶対に無駄な支出はしません。
節約は「数百万円分の高配当株を持っているのと変わらない効果がある」ということを胸に、洗練されたミニマムライフを楽しんでいきたいところですね。
まとめ:高配当株は人生の選択肢を増やす
以上、まとめます。
高配当株ポートフォリオは、転職・独立・サイドFIREのハードルを下げてくれます。
その理由は下記の4つ。
- 稼がなければいけない額が減る
- 生活防衛資金の要準備額が減る
- 高配当株自体が最後の保険になる
- 老後の備えにもなっている
転職、独立、サイドFIRE、その目的は「より自分らしく生活する」ことに他ならないと思います。
自分らしく生活することを邪魔するのは経済的な問題、つまりお金の問題です。
- お金さえあれば、待遇など気にせず好きな職種に転職できるでしょう
- お金さえあれば、リスクなど気にせず独立起業・開業して好きな仕事ができるでしょう
- お金さえあれば、ゆるい仕事で食いつなぎつつ、余裕をもってセミリタイアできるでしょう
貯金は、使えばなくなってしまいます。
しかし、高配当株からの配当金は(それがタコ配でない限り)、元本はなくなりません。インフレにも強いですし、持続性がまったく違うのです。
高配当株(こびと株)に支えられながら、人生の選択肢を増やしてエンジョイしていきたいと思います。
それではまたっ!
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