フルーツ@小心者!です。失敗をひどく恐れる体質の私。経理ガールらしく1円レベルの間違いにも神経質になってしまうので、面接なんて嫌いだ!おそろしい!と思いながら暮らしておりました。
ところが気付けば私も転職活動中の身。面接に出向かないわけにはまいりません。当初は、緊張するし上手く話せないし間違ったこと言っちゃったら恥ずかしいし…と、激しく警戒していたわけです。
しかしながら、記念すべき第1回、とあるベンチャー企業での役員面接。これがめちゃくちゃに楽しかった。CFOサマと気軽におしゃべりできる貴重な1時間でありました。
おかげで面接への恐怖心もかなり薄まり、すっかり油断して社長面接に伺ったのでした。
ところがこの社長面接…ひどい目にあいました。(※社長さんは何もわるくありません。私が勝手に自滅しただけです。)
今日はそんな失敗の物語。よろしくお付き合いくださいませ。
転職活動体験記vol.3 ベンチャー企業の最終面接!
本日の面接
前回のCFO面接から経過すること1週間。とうとう今日は最終面接。社長さんとのおしゃべりです!ゼロから会社を立ち上げて、10年でマザーズ上場に漕ぎつけた有能な経営者。きっと面白い話が聞けるに違いありません。
しかし、お天気は暴風雨。オシャレな青山のオフィスに到着するまでに、カバンもズボンもびしょ濡れになりました。この時に私は気が付くべきだったのです。空模様は未来を暗示しているのだと…。
面接の様子
今の勤め先での仕事が終わり、ちょっと疲れた状態でやってきました、青山のオシャレオフィス。疲労と期待と緊張と、さらに暴風雨も相まって、ちょっとおかしなテンションで到着です。
通されたのは会議室。息つく間もなくノックの音。社長のお出ましです。
そして始まった面接にて、しどろもどろになり、あたふたし、黙り込み、大変心細い時間を過ごすことになったのでありました。
前回のCFO面接とは、面接官の興味の対象が大きく異なりました。ここにきちんと反応できなかったのが、私フルーツの敗因でございます。
CFOは、ベンチャー企業が企業として形を成した後に、CFOとして雇い入れられた人です。専門は、投資の評価や財務戦略。守備範囲は、財務経理や経営企画などの管理部門。
当然、経理の仕事にも詳しいです。外からベンチャー企業へ転職するときの気持ちや、転職に際して描くキャリアパスなども、過去の自分を思い出しながら語ってくれました。
CFOおじさんの興味の対象は、投資評価と財務戦略。キャリアパスだの今後の自分だのも、会話のキーワードになりました。
一方、社長はゼロから会社を創った人。社長の専門分野=会社のビジネスです。
自分の事業に愛着があって、対象にしているマーケットの話が大好き。会社を興すエネルギーがあって、これからやってみたいことがまだまだたくさんある。
というわけで、そんな社長の興味の対象はまさに事業そのもの。細かい業務のあれこれではありません。会社の事業について知らなければ、会話のキャッチボールは途切れがちになります。
心に残ったフレーズたち
大失敗の面接とはいえ、ゼロから上場企業を興したベンチャー社長と話せる時間は本当に貴重。印象に残った言葉を、書き記したいと思います。
金だ!名誉だ!欲望だ!
起業して成功するには、強い欲求とか、エネルギーとかが必要なんだなぁって妙に納得してしまった一言でした。
単純で強い欲求。エネルギー。
慎重で失敗が怖くて臆病な私には、真似などすべくもありません。しかしいつの日にか、共感できるエネルギーの持ち主を見つけて、蓄積した専門性でサポートすることができたら…きっとめちゃくちゃに楽しいだろうなぁ、と思ったのでした。
会社興して上場までさせたのに3%!?
やっぱり、ベンチャー社長はエネルギー量が格別です。スケールが違う。
「社長さんのしたいことが100%実現したとき、社会はどのくらい変えられているんだろう」と、わくわくした気持ちになる一言でした。
す、鋭い…。
そうです私フルーツ、某シーウィード先輩に「独立系証券アナリストしてのインタビュースキルを身につけるために、面接に行ってたくさんの役員と話してこい」という秘密指令を受けてやってきたのです!(※証券アナリスト2次試験は2017年6月)
「どうして起業しようと思ったのですか?」
「どうしてこの事業を立ち上げたのですか?」
「今後の展望は?競合にどうやって勝ちますか?」
「投資案件は誰が見つけてくるのですか?」
「この会社をどのくらいまで大きくしたいですか?」
…こんな感じの質問しまくってたから、バレバレだったかな。
衝撃の一言でした。
不思議ちゃん扱いされたのは、生まれて初めてです。まさか採用面接の場でこんな初体験をする羽目になろうとは…。
面接の緊張と、インタビューしなきゃという気負いと、事業内容の話ができない焦りとで、自分がいかに挙動不審になっていたかを認識させられた瞬間でした。
結果
もちろんお祈りされました。
ぐぅ。
面接時の様子から考えて当然の結果とはいえ、ちょっとばかり哀しい気持ちになったのは確かです。
あわよくば、こびと株.comメンバー全員で移籍してベンチャーの経理をすべて請け負おうと思ってたのに!残念ですが、ご縁がなかったものとあきらめ、この経験を次に活かしたいと思います。
感想・まとめ
人生、うまくいくことばかりではありません。誰しも失敗はしたくないもの。面接の場でふしぎちゃん扱いされればへこみますし、お祈りメールが届けばしょんぼりします。
けれど、経験は必ず力になります。このときの経験は、この後の転職活動にきちんと活きています。印象に残るお言葉もたくさん頂けました。
ベンチャーを起こす人のマインドに直接触れられたし、面接の経験値がアップしました。失敗しても今の生活に何の支障もないってことも、体感として理解できました。
面接を受けてみることほど、面接の練習になる事柄も無いわけです。次回は小心者レベルをちょっぴり下げて、面接に挑むことができると思います。
今回の反省は2つ。
- 相手のトーンに関わらず、焦らず落ち着いて話しましょう。
- 会社の事業に興味を持ちましょう。
学びの機会を与えてくれた、ベンチャーさんとリクナビNEXT さんに感謝!みなさまも、ぜひ面接確約オファーで小さなレベルアップを目指してください♪楽しくって勉強になって最高ですよ!
それではまたっ!
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