【経理の転職】履歴書に書く「長所/強み/自己PR」の超重要ポイント教えます【たった2つだけ】

経理マン
今、転職を考えててさ。履歴書に「長所」とか「強み」とか書く欄があるんだけどどう書けばいいのかな?…面接でも自己PRさせられるだろうし…ポイントをおさえたいなぁ

こんな悩みにお答えします。

私は、新卒で一部上場企業に入社後、経理・財務で一貫して10年以上の実務経験がある現役の経理マンです。簿記1級や証券アナリスト、TOEIC800点オーバーなどを取っているいわゆる意識高い系です(*ノωノ)

有名企業からも続々スカウトが届いており、実務経験はかなり豊富な水準にあります。

スカウト待ちで苦労しない転職活動!リクナビNEXTを利用して1年弱で獲得したプライベートオファーの数を公開します

2017.08.02

書類選考で落ちたことはないですし、実際の面接でも評価してもらえているので、履歴書のポイントはおさえられているかと。

こびと株.com管理人
というわけで、さっそくポイントを見ていきましょう

※内容としては公開会社(大企業向け)かもしれませんが、中小企業的にも重要な視点なので参考になれば。

 

【中途】経理の履歴書でおさえるべき2つのポイント

経理経験者が転職する場合、自己PRをするうえでおさえるべきポイントは2つしかありません。

  • 利益にフォーカスする
  • ガバナンス(統制)にフォーカスする

このいずれかです。なぜこれが大切なのかは、経理部のミッションを考えれば自明です。

経理部の重要ミッション
  1. 法令の要求する会計・税務資料を作成すること
  2. 経営に役立つ情報を提供すること
  3. 予算管理や原価管理等を通じてコストを最適化すること
  4. 会社財産を守ること(不正やミスを発生させない)

②と③が利益に関わること、③がガバナンスに関わることですね。これらが重要なのは、企業価値にダイレクトに影響するからです。

こびと株.com管理人
①はいわゆる財務会計(制度会計)の分野ですが、この業務は企業価値に影響を与えません

昔は財務会計ができるだけで十分喜ばれていたのですが、最近は事情が変わりつつあります。もっと付加価値を出せ!というプレッシャーを受けるようになっています。

財務会計まわりの業務ができるかどうかは、職務経歴や資格を見れば分かること

良い会社に入るためには、高倍率の選考を勝ち抜かなくてはいけないですから、やはり

  1. 利益
  2. ガバナンス

この2つにフォーカスした自己PRが必要です。

 

利益にフォーカスする

収益-費用=利益

利益をアップさせようと思ったら、

  • 収益をアップさせるか
  • 費用をダウンさせるか(コストカット)

これしか道はありません。

優秀な経理担当者は、自分の仕事が「収益アップ」に繋がるものなのか、「コストカット」に繋がるものなのかを常に意識しています。

つまり、利益にフォーカスしながら働いているということです。

✕ 決算業務を担当したことがあります
〇 決算業務を担当しつつ、報告資料を経営層が要求するフォーマットに組み替えてきました

✕ 資金運用の業務をやったことがあります
〇 運用先を変えて受取利息・配当を前期比で3.0%増やし、金融機関と交渉して支払金利は0.5%削減しました

✕ 法人税の申告業務をやったことがあります
〇 法人税の申告業務を通じて、年間200万円の節税を達成しました

例えば、こういう感じですね。

 

ガバナンス(統制)にフォーカスする

ガバナンスの強化に貢献できる人も重宝されます。会社財産(モノ・カネ)を守ることが、経理部の重要ミッションだからです。

  • マニュアル化/規程化
  • 業務フローの整備/可視化
  • 他部署への定期的な牽制

不正やミスにより、会社財産に損失を与えないようにするということですね。

〇 属人化リスクの多い業務があったため、マニュアルや規程を8種類整備しました
〇 資金決済フローをチェックしたところ、不正が起こりうるリスクを発見したので業務フローを修正しました
〇 備品の紛失が多かったため、半期毎にランダムで部署を選定し、抜き打ちで棚卸させる運用を作りました。

こんなイメージです。

分かってる経理マンが少ないので声を大にして何度も言いますが、

ガバナンスの質は企業価値に大きく影響します


(出典:税務会計情報経営サイトTabisLand

昨今、日産のカルロス・ゴーン氏の不正疑惑や、外食チェーンの「くら寿司」や「大戸屋」の従業員による不適切動画が日々取沙汰されています。こういうことが起きると

  • 業績が下落
  • 株価も下落
  • 財務体質も悪化
  • 銀行からの心象が悪化し、借入条件も悪くなる(借入額が減る、金利が上がる)

といったことが起きかねません。

ガバナンスの質は企業価値に大きな影響を与えるということをよく意識して、自己PRしていきましょう。

こびと株.com管理人
こういったことをおさえていると、ただの会計税務オタクではなく、ビジネスマンとして評価されます。

 

こんな長所が通じるのは大学生まで

上記で触れたように、重要なのは

  • 利益
  • ガバナンス

この2つの視点です。この2点に触れずして、こんな長所アピールが通じるのは大学生までと心得るべきです。

 

長所①:真面目です!

コツコツと着実に業務をこなすことができます!

こういうの、まったくアピールになりません。もともと、経理には真面目な人が多いですしね。

 

長所②:勉強熱心です!

会計も詳しいし、税法も詳しいです。日々、努力して知識をアップデートしています!

これも厳しいです。大学生や未経験者なら問題ないですが、経験者の中途採用はポテンシャル採用ではありません。

「どんなことを知っているか」よりも「何をやって貢献してきたか」を利益とガバナンスに絡めて語るべきです。

 

長所③:数字に強いです!

資料の分析が得意です!

「数字に強いから何がどうなったのか」をしっかりアピールできる必要があります。分析してそれで終わりなら、会社としては付加価値ゼロです。

  • 分析→他部署へのフィードバック→売上アップまたはコストカット成功

こんな流れを作ったのなら話は別ですが、計算が早いですとか、間違いが少ないですとか、そういう意味の「数字に強い」は魅力に乏しいです。

 

長所④:人から信頼されてます

お金を扱う経理職は信頼が命。私は人から信頼されやすい性格です。

冗談かと思うかもしれませんが、こういうことを書いてアピールする人は普通にいます。

中途採用では厳しいですね。

 

長所⑤:時間管理に厳しいです!

経理の仕事は締め切り厳守。今まで、タスクの期日を過ぎてしまったことはありません。

これも普通のことです(できてない人、いっぱいいるんですけどね)。

 

結局、『利益』か『ガバナンス』に言及できないアピールは、すべて「だから何?」という印象に落ち着いてしまうということです。

 

中途採用ならここまで自己PRしたい

結局、長所/強みの書き方はこの3つしかありません。

  1. 収益アップに貢献できることです
  2. コストカットに貢献できることです
  3. ガバナンス強化に貢献できることです

順番に見てみましょう。

 

強み:収益アップに貢献できることです

新規事業の立ち上げの際、経理の立場としてプロジェクトに参加しました。新規事業は3年目から黒字になっています。

設備投資に伴う減価償却費や、新商品販売に伴う販促費や広告費をシミューレションし、適切な投資額/投下タイミングを算定していました。

数字をマネジメントできる人材として、チームのなかで役割を果たせたと思います。

他部署と絡んで事業推進に貢献できる経理は強いです。内向きな人が多いですからね。

  • 経営管理資料の改善
  • KPIマネジメントの推進
  • 新規事業推進
  • 買収戦略の立案

こういう仕事ができる人材は付加価値が非常に高いです。とはいえ、こういう仕事につける経理担当者はごくごく少数ではないでしょうか。こういう仕事ができるのは第1階層の経理だけですしね。

経理でのキャリアアップを考える時は「階層」を意識する必要がある

2017.11.06

やはり、鉄板なのはこれから紹介する「コストカット」と「ガバナンス強化」です。

 

強み:コストカットに貢献できることです

法人税担当者として、3つの観点から節税策を提案しました。

  1. 減資を行う
  2. 配当への源泉税がなく、かつ法人税低率国の外国子会社から配当を受けるスキームを構築
  3. 税額控除制度を最大限に活用する

結果として、年間3,000万円の節税に成功しました。

原価管理担当として、原価低減を推進しました。外注化や生産拠点の統廃合により、〇〇セグメントの製品原価率を1.5ポイント改善できました。

こういうアピールができる人は強いですね。その人1人の人件費を賄えるレベルでコストカットができるなら、タダで雇えたも同然ですから。

  • 予算管理担当者として全社部署への牽制を強化。結果、前期比2%のコストカットに成功
  • 業務の効率化により、10人でやっていた業務を8人でできるようにした
  • 取引先の見直しにより、会計システム利用料を〇〇百万円削減した

数字ベースでいくらのコストカットが成功できたのか、語れるとバッチリです。

エピソードの内容次第で、「マジメそうだな」とか「問題意識が高いな」とか「コミュニケーション能力があるな」とか、そういう長所は自然と伝わります。

あえて言うことではありません。

 

強み:ガバナンス強化に貢献できることです

会社財産(モノ・カネ)の保全を強化すべく業務フローの見直し/可視化、規程作成を推進してきました。

  • モノ=棚卸資産/固定資産 → 実地棚卸や現物管理の強化
  • カネ=現預金、投資有価証券等 → 決済フローの見直し、運用ルールの明確化

また、過去に起きた不正事例を各部署長と共有し、啓蒙活動を行っています。

経理と言えば、攻めより守りのイメージですよね。リスクマネジメントや内部統制は、まさにそのイメージ通りの職務です。

1円も生まない仕事に見えますが、リスクが顕在化した時のダメージの大きさを考えれば、その価値は非常に高いと言えます。1つの不正で会社が傾くこともありますからね。

CIA(公認内部監査人)などの人気が高まっているのも頷けます。

急成長中のベンチャー企業や中小企業などは、こういう社内整備が追い付いていないのが通常なので、守りの人材は喜ばれる傾向にあります。

成熟した大企業だと、評価されにくいかもしれません。

 

自己PRを補足して『盛った感』をおさえる

利益」や「ガバナンス」にフォーカスして語れると魅力的に映りますがが、そうは言っても経理はコストセンター。地味で、ただやるしかないルーティンが存在することも事実です。

ルーティンをこなさなくてはいけないということも事実なので、それは当然責任感をもって取り組みます。

実際、経費精算や請求業務、開示書類の作成といった実務も経験してきています。

ただ、これらのルーティンをこなすだけで終わるのではなく、利益やガバナンス強化に貢献できる業務の時間を増やしていきたいと考えています。

こんな感じでフォローしておけば十分だと思います。業務の選り好みをして、ルーティンをやらない奴だと思われても面倒ですからね。

 

【経理の転職】ポイントをおさえた自己PR作成ステップ

利益とガバナンスという2つのポイントをおさえるためには、次の手順を踏めばOK

3つのステップ
  1. 業務の棚卸をする
  2. 各業務において、利益・ガバナンスの観点からどのように貢献できたかメモる
  3. ②のなかで、最もインパクトの強いものをピックアップする

この流れでOKです。

イメージ的には、こんな感じでまとめればいいでしょう。

ルーティン部分について「長所」「強み」をアピールしても勝ち抜くことは難しいです。

※とはいえ、そもそも会計・税務職は専門職ですから、ルーティンをこなせるだけでも価値があります。普通の人は簿記とか税法とか知らないですからね。だから、会社によってはルーティンをこなせるだけで十分喜ばれるところもあります。

利益やガバナンスのところで「〇」がついたところに関して、それを裏付けるエピソードを用意しましょう。そのクオリティが高ければ、勝負アリとうわけです。

こびと株.com管理人
突き詰めて考えると、シンプルですね。

※ちなみに、ぶっちゃけた話をすると、ただの雇われサラリーマンは利益とかガバナンスとか企業価値とか考えてません。

意識の高い話は、経営層や部長クラスには刺さりますが、現場マネージャークラスだと刺さらない可能性があります。

彼ら(の一部)にとっては、その人を採用することで自分が楽になるかどうかがすべてだからです。面接では、そのへんも見極める必要がありますねw

 

まとめ:利益&ガバナンスを絡めて長所/強みを自己PRできる経理は強い

結局、強みのアピールの仕方は3パターンしかありません。

この3パターン
  1. 収益アップに貢献できること
  2. コストカットに貢献できること
  3. ガバナンス強化に貢献できること

真面目さや責任感、コミュニケーション能力といった長所は、これらのエピソードを語るうえで自然と伝わります。

自分の実務経験が、どのように『利益』や『ガナバンス』に結び付いているのか、うまく説明できる人は意外に少ないので、ぜひ意識してみてください。

転職を考え中
言ってることは何となくわかったけど、実際に自分に当てはめて考えてみると難しいな~

という人は、迷わず転職エージェントを使ってください。

最近の転職市場では、転職エージェントを使わないで転職活動をしている人は少ないです。

  • 採用に精通しているエージェントからアドバイスを受けて試験に臨む人
  • そうじゃない人

どちらが有利なのかは考えるまでもありません。

最近は色々な転職エージェント会社があってどれを使って迷うところですが、経理の場合は話はカンタンです。経理専門の転職エージェントジャスネットキャリア」が圧倒的におすすめだからです。

※経理に詳しくないエージェントに、いくら経理の履歴書について相談してもムダですからね。


>>>ジャスネットキャリアに登録する

  • 利用料はもちろん無料
  • 面談を通じて、自分のレベルや相性の良い企業を客観的に評価してくれる
  • 良い転職先がなければ転職しなければ良いだけなので、ノーリスク
  • 継続的に経理業界の転職事情を入手するパイプができる
  • 利用のデメリットは、経歴の登録に10分くらいかかるのが面倒なこと

もし私たちの実際の利用体験談を見てみたい方はこちらの記事をご参照ください。

【体験談あり】ジャスネットキャリアの評判・メリットを完全網羅!年収アップしたい経理は全員登録せよ!

2018.05.23

セカンドオピニオンとしては、経理などの管理部門への転職に特化しているMS-Japanもおすすめですね。こちらも、経理マンがよく使うエージェントです。

2社登録しておくと、優良求人の取りこぼしを防げます。自分の担当エージェントの言っていることが正しいのかどうか、比較することも可能です。

こびと株.com管理人
ジャスネットキャリアMS-Japanのエージェントに履歴書チェックしてもらえば、相当質の高い履歴書ができますよ!

以上、【経理の転職】履歴書に書く「長所/強み/自己PR」の超重要ポイント教えます【たった2つだけ】 でした。

それではまたっ!

スポンサーリンク
スポンサーリンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

シーウィード

こびと株.comの管理人(役割:投資対象の選定)。お金の話と健康をこよなく愛するアラサーリーマン。一部上場企業の経理/財務部で財務諸表を作成している会計の専門家(日商1級・証券アナリスト)。40歳時点で給与以外の収入(配当/不動産/サイト運営)を月額20万円にすることを目標に活動中。187cmの大男。