高配当株を探そう!配当利回りランキング【2018年7月31日時点】

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毎月更新の定例記事です。

2018年7月31日時点の配当利回りランキング、是非ご覧くださいませ!

配当利回りランキングの作成方法

抽出時期 :各月末

対象市場 :東証一部、東証二部、東証JASDAQ

配当利回り:税引き前3.75%以上(税引き後3%)※復興特別所得税は無視

 

サマリー

2018年7月31日時点

 

全体指標

  • 日経平均:22,553.72
  • 日経平均高配当株50指数:38,380.35
  • 日経高配当株50配当利回り:3.78%(前月比-0.08%)
  • TOPIX :1,753.29
  • 円/ドル:1$=111.80円

 

配当利回りが3.75%(税引き後3%)以上の企業数

  • 一部上場   :57社(前月比+6社)
  • 二部上場   :11社(前月比±0社)
  • JASDAQ上場 :19社(前月比+2社)

 

配当利回りランキング(東証一部上場)

  • ※エクセルオンラインのデータが表示されます
  • 証券コードをクリックすると、Yahooファイナンスのページに飛びます


※1 「-」は、前月ランク外であった銘柄
※2 2017年1月以降で、月末の配当利回りが3.75%を超えていた月の数

  • 2018年2月末時点では、日経平均は22,068円で高配当株は22銘柄
  • 2018年7月末現在では、日経平均は22,553円で高配当株は56銘柄

好調な業績に伴う増配で、日経平均の水準は大して変わっていませんが、高配当株は増加傾向にあります。米国企業の高配当株と比較すると、配当性向に余裕があるのが日本株の特徴です。

配当性向は30%が正義だと思い込んでいる会社が多いからですね。

配当性向の平均値に見る、財務オンチな日本企業とイケメン米国企業の比較

2019.06.15

さて、当ブログの配当ランキングに初登場した銘柄をご紹介します。

全部で5銘柄あります。

 

[1419]タマホームは注文住宅の建設会社です。直近の売上高は1,600億弱、営業利益率は2.5%ほどです。建設会社らしく、自己資本比率は12.9%と低めの水準。キャッシュフローの動きも美しくなく、財務諸表的にはなんの魅力もありません。

景気に左右されやすい建設業の銘柄で、この利益率・自己資本比率の低さでは枕を高くして眠ることはできないですね。長期の配当金投資には不向きです。

 

[3294]イーグランドは首都圏でマンションや戸建ての再生事業を行っている会社です。直近の売上高は200億、営業利益率は6.9%ほどです。ここ最近は増収増益を繰り返しており、増配傾向にあります。

典型的な「配当性向は30%にします」という企業で、安定した増配は期待できません。財務諸表に目立った点はなく、配当金狙いという観点では、特に投資すべき理由が見当たりません。

 

[7844]マーベラスはゲームソフトの企画/制作/販売をしています。 アニメやコミック等の知的財産権を活用した幅広いコンテンツの創出/制作が得意な企業です。ここ数年の売上高レンジは200億円~300億円で、営業利益率は15%~20%と比較的高水準です。

総資産の半分がキャッシュ、自己資本比率70%超というのは、ビジネスのキャッシュ創出力の高さを示しています。キャッシュフロー計算書の動きは綺麗です。ただ、ゲーム業界は製品のライフサイクルが短いため、業績の安定感にはあまり期待できないですね。

個人的には好きなタイプの財務諸表です。調査銘柄に追加しておこうと思います。

 

[2651]ローソンはコンビニ大手です。ここ数年増収トレンドが続いており、直近の売上高は6,500億円、営業利益率は10%程度です。利益率は悪化傾向にあります。2000年以降減配していませんが、配当性向90%とだいぶキツくなってきています。

EPSを伸ばせない消耗戦を強いられている状況ですね。そこまで配当金投資に向かない企業だとは思わないですが、今この状況で仕込みたいかというと答えは明確にNoです。小売りはAmazonの存在が怖すぎますねw

 

[8214]AOKIホールディングスは紳士服の専門店です。業界では2位のポジションにつけています。売上高は2000億円弱、営業利益率は7.5%前後です。意外なことに(失礼)、ココって結構な優良企業なんですよね。

しかし、今後の日本でスーツが主力というのはやはり厳しいですね。増収減益のトレンドには歯止めがかからず、EPSは減少し続けています。安心して配当金を貰い続けられる気はしないですね。

 

高配当株が56銘柄もあると色々気になってしまいますが…

今のところ、こびと株.com目線で「検討に値すると思う銘柄」はこれだけです。※マーベラスはまだよく分からないので抜いてあります。

検討に値する高配当株
  1. JT
  2. 住友商事
  3. 丸紅
  4. 蔵王産業 ※こびと株
  5. NTTドコモ
  6. 三井物産

そして、蔵王産業以外はすべて[1489]日経高配当株50ETFの採用銘柄です。こうなると、もう1489でいいじゃんみたいな気もしますが、1489には日産SUBARUみずほFGあおぞら銀行などが入っているので、このへんをどう考えるかですね。

それにしても、大型株が多くてつまらないですね~。

 

配当利回りランキング(東証二部上場)

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※1 「-」は、前月ランク外であった銘柄
※2 2017年1月以降で、月末の配当利回りが3.75%を超えていた月の数

二部上場企業のなかには、ランキングに新登場した銘柄はありませんでした。このなかで投資したいと思える銘柄はありません。

 

配当利回りランキング(東証JASDAQ上場)

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※1 「-」は、前月ランク外であった銘柄
※2 2017年1月以降で、月末の配当利回りが3.75%を超えていた月の数

こちらも新登場の銘柄はなしです。

7月中に[8898]センチュリー21・ジャパンに投資しました。そのうちこびと株としてページを作成する予定です。久々の新しい仲間ですね。

[6889]オーデリックは検討の余地ありと思いますが、この利回りではまだ手が出せないですね。その他の銘柄にめぼしいものはありません。

 

まとめ

まだまだ高配当株のバーゲンセールというには程遠い状況です。

現在、配当利回り2%半ばをウロウロしている優良銘柄達の利回りが3.75%ぐらいになったら、まさにバーゲンセールなんでしょうけどね。その時は阿鼻叫喚になっていると思うので、ブログへのアクセスがなくなりそうですw

今後も月イチのチェックを続けていくので、ぜひお付き合いくださいね。

それではまたっ!

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ABOUTこの記事をかいた人

こびと株.comの管理人。一部上場企業での経理/財務の実務経験10年超、日商簿記1級、証券アナリスト、FP資格を有する「企業と個人のお金の専門家」。4つの財布(給与/配当/不動産/事業収入)を駆使して経済的自由を達成することを目標に奮闘中。