高配当株を探そう!配当利回りランキング【2019年9月30日時点】

こびと株.com(@kobito_kabu)がお送りする、毎月更新の定例記事です。

※データが多すぎて記事が重いです。すみませんm(_ _”m)

配当利回りランキングの作成方法

抽出時期 :各月末
対象市場 :東証一部、東証二部、東証JASDAQ
配当利回り:税引き前3.75%以上(税引き後3%)※復興特別所得税は無視

 

サマリー

2019年9月30日時点

 

全体指標

  • 日経平均:21,755.84円(前月比+1,051.47円)
  • 日経高配当株50配当利回り:4.57%(前月比-0.29%)
  • 円/ドル:1$=108.08円

 

配当利回りが3.75%(税引き後3%)以上の企業数

全部で425社。過去最高を記録した先月の512社よりは減少しました。

  • 一部上場   :310社(前月比-75社)
  • 二部上場   :  49社(前月比- 8社)
  • JASDAQ上場 :  66社(前月比- 4社)

 

全体感

以下2点、コメントしたいと思います。

全体感
  1. 日本株の割安さが若干解消された
  2. 米国市場、株も債券も不動産も何もかも上がりすぎ

 

まず、日本株について。

下記記事に示した通り、ここ最近は「日本株は割安だ」という判断をしてきました。

日本の高配当株は割安か?買い時かどうかを探る3つのデータ

2019.08.17

ところが、9月の上昇相場で日本株の割安感が若干薄れましたね(結果的には、2019年8月は絶好の買い場だったということになります。)

 

いつも値動きが弱々しい日経平均にしては珍しく、10連騰も記録しました。

中東情勢の緊迫にもかかわらず17日の日経平均株価は小幅ながら10連騰し、意外な粘り腰をみせた。

相場を支えたのは資源や金融、建設などのバリュー(割安)株。先週始まった「バリュー株の逆襲」は継続中だ。

(出典:日本経済新聞 日経平均10連騰、相場支える「バリュー株の逆襲」

 

こびと株のメンバーは、

  • タイミングを見計らって、投資をしています
  • 毎月同額を積立て続けているわけではありません

投資するときは投資する、投資しない時は投資しないというスタンスです。買い向かうタイミングは、年に数回しかありませんが、8月末はそのタイミングでしたね。

 

結果的に、新規購入銘柄はすでに+10~15%ぐらいになっています(9月の配当落ちを考慮した後でも)。

  • このぐらいの含み益を出しつつ
  • 4~5%の配当金をゲットできるのだから

高配当株投資のエントリーとしては大成功でしょう。あとは、業績を注視しながら配当金を5年10年と貰い続けるだけです。

長期的に見て元本をキープできていれば、配当だけで年利4~5%を確保できるわけですから、計算もラクですね。

 

シーさん
タイミングはいつも「結果論」でしかないけど、まぁうまくいった気がする

結局、準備が大切だなとあらためて実感しました。

良い相場が来た時に

  1. ちゃんと証券口座があって
  2. 購入資金を確保できていて
  3. 投資判断できるだけの知識・根拠を持っている

こういう状態でなければ、目の前のチャンスを掴むことはできません。すぐに過ぎてしまうからです。

口座開設して資金移動するのにも1~2週間はかかるので、チャンスに備えておきたい人は余裕のあるうちに準備しておくといいですね。

※日本の高配当株を買う場合には、①1株から買える、②取引手数料が実質無料、③Tポイントでも投資できるということで、SBIネオモバイル証券が圧倒的におすすめです。

 

◆◆◆◆◆

次に、米国市場を見てみます。私がふだんウォッチしている

  • 値動きが比較的小さく(底堅く)
  • 配当利回りの高い

投資先について見てみましょう。米国債券ファンドなどです。

 

一言で言うと「上がりすぎ」です。

 

AGG(米国総合債券)…年初来リターン 8.32%

LQD(米国投資適格社債)…年初来リターン 15.68%

PFF(米国優先株式)…年初来リターン 13.76%

ARCC(エイリス・キャピタル)…年初来リターン 20.01%

もともと昨年末の時点でそれなりに値が落ちていたとはいえ、ちょっと今年の値動きは上がりすぎな印象です。

AGG(米国総合債券)は、リーマンショックの時でさえ5%程度しか下落しないような、値動きの小さなファンドなんですよね。それなのに、今年はもう8%以上上昇している。

S&P500はいまだに好調だし、米国リートも年初来+20%以上とかなりの成績を残しています。

結局、米国はこういう状況
  1. 株高
  2. 債券高
  3. 不動産高

日本株の割安感が解消されつつあるので、米国のほうはどうかなと目を移してみたらこんな感じ。

分配金利回りも低くなっており、他の指標で見ても割安感はありません。※家族の資産運用をお手伝いしているのですが、AGGとLQDの定期積立はストップしてまいました。

 

シーさん
というわけで、またキャッシュを貯めこむモードに入りますかね。

こびと株.comメンバーの今後の方針はこんな感じです。

  1. 基本的にはキャッシュを貯めていく
  2. ファンド系は買わない(全体的に高めなので)
  3. もし割安高配当株(個別株)が見つかれば、ピンポイントで買い付ける

1~2割ぐらいの力でダラダラと相場についていく感じでしょうか。

というわけで、買える割安高配当株(日本株)がないか、今月のランキングをチェックしていきましょう。

 

配当利回りランキング(東証一部上場)

  • ※エクセルオンラインのデータが表示されます
  • 証券コードをクリックすると、Yahooファイナンスのページに飛びます

※1 「-」は、前月ランク外であった銘柄
※2 2017年1月以降で、月末の配当利回りが3.75%を超えていた月の数

 

上記のリストから私たちが「投資しても良さそうだと感じているもの」をピックアップしてみます。

下記の通り。

投資を検討しても良さそうなもの
  1. JT 6.51%
  2. インターワークス 5.86% ※下方修正発表で博打化
  3. 住友商事 5.33%
  4. 丸紅 4.88%
  5. オリックス 4.71%
  6. 三井住友フィナンシャルグループ 4.87%
  7. 三菱商事 4.72%
  8. 三菱UFJフィナンシャル・グループ 4.56%
  9. 三井物産 4.52%
  10. 蔵王産業 4.39%
  11. NTTドコモ 4.36%
  12. アマダホールディングス 4.12%
  13. 兼松エレクトロニクス 4.06%
  14. 三菱UFJリース 4.01%
  15. アビスト 3.89%
  16. KDDI 3.89%
  17. ブリヂストン 3.82%
  18. 伊藤忠商事 3.81%
  19. 第一生命 3.81% ★NEW

 

以下、利回り不足だが優良銘柄。

  1. NTT(日本電信電話) 3.67%
  2. CDS 3.52%
  3. 日本エス・エイチ・エル 3.52%
  4. 旭化成 3.31%
  5. クニミネ工業 3.19%
  6. 芙蓉総合リース 3.01%
  7. 東京センチュリー 2.64%

 

いくつか個別にコメントしたいと思います。今回の主役はこの3名。

  1. JT(日本タバコ産業)
  2. インターワークス
  3. 第一生命

以下、順番に見ていきます。

 

①JT(タバコ)

配当利回り6.51%と、高利回りですね。JTに限らず、

  • MO(アルトリアグループ)
  • PM(フィリップモリス)
  • BTI(ブリティッシュアメリカンタバコ)

など、世界中のタバコ株会社の株価がボロボロになっています。配当利回りが8%を超えているようなものもあります。

私の感覚ですが、多くのタバコ株ホルダーは含み損MAXでこれ以上買い増しをする気力・余裕はないんじゃないかなと思っています。

なぜなら、Twitter・ブログで全然話題にあがらなくなっているからだ!

 

配当利回りが5~6%ぐらいの頃は「買いだ、買いだ」と騒がれていた気がするのですが、最近あまり見かけなくなりましたね。

まさか配当利回りが7~8%を超える水準になるまで株価が下がるとは思っていなかったんじゃないでしょうか(私も思っていませんでした)。

訴訟・規制の話は枚挙に暇がありませんし、ESG投資の流れには真っ向から逆らう銘柄たちです。総悲観というにはまだ余裕がある気もしますが、もしかしたらそろそろ「本当の買い時」なのかもしれません。

シーさん
タバコセクターからのキャッシュフローは、ポートフォリオ全体の10%までと決めています。まだ買い付ける余地があるので、そろそろ買い増しするかもしれません

 

②インターワークス

9月20日に、下方修正を発表しました。

下方修正をするだろうということは分かっていたのですが、その修正がまさかの「大修正」で、ハッキリ言って想定外でした。

  • ROEが15%~25%程度と高水準
  • 自己資本比率80%と高水準
  • 実質、累進配当だった(減配せずに、現状維持か増配していく方針のこと)
  • 当初の会社見通しも(そこまで)悪くなかった
  • 四季報やアナリストレポートでの見通しも(そこまで)悪くなかった

こういう企業で、利益を88.1%も下方修正するというのははじめて見ましたね。社長交代と役員達の報酬カットも同時に発表されています。

こういうことがあるから、個別株を買うときはよく分散しておかないといけません。

 

おそらく、短期売買目的なら損切りする局面かなと思います。一方で、来季の業績回復に賭けるなら絶好の仕込みのタイミングになります。

いずれにせよ、来期予想がどっちに転ぶかで株価は大きく動くでしょう。一種の博打状態になってしまったということです。

 

長期投資の目線では、(各々が描いている投資シナリオによりますが)普通にホールドですね。財務的に屋台骨を揺るがすような事態ではありません。

無借金で、総資産の62%を現金で持っているような企業ですから、巻き返しを待つ猶予は十分にあります。財務優良銘柄への分散投資を徹底していれば、慌てる必要はまったくないですね。

シーさん
個別銘柄に投資する以上、こういう想定外の事態がおきるのはしょうがないですね。想定外が起きることが想定内なので問題ありません。

 

③第一生命

第一生命への投資を検討中です。

当ブログ・Twitterを通じて保険の相談が良くくるのですが、私の保険に対するスタンスはこうです。

  • 生命保険・医療保険が必要な人は限られている
  • 100~200万円ぐらいの貯金があって、国保・健保に入っている人は民間の医療保険は不要
  • 若い世代で片働き・子供が小さい世帯は生命保険が必須(掛け捨てでOK)

基本、保険は要らないというスタンスです。

 

これがずいぶん世間的には「人でなし」の発想のようで、保険はそんなにいらないと思いますよって論理立てて説明すると

 

もし保険に入ってなくて、何かあったらどうするんですか!

責任とってくれるんですか!(半ギレ)

 

って言われちゃうんですよね。私は聞かれたことに答えただけだが…?そういうやりとりを無限に繰り返すうちに、私は悟りを開きこう思うようになりました。

シーさん
保険を売って暮らしたい

 

私は保険は要らないですが、保険が必要な人はたくさんいるみたいです。5年後10年後に保険がなくなってるとは到底思えません。特に、日本人は保険大好きですしね。

そういう意味では、保険会社のオーナーになっておくのもアリかなと思い始めました。マージで保険好きな人多い。めちゃくちゃ多い。

※NTTドコモやKDDIの保有理由と一緒ですね。私は格安SIMを使いますが、キャリアが大好きな人たちは多いので、その人たちお金もらって、最後に私が配当金としてもらおうかなと。

 

というわけで、第一生命の財務諸表を分析中です。

特段光るところはないですが、頭打ちの国内事業はそこそこに、海外事業を上手く伸ばしているようなので印象は悪くありません。配当金の動きも綺麗です。

シーさん
要チェックや

 

東証一部はこんな感じ。8月末時点では「こぞって買い」のスタンスでしたが、割安感は若干解消されました。キャッシュを持っておいてチャンスを待ってた人は良い思いができたのではないでしょうか。

 

配当利回りランキング(東証二部上場)

  • ※エクセルオンラインのデータが表示されます
  • 証券コードをクリックすると、Yahooファイナンスのページに飛びます

※1 「-」は、前月ランク外であった銘柄
※2 2017年1月以降で、月末の配当利回りが3.75%を超えていた月の数

 

二部上場企業では、これといって投資したい企業が見当たりません。

4ヵ月前のランキングで[2393]日本ケアサプライが初登場しましたが、今回のランキングからも落ちています。おさらいしておくと、こういう企業でした。

  • 福祉用具(車いすとか)のレンタル卸の最大手
  • 時価総額約200億円
  • 大株主は三菱商事(約75%の株式を保有)
  • 配当性向はほぼ50%で減配もある
  • 長寿社会の到来にともない長期的に増収増益傾向
  • 自己資本比率66.5%
  • 売上高約170億円、営業利益20億円
  • 営業利益率12%前後
  • ROE10%超
  • リーマンショック時も余裕の黒字

ストックビジネス的なモデルで、介護需要は今後も伸び続けるでしょうから、チャンスがあれば必ずこの銘柄は拾っていきたいと思います。

 

[3597]自重堂も悪くない(無借金自己資本比率83.2%。営業利益率15%前後)ですが、なんせ単元株が高い。100株買うと70万円以上かかります。高い。

 

配当利回りランキング(東証JASDAQ上場)

  • ※エクセルオンラインのデータが表示されます
  • 証券コードをクリックすると、Yahooファイナンスのページに飛びます

※1 「-」は、前月ランク外であった銘柄
※2 2017年1月以降で、月末の配当利回りが3.75%を超えていた月の数

 

[8885]ラ・アトレという会社がはじめてランクインしてきましたが、長期の高配当株投資に向く銘柄ではありませんでした。マンション販売の不動産会社ですね。

 

上記ランキングの中でこびと株認定しているのはこの2社だけです。

  • [8898]センチュリー21ジャパン
  • [9436]沖縄セルラー

 

[4327]日本エス・エイチ・エルもこびと株認定しておりますが、ランキングからは姿を消しています。

上記企業の他は、[6889]オーデリックが気になるぐらいですかね。こちらについては投資していません。10万円なら買ってもいいけど…みたいな感じです。

※100株買うと40万円もかかるんで、そんなにはいりません。

 

まとめ:もしこびと株メンバーが今月から高配当株投資を始めるとしたら?

ランキングの解説は以上です。

最後に、2019年7月からシリーズ化を開始した「もしこびと株メンバーが今月から高配当株ポートフォリオを作るとしたら」というモデルを出して終わりにします。

※「私たちならこうする」という事例であって、下記銘柄への投資を推奨するものではありません。株式投資には元本割れのリスクがありますので、くれぐれも自己責任でお願い致します。

 

30万円で今月スタートならこんな感じにします。

これだけ分散してて4.10%の配当利回りですから、なかなかですね。

セクター(業界)の割合はこんな感じになります。

 

このポートフォリオでスタートして、

  • 毎月少しずつ割安な銘柄を買い増したり、
  • 割安になった新規銘柄を入れたりして
  • 各セクター、各銘柄への投資割合を下げつつ分散を徹底させる

という方向でやっていきます。少なくとも50銘柄ぐらいまでは増やしたい。

 

ちなみに、上記のような買い方ができるのは低コストで単元未満株投資ができるSBIネオモバイル証券だけだと思っています。

100株ずつ購入したら、500万円以上かかりますからね。

SBIネオモバイル証券には、大手ネット証券(楽天証券やSBI証券)にはないメリットがあります。

SBIネオモバイル証券のメリット
  • 1株から購入できる(NTTドコモやKDDIなどの超優良企業を3,000円前後から買える)
  • 月額50万円までの投資なら、取引手数料が200円で固定(毎月Tポイントが200貰えるので実質無料
  • Tポイントを使って株が買える

※大手ネット証券を使って少額分散投資をすると、手数料負けします。

※SBIネオモバイル証券を使った高配当株投資の始め方はこちらの記事をどうぞ。

【配当金月3万円の第一歩】SBIネオモバイル証券を使った高配当株投資の始め方を解説します

2019.08.20

日本株の優良高配当株に数百円から分散投資したいなら、SBIネオモバイル証券は良い選択肢になります。

千里の道も一歩からなので、配当金を積み上げたい人はご検討くださいまし。

 

ちなみに、米国株の場合はVYMHDVSPYDといった優良高配当ETFがあるので、日本株みたいにこんなめんどくさいことしません。外国株は楽天証券とかSBI証券で買えばOKですね。

それではまたっ!

 

参考:米国株などの外国株を購入する最適な証券口座【楽天証券】

上記で触れた

  • VYM(米国高配当株約400銘柄に分散投資)
  • HDV(米国の財務優良高配当株約70銘柄に分散投資)
  • SPYD(S&P500のうち配当利回り上位80社に分散投資)

といった超優良高配当株ETFは、楽天証券を通じて買うのがおすすめです。

 

楽天証券は、こびと株メンバーのメイン証券口座です。

楽天証券のメリット

最強クラスの利便性。

  1. 三井住友や三菱UFJなど、指定銀行でリアルタイム入金をすれば入金手数料が無料
  2. 出金手数料が無料(楽天証券が負担)
  3. 売買手数料・為替手数料が業界最安クラス(しかも楽天ポイントが1%バック)
  4. 米国株・中国株などの取扱い銘柄が圧倒的に多い
  5. サイト・専用アプリが非常に使いやすい

投資資金の移動にお金がかからず、取引にかかるコストも最小限。選べる投資先は豊富にあり、株式投資をするなら使わない理由が見当たらない証券口座です。

【メリット多数】こびと株が楽天証券を使っている3つの理由【評判GOOD】

2019.09.09

ちょっとマニアックな話になりますが、ARCC(エイリス・キャピタル※)という配当利回り8~12%の米国株には、楽天証券のライバルであるSBI証券では投資できません。

※常時10%前後の配当利回りがある、米国ではわりと有名なインカムゲイン銘柄です。金融危機に弱い銘柄ですが、2007年来のトータルリターンがS&P500より優れているという面白い商品です。

この他、中国株なども含めとにかく投資先が豊富なのが楽天証券の大きな強み。

世界中の株式に最安コストで投資したいのなら、楽天証券がベストの選択肢になります。

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ABOUTこの記事をかいた人

シーウィード

こびと株.comの管理人(役割:投資対象の選定)。お金の話と健康をこよなく愛するアラサーリーマン。一部上場企業の経理/財務部で財務諸表を作成している会計の専門家(日商1級・証券アナリスト)。40歳時点で給与以外の収入(配当/不動産/サイト運営)を月額20万円にすることを目標に活動中。187cmの大男。