こんな人のための記事です。
「どうせ働くなら、きちんとやりたいよね」といった責任感や向上心、
- 管理部門はリストラされやすいしな
- 経理はAIに置き換えられるって話もあるしな
といった不安などから
と気になっている経理部員は少なくないと思います。
この記事では、優秀な経理部員が、仕事を効率的にテキパキこなすために取り組んでいる5つの方法をご紹介していきます。
目次
優秀な経理部員が実施済みの効率化施策5選
ここでは、優秀な経理部員が取り組んでいる業務効率化の方法を5つご紹介していきます。
- 難しい
- 時間がかかる
- お金もかかる
- 部署全体で取り組む必要がある
やり方ではなく、経理部員ひとりひとりが今すぐ手を付けられる方法ばかりです。
方法①やらないことを決める
ひとつめは、やらないことを決めること。コレ無しで「優秀」と見られる経理部員になるのはかなり困難です。
日本の会社では、優秀な人には仕事が集まる傾向があります。
だから、やらないことを決めない限り、優秀な人は長時間労働のデスマーチに突入するハメになり、いずれ綻びが出て
みたいな状況を招いてしまいます。
とにかく、余分なコトはやめてしまうのが一番です。
- 習慣で作っているが、使われていない資料はないか?
- 重要性がないのに、細かすぎる業務はないか?
- 慎重すぎて、過剰なチェックはないか?
などなど、やめてもいい業務を探してみましょう。
ポイントは、
- 「やった方がいいこと」は、やらない
- 「やらなくてはならないこと」だけを、やる
という目で分類すること。
「少し効果があるし…」「どちらかと言うとあった方が…」「もしかしたら必要なときも…」みたいな発想でいると、何一つやめることはできません。
仕事を増やすのはカンタンです。でも、重要なのは仕事を減らすことの方。
一度、絶対にやらなくてはいけないことだけを残すつもりで、仕事を分類してみて下さい。
自分の業務を、
- 会社として必要
- 経理部のミッションに照らして必須
- 無いとトラブルになる
- 外すのは内部統制的にヤバすぎる
みたいなものだけに絞るのは、なかなか勇気のいることです。
でも、それこそが、優秀な経理部員になる第一歩。大事な仕事だけに集中し、成果を上げる第一歩です。
方法②帰る時間を決める
仕事を効率的にこなすのに、最も効果があるのは「帰る時間を決める」ことかなと思います。
そうは言っても、毎日毎日徹夜しているわけではないですよね。
誰でもどこかで仕事を切り上げているはずなんです。
思い切って、帰る時間を決めてしまいましょう。おすすめは定時です。
決めたら、絶対にその時間を守って下さい。
- 仕事が終わっていない
- 明日は特別な会議がある
- このメールは今日中に…
- 今日は突発の業務があったから…
- 明日の朝までに資料を…
という場合でも、例外はありません。
決めた時間に帰ろうとすれば、自然と
- 仕事の優先順位を考える
- 優先順位の低い作業を止める
- 集中力を上げる
- おしゃべりを減らす
- 効率的なやり方を編み出す
などに取り組まざるを得なくなります。
これがまさに、優秀な経理部員の働き方というわけ。
漠然と「効率化しないとな~」なんて思っていても、効率化はできません。
習慣化した仕事のスタイルは変化しませんし、新しいやり方を始める気にもなりません。
でも、「18時までに絶対に帰らねばならない!」となれば話は別です。
- 18時までに絶対にやらねばならないことは何か?
- それをなんとか18時までに終わらせる方法はないか?
を必死で考えるハメになります。
方法③作業の平準化を目指す
経理の仕事には、決算期に業務が集中するという特徴があります。
これを「決算期は忙しいから仕方ない」と考えてしまうのは、優秀な人のやり方ではありません。
ぜひ、決算期とそれ以外の時期の、業務の平準化を考えましょう。
ポイントは、決算前に「完璧な準備」をすること。
自分が担当する決算業務の全てについて、決算前夜に
と言えるようにしておきましょう。
- しっかり情報収集をする
- 計算シートを整える
- 業務に必要な知識を確認しておく
- 業務フローを効率化する
- 新しいトピックについて会計士と握る
- 早めに作業を開始できるよう、前工程の担当者とコミュニケーションをとる
といったことを、決算前にカンペキに済ませておくわけです。
方法④重要性の基準を明確にする
経理部員ならしょっちゅうお世話になる「重要性の原則」。
可能なら、この「重要性の乏しいもの」が具体的に何を指すのか、会計士と事前に取り決めgておくことをおすすめします。
例えば
みたいな話ができていれば
といった判断をしやすくなります。
ひとつひとつの事柄について、いちいち
- 上司と一緒に悩んで
- 会計士と一緒に悩んで
みたいな工程を経るのは、時間のムダ。
他人の時間もたくさん消費するので、とても”優秀”には見えなくなります。
明確な重要性の基準を共有して、「重要性の低いものはあとで上司に報告しておくだけでOK」という仕組みを作っておくことで、優秀な経理部員らしい動き方ができるわけです。
方法⑤「目の前のこと」以外に時間を投資する
- 会計基準や税法のアップデート
- 業務フローの整理
- 新しい担当業務の知識習得
- 新人・派遣さんなどの教育
- 会社トピックスの状況把握
- 他部署への啓もう活動
こういった仕事に、時間を使えていますか?
と言う場合は、要注意。優秀な経理部員の働き方とは言えません。
お気づきとは思いますが、やるべきことを後回しにすると、高い利子を払うハメになります。
- 基準改正の学習を後回しにした
→処理を間違えて、修正に時間がかかった - 新人教育を後回しにした
→新人君が辞めてしまって、採用からやり直しになった - 他部署への啓もうを後回しにした
→他部署からくる資料が間違いだらけで、お互いに二度手間が増えた
という感じですね。
「このままだと優秀な経理部員になれそうにないな…」というときに考えるべきコト
もしも上手くいかない原因が
- 全て「今まで通り」を求められる
- 生産性より、気合・根性・忙しい雰囲気が重視される
- 教育や啓もうにリソースを割かせてもらえない
- ムダな会議や連絡文書が多すぎてどうにもならない
など、「会社があなたの成長の障害になっている」ということであれば、実はそれ、かなり深刻な事態だったりします。
世の中全体として、経理は今、
- 人材不足
- 働き方改革
- システム化・AI化
- 外注化
などから、効率化→高付加価値業務への集中が求められる流れにあります。
不況期であれば、なおさらです。
そんな中で、あなたが優秀な経理部員として高付加価値業務に集中できていなければ、あなたの将来はどうなってしまうでしょう?
例えばリストラが始まったとき、会社に残れるでしょうか?
何かあったとき、転職できるでしょうか?
…残念ながら、答えは明らかですよね。
今なら
- 高付加価値業務の経験がなくても、転職先はある
- あなた自身の年齢が、これからの人生の中でいちばん若い
ので、まだチャンスがあるかもしれません。
事実を確かめるのはちょっぴり怖いものですが、リストラされてから思い知るよりはマシ。
とりあえず情報収集だけでもしてみてください。
転職エージェントと30分もWeb面談すれば、今の自分にどれくらいチャンスがあるのか、明らかになります。
具体的には、エージェント「JACリクルートメント」に相談するのが良いでしょう。
専門職を得意とするエージェントなので、経理の事情にも詳しく、他社の雰囲気も教えてもらえます。
話すだけなら何のリスクもありませんし、完全無料なのでご安心下さいね。
優秀な経理部員まとめ:今日からできることをやるべし
優秀な経理部員の働き方に興味のあるあなた。
- やらないことを決める
- 帰る時間を決める
- 作業の平準感を目指す
- 重要性の基準を明確にする
- 「目の前のこと」以外に時間を投資する
などによって、ぜひぜひステップアップに取り組んでみてください。
効率を上げ、優秀な経理部員に成長することは
- 「仕事が早い」という評価を得られる
- 残業や休日出勤を減らせる
- 転職活動のときのアピールポイントになる
- 本当の意味での仕事力が身に着く
と良いこと尽くめです。
一方で、
と感じるようなら、それは危険信号です。
自分の人材価値が低下しきってしまわないうちに、転職を検討すべきだと思います。
優秀でない経理部員なら、AIの方がマシ…そんな時代は、すぐそこまで来ています。
今すぐ脱出の準備を始めることをおすすめします。
まずは転職エージェント「JACリクルートメント」に相談してみて下さい。
現状の把握~成長できる会社の紹介まで、しっかりサポートしてくれます。
相談だけなら、ノーリスクです。お金も一切かかりません。ぜひ、手遅れにならないうちに、行動を。
それではまたっ!
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