恩株という考え方。株式の売却ルールには悩みます。

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こんにちは、シーウィード@こびとが見える経理マンです。

私の株式投資のスタイルは、「原則、売却を前提としていない」投資スタイルです。

配当が出る限り保有し続けるし、もし減配などがあったとしてもV字増配を期待して保有し続けるつもりです。

 

それでも、「売却した方が良いタイミングもあるのではないか?」と考えることもあります。

このあたりは、実は方針としては固まっていないところです。もっとも、感覚的には99.9%売却するつもりはないのですが。

高配当株のポートフォリオは、金のタマゴを産む”痩せない”ニワトリのようなものであるという記事でも触れた通り、「無配・倒産」になるような銘柄が出てきたとしても、その期の配当金で新しい銘柄を追加すればいいやと思っているので。下値のリスクは限られています。

一方、上値はどこまで行くか分からないですからね。

19〇〇年に買った株を2017年現在保有していたら〇〇億円になっていたーーー

なんて話もありますし。

 

 

恩株について

さて、恩株という考え方があります。

これは、売却益によってできたコストゼロの株式を指すそうです。

 

例えば、いまここに100万円の現金があるとします。

そのお金で、50万円@100株の株を2単位(200株)買うとします。

 

 

半年後、株価が倍になりました。

今、時価200万円の株式を保有しています。

そこで、利益確定のため100万円@100株で1単位売りました。

 

手元には、現金100万円と時価100万円の株式が残りましたとさ。

このとき、手元に残った株を恩株と呼ぶのだそうです。

 

当初の投下資金100万円は既に回収されていますから、残った株式からもたらされる経済的利益は、まるで無から有が生み出されたような錯覚をしてしまいますね。

 

恩株の考え方の優れているところ

分かりやすいところですね。

投下資金の全額を回収しつつ、手元に資産が残る。

 

投資である以上、いつか必ず何らかの形で資金を回収しなくてはなりません。

投下資金を下回る回収水準のまま投資を終えるというのは、すなわち敗北を意味しています。配当金であれ、キャピタルゲインであれ、どのような形にせよ「最低限出資額を全額回収する」というのは至上命題です。

恩株の考え方で投資をすると、過去の時点で優秀と判断した古い企業を手元に残しつつ今の時点で優秀と判断する新しい企業に再投資することができます。ある意味、投下資金の回収をトリガーとした分散投資・リバランスをしているようなものですね。

まぁ詰まるところ、優秀な乗り換え先があるかどうかがポイントです。現金で保有し続けても、配当金は入ってこないですからね。

 

雑感まとめ

幸い?私の保有株のなかで株価が倍になっているものはないので、恩株を作ることはできないのですが、もし株価が倍になるようなことがあれば、また何か思うところがあるかも知れません。

こびと株は、「購入のルール」は理論的にも経験的にも割とがっちりしていると思うのですが、「売却のルール」は理論的にも経験的にも弱いところがあります。

このあたりをしっかり勉強して、ブレない株式投資を続けていきたいと思います。

 

追記(2018年1月1日):ニホンフラッシュが恩株になっていた!

気がついたら、こびと株のニフラ君が恩株になってました。900円で300株買っていたのですが、いつの間にやら3.5倍以上の値をつけています。

100株売れば、322,500円はいってきます。300株買うのにかかったコストは270,000円ですから、これだけで簡単にモトがとれていますね。

そして、手元には200株のニホンフラッシュ株が残るというわけです。これが恩株…!

 

とはいえ、実際は売らないですけどね。売買するつもりはありません。あくまで長期保有です。

もともと値動きを気にする株式投資をしていないのですが、まさか3倍を超えるまで気が付かないとは、どれだけ株価を見てないんだって話ですねw

私のポートフォリオの中には、倍になりそうな株がまだまだあります。本当に景気が良いですね。

 

関連記事です。

恩株ができるまでの間、じっくりと高配当を得続けるためのポートフォリオ構築手順です。

大企業の保有株も、恩株状態になっている株式が結構あったりします。

 

恩株だらけのポートフォリオ、保有してみたいものですね。

それではまたっ!

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ABOUTこの記事をかいた人

こびと株.comの管理人。一部上場企業での経理/財務の実務経験10年超、日商簿記1級、証券アナリスト、FP資格を有する「企業と個人のお金の専門家」。4つの財布(給与/配当/不動産/事業収入)を駆使して経済的自由を達成することを目標に奮闘中。