こんな人のための記事です。
私自身は、もう何年も、
- インプット:月20冊程度の本を読む
- アウトプット:毎日3,000字以上文章を書く
のを基本にした生活をしています。
文字情報のインプット・アウトプットだけでもこの量なので、どちらもまぁまぁ充実している方だと思います。
最近
- アウトプットの方がインプットより何倍も重要
- アウトプットのないインプットは無駄
- インプットはアウトプットのための手段でしかない
という話をよく耳にします。
でも私は
と思うんです。
そんなわけで、この記事では、
- アウトプットのためのインプットが素晴らしい3つの理由
- アウトプットのためのインプットが致命傷になり得るたった1つの理由
について解説していきます。
目次
アウトプットのためのインプットが素晴らしい理由3つ
インプットとは、入力のこと。要するに、情報収集ですね。
本を読んだり、TVやYouTubeを見たり、講義を聞いたり…自分に情報を入力する行為を指します。
アウトプットは、その反対で、出力のこと。
文章を書いたり、プレゼンをしたり、おしゃべりをしたり、行動したり…自分が情報発信をする行為を指します。
理由①インプットの効率が上がる
アウトプットを意識すると、インプットのやり方が変わります。
- 必要な情報を
- 必要な分だけ
- 必要なカタチで
吸収するので、インプットの効率がグッと上がるわけです。
インプット「したつもり」になってしまうことが激減し、目的をもって情報を探すようになるでしょう。
理由②インプットが面白くなる
目的のないインプットは、時として退屈です。
- 何のためにやっているか分からない
- どこまでやればいいか分からない
- 自分が進歩したのか分からない
ゴールが見えず、分からないことだらけでは、なかなかモチベーションもあがりません。
例えば、同じ簿記について学ぶ場合でも…
学生時代は、どの仕訳についても全くイメージが付かず、「知らない言葉だらけで疲れる…」というのが主な感想でした。
ところが社会人になって、経理部で働くようになってから復習した際は
- ああ、仕事で使ってるワークシートはこういう意味だったのか
- あれ?こういう考え方の計算なら、会社の資料、もっと分かりやすく直せるかも
など、具体的な「知識の使い道」がイメージできます。
理由③行動するクセがつく
インプットは重要です。判断の材料になる情報がなければ、適切な行動を選択できないからです。
でも一方で、情報収集だけしてても未来は変わりません。これもまた、間違いのない事実です。
未来を変えるのは行動、つまりアウトプットの方なんです。
インプットを始める時点で、目的としてアウトプットを意識しておくと、「情報収集したら行動する」というクセがつきます。
まとめ:アウトプットのためのインプットは、メリットたっぷり
アウトプットを意識すると
- インプットの効率が上がる
- インプットが面白くなる
- 行動するクセがつく
ということでメリットたっぷり。
そうなんです。アウトプットのためのインプットは
- メリットがたくさんある
- でも1つだけ超・危険なデメリットがある
というわけで、次は「アウトプットのためのインプットが致命傷になりうるたった1つの理由」を解説していきます。
アウトプットのためのインプットが致命傷になりうるたった1つの理由
インプットをするときに「アウトプットのため」と決めてかかることは
ということでもあります。
これは確かに、効率的なやり方でしょう。
膨大な情報があふれるこの社会で、手あたり次第にインプットを重ねても、情報の海に溺れるばかり。生産性のほとんどない行為になってしまうからです。
すぐにアウトプットにつながらない情報は不要なのか?
けれども、
- すぐにアウトプットにつなげられる
- 明日の行動が変わる
- 即効性がある
こういう情報ばかり集めるのは、果たして本当に良いコトでしょうか?こういった情報だけが、自分自身にとってプラスになる情報でしょうか?
深みのあるアウトプットを出すために
- 宇宙の成り立ち
- 古代の人たちの文化
- 人間の感情の機微を描いた長編小説
- 心動かされる美術作品
こういうものに触れることは、
けれども
- 何の役に立つか分からない
- すぐには行動に反映できない
- それでも価値がある
そういうインプットは、確かに存在します。
長い目でみたとき、こういう深みのあるインプットこそが、その人のアウトプットに深みを与えるのだと、私は思います。
反対に言えば、即効性のある「浅い」インプットしかしていない人のアウトプットは、ひたすらに底が浅いモノになってしまいがちだということ。
こういう底の浅さは、一朝一夕には修正できません。
気づいたときには、そう簡単に回復できない問題を抱えることになるでしょう。
まとめ:すぐには使えないインプットも取り入れていくことが重要
近視眼的に「すぐにアウトプットできるインプット」だけを求めるのは、少々危険です。
付け焼刃の、浅いアウトプットしかできなくなってしまうからです。
まとめ:「アウトプットのためのインプット」のメリット・デメリット
「アウトプットのためのインプット」に取り組むメリットは3つ。
- インプットの効率が上がる
- インプットが面白くなる
- 行動するクセがつく
ただ、デメリットが1つ。それは、短期的にアウトプットしやすいインプットに偏ってしまうこと。
- いつ何の役に立つかはます。
- 分からない
- でも自分自身の知識や人間性に深みを当ててくれる
そういうインプットを、遠ざけてしまわないよう、注意が必要です。
私も、すぐ使えるインプット&深みのあるインプットをバランス良く取り入れていきます♪
それではまたっ!
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