この記事は、お金が貯まらない人のための記事です。
当サイト(こびと株.com)は、マネーブログ。マネーブログの運営をしていると、質問を多数頂きます。
5年以上にわたって数々の質問を見てきたせいか、最近では、質問を見ただけで
と分かってしまうことがあります。
そんなわけで、この記事では、お金が貯まらない人が思いこんでいる質問を5つ、ご紹介したいと思います。
目次
質問①値段を下げたら質も下がるよね?
答え①それは単なる思い込みです!
お金の貯まらない人の質問あるある、栄えあるパターン①はこちら。
- そんな安物でいいの?
- そこは品質にこだわって選んだら?
- よくそんなに節約できるね、心がさみしくならない?
みたいなのも同じですね。
価格を決める要素は、「質」だけではありません。
- 需要と供給のバランス
- タイミング
- マーケティング戦略
- 競合の価格設定
いろいろな点を加味した上で、企業は価格を決定しているわけです。
そもそも、「お金をかけないと良いモノが手に入らない」というのは、ひたすらに生活コストが上がる発想。
節約の本質は
- 支出額を抑えつつ
- 満足度を高めること
だと思います。
お金が貯まるおすすめ:例えば格安SIM!
自分にとって重要な「質」は確保しつつ、支出額を下げていく。
これが、お金が貯まらない人に向けた処方箋(しょほうせん)です。
具体的には、例えば通信料の節約なんかが分かりやすいかと思います。
- スマホの使用はデータ通信がメイン
- メールはフリーメールで十分
というような人は
というわけ。
データ通信を行うだけなら、スマホ利用の「質」はほとんど下がりません。(もちろんどの通信業者を選ぶかにもよりますが。)
その一方で、大手キャリア→格安SIMへ乗り換えるだけで、月数千円程度のお金を貯められるようになります。
こういうモノを積極的に活用するか否かが
- お金が貯まる人
- お金が貯まらない人
の分かれ道ということなんです。
質問②老後資金って、2000万円必要なんだよね?
答え②人によります!
こちらも、お金の貯まらない人に多いパターン。
- 結婚資金
- 教育資金
- 住宅資金
- 老後資金
など、「平均」や「ニュースで聞いた金額」、「ウワサベースの情報」をもとに
と思い込んでしまうわけです。
実際、何にいくらかかるかは、人によって違うもの。
老後のために準備するお金ひとつとっても
- 受取れる年金の額
- 求める生活レベル
- 定年後の働き方
など、かなり個人差があるはずです。
でないと、ひたすらお金の不安に追い回されるハメになります。
さらには、不安を煽ってボッタクリ商品や詐欺商品を売りつける輩(やから)のカモになってしまうかもしれません。
お金が貯まるおすすめ:まずは家計簿チェックから
「自分のケースでは、いくら必要なのか?」
これが分からない人は、家計簿をつけることから始めるべきです。
そんなの面倒?
もう10回は挫折してる?
大丈夫です。今は、半自動で家計簿をつけることができる便利なアプリがあります。
質問③〇割引きだから、今買わなきゃソンだよね?
答え③場合によります!
割引でモノを買うことは、オトクなケースもたくさんありますが、同じくらい「かえって損」なケースもあります。
- だっていつもより安いから
- 買わないとソンな気がしたから
- モトが高いなら品質がいいかもって思ったから
という理由で、実はそんなに欲しくないモノ・実は別に必要じゃないモノを買っているあなた。
お金が貯まるおすすめ:買っているのか?買わされているのか?チェック
惑わされないためには、まず
- 割引の有無でも
- 割引率でも
- 割引額でもなく
「結局いくらなのか?」に注目して下さい。
そして、ソレが「本当に欲しいモノ・必要なモノなのか?」をもう一度考えてみて下さい。
大事なのは、自分自身できちんと選び取ること。
- 自分の意思で買っているのと
- 企業にノセられて買わされているのとでは
大違いです。
質問④賢い投資先ってどこ?
答え④目的によります!
証券アナリストという資格があります。
- 証券投資の分野において、
- 高度の専門知識と分析技術を応用し、
- 各種情報の分析と投資価値の評価を行い、
- 投資助言や投資管理サービスを提供する
プロフェッショナル
(日本証券アナリスト協会「証券アナリストとは」より抜粋。改行等は筆者)
とされています。
要するに、投資に関するアドバイスをしたり、人の資産を預かって運用したりするプロというわけ。
「証券アナリスト職業行為規準」には、
投資に関する情報提供したり、アドバイスしたり、人の資産を預かったりするときは、お客さんの
- 財務状況
- 投資経験
- 投資目的
を確認しないとダメですよ!ちゃんとお客さんの状況やニーズに合わせてね!
というようなことが書かれています。
何が言いたいかというと。
あなたの状況・ニーズ・経験・目的がわからない限り
ということ。
誰にでも当てはまる投資の正解なんて、存在しないんです。
お金が貯まるおすすめ:「ラク」を求めない
- 誰でもできる
- 手間がかからない
- 必ず儲かる
こういう方法を求めて、「ラクな道」を進もうとすると、かえって遠回り・大損害ということになりかねません。
学問に王道なし。
お金を貯める道にも王道なし。
質問⑤私の場合は、どうすればいいと思う?
答え⑤一番良い答えを出せるのは、あなただけ!
お金に関する判断を、人任せにしてはいけません。
- あなたのお財布事情を
- あなたの価値観を
- あなたの健康状態を
- あなたの就業状況を
あなたより、よく知っている人はいません。
また、あなたに対して、あなた自身より親身になってくれる人もいないはずです。
お金が貯まるおすすめ:自分で学んで、自分で試そう
気持ちは分かります。
でも、最後は、自分で決められるようになるしかないんです。
少しずつ、自分で学びましょう。少しずつ、自分で試してみましょう。
そうやって、自分で判断できる力を身に着けることだけが、唯一、「自分の場合はどうすればいいか?」という問いに対する正しい答えにたどり着く道なのです。
とはいえ、
- 答えを出すための考え方
- 一般的な回答
- 必要な基礎知識
などは、多くの人に共通しています。
まとめ:退屈な真理を受け入れよう
- 思い込みを避けてね!
- 人によるよ!
- 場合によるよ!
- 目的によるよ!
- あなた自身にしか分かりません!
こういう回答って、「つまらない」ですよね。
こう言いたくなって当然かな、と思うほど、退屈です。
お金が貯まらない人は、
- ヒミツの近道
- お金持ちだけが知ってる正解
- 我慢も努力も要らない素敵プラン
こういうものが「きっとある!」と、心のどこかで信じてしまっているのだと思います。
でも、お金が貯まる人は知っています。
- 自分の頭で考えて
- 自分の価値観を磨き上げて
- 一生懸命、学んで
- 失敗しながら、行動して
それではじめて、「ラクラクお金が貯まる家計」「資産〇千万円!」みたいな結果が手に入るのだと。
ちなみに、お金持ちになりたいなら
- 簿記
- FP
この2つの資格は学んでおいた方がいいと思っています。
今やどちらもとってもメジャーな資格なので、良質な学習方法も確立されています。
ある意味では資格取得の為に勉強することが、お金持ちへの「ヒミツの近道」と言ってしまっても過言ではないかも。
それではまたっ!
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