ニホンフラッシュ 2021年3月期第2四半期決算(2020年10月30日公表)
ニホンフラッシュ株式会社のこびと「ニフラ」から、2020年4月1日~2020年9月30日の業務報告が届いております。
経営成績の報告
当第2四半期 前第2四半期
売 上 高 109.3億円 122.8億円
営業利益率 12.1% 11.6%
1株純利益 42.67円 42.90円
コロナの影響が大きく出た1Q決算(前期比売上22%減、営業利益61%減)に比べ、2Qは明らかな回復が見られます。
前期比売上11%減、営業利益7%減、最終利益では、ほぼトントンまで回復しました。
- 国内住宅市場の需要落ち込みは現在も続いている
- 中国南西地域の水害で工事中断、製品出荷不可
- 円高影響で中国財務諸表の円換算額にマイナス影響
と、苦しい状況が続いていますが、
- 国内:非住宅部門の拡販、WEB面談による営業、QCDの向上
- 中国:水害が落ち着いた後は工場フル稼働、新規取引先の獲得にも注力
などで、この業績まで持ち直した様子。
財政状態の報告
当第2四半期末 前期末
総 資 産 313.5億円 304.0億円
1株純資産 851.09円 839.28円
自己資本比率 72.6% 69.2%
A(※)/総資産 21.7% 24.7%
※A=現金預金+有価証券+投資有価証券
財政状態も、相変わらず安定的で安心です。
あえて不安点を探すなら、
- 受取手形及び売掛金:+7.3億円
- 製品及び商品:+4.6億円
- 原材料及び貯蔵品:+2.0億円
といった、キャッシュフローの悪化要因がみられること。
そしてそれを、短期借入金(前期比+13.7億円)で賄っている…ようにも見えること。
※二フラくんは2Qのキャッシュフロー計算書を、四半期決算短信では開示していません。キャッシュフローの状況をチェックするには、第2四半期報告書の提出を待つ必要があります。
今後の見通し
業績予想
二フラくん、予想に対する進捗は
- 売上:34%
- 営業利益:28%
- 経常利益:32%
- 当期利益:32%
と、3割程度です。
12ヶ月のうち6か月が過ぎたのに、進捗は3割。
「きびしくない?」と言いたくなる状況ですが、昨年も2Q時点での進捗は30~40%程度。それでもしっかり業績予想を達成してくれました。
配当金について
2Q時点の1株あたり純利益(43円)でも賄えるレベルの年間配当額(28円)なので、減配の心配はしていません。
業績予想が達成されれば、配当性向は21%。
それではまたっ!
(参考:ニホンフラッシュ株式会社 四半期決算短信等)
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