CDS 2018年12月期第3四半期決算(2018年11月9日公表)
CDS株式会社のこびと「CDS」から、2018年1月1日~2018年9月30日の業務報告が届いております。
経営成績の報告
当第3四半期 前第3四半期
売 上 高 65.0億円 62.6億円
営業利益率 13.5% 13.0%
1株純利益 83.67円 75.55円
配当 22円(中間)+22円(期末予想)
CDSくん、上期の減益を挽回です。3Q累計期間では、増収増益の決算を発表してくれました。
通期予想に対する進捗も、売上72%、営業利益・経常利益74%、純利益77%と、まぁまぁの様子。期末には、ほぼほぼ予定通りの業績を報告してくれるのではないでしょうか。
セグメント別にチェックすると、
- ドキュメンテーション事業:減収増益(売上 1.5%減、営業利益8.3%増)
- エンジニアリング事業 :増収増益(売上15.8%増、営業利益4.1%増)
- 技術システム事業 :増収増益(売上 2.9%増、営業利益9.0%増)
となっています。
第2四半期と比べると、技術システム事業の変化が著しいですね。減収減益→増収増益に転じました。
自動車メーカーの開発部門などの使う技術系システム(CAD/CAE/BOM等)の開発や、運用受託を行っているセグメントです。
また、同時に、CDSくんが売上の約30%を依存する三菱自動車工業㈱との関連が特に深いセグメントでもあります。
当期は
- 三菱自動車工業㈱の業績が好調(2ケタの増収増益)ですし、
- 年間の基本的業務発注量を定めた同社との契約が活きています。
このセグメントが増収増益なのも納得ですね。
問題は来期以降。①自動車業界自体の先行きが不透明ですし、②契約期間も満了します。リスクの高いセグメントと言わざるを得ません。
CDSくんの打ち手に期待したいと思います。
エンジニアリング事業だけが、圧倒的に伸びています。これは、CDSが中・長期的な戦略ビジネスとして位置づけ、業容拡大に注力しているセグメントです。
財政状態の報告
当第3四半期末 前期末
総 資 産 75.3億円 69.5億円
1株純資産 781.51円 740.40円
自己資本比率 70.8% 72.7%
A(※)/総資産 20.4% 19.1%
※ A=現金預金
相変わらず、財政状態には文句のつけようがありません。健全なこびとちゃんです。
この調子でがんばってほしいと思います。
まとめ(今後の配当について)
配当については、第2四半期末の増配予想から変更なし。年間配当44円の見込みです。間違いなく配当されることと思われます。
CDSくんにとっては、特に背伸びした配当水準ではありませんので、全く心配していません。
第3四半期決算で、予定通り増収増益路線にのりましたし、ますます今後に期待していきたいと思います。
それではまたっ!
(参考:CDS株式会社 四半期決算短信等)
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